ドコモ・ヘルスケアは6日、健康プラットフォームのポータルサイト「WM(わたしムーヴ)」を4月1日より提供開始すると発表した。わたしムーヴはNTTドコモの「docomo Healthcare」とオムロンヘルスケアの「ウェルネスリンク」を融合したサービス。利用者はスマートフォンなどの携帯電話と健康機器を連携させることで、個人的な健康データをクラウド上で統括的に管理でき、また最適なアドバイスを得られるようになる。同日、都内で記者説明会が開催された。

ドコモ・ヘルスケア 新事業/ 新サービス記者発表会。ゲストとして藤本美貴さんとハリセンボンの近藤春菜さん、箕輪はるかさんが招かれた

わたしムーヴの概要

ドコモ・ヘルスケアは、NTTドコモとオムロンヘルスケアの共同出資により設立された会社。説明会に登壇したドコモ・ヘルスケア代表取締役社長の竹林一氏は、「健康を核にした一人ひとりのスマートライフを実現すること」が同社のミッションであると説明した。わたしムーヴ ポータルサイト(http://watashi-move.jp)はマルチキャリアに対応しており、他社の携帯電話からもアクセスできる。利用料金は無料(「ウェルネスリンク プレミアムコース」のみ月額315円)。

8306、8320登壇するドコモ・ヘルスケアの竹林一氏。同社では、わたしムーヴのユーザーへ健康を軸にしたライフスタイルを提案していく

ユーザーは、オムロンの提供する血圧計/体重体組成計/歩数計/活動量計/ジョギング計/婦人体温計/ねむり時間計/睡眠計などの測定機器で得たデータを、わたしムーヴにアップロードして活用する。わたしムーヴでは、女性向け/ダイエット/睡眠がわかる/運動/からだがわかる/血圧管理の6ジャンル16コンテンツにわたるサービスを利用可能。パーソナルな測定データを利用することで、健康に対するより具体的なアドバイスを得られるようになる。

8311、8315データの蓄積・分析・予測を行うことができる、わたしムーヴ。オムロンの提供する健康機器と連携できる

8237、8181会場で行われていたデモの様子。各測定器にはNFC機能が搭載されており、NFC対応スマートフォンを使えばデータのアップロードも楽にできる

8195、8214体重体組成計を使ったデモの様子

また、同社ではアライアンス企業に向けて「からだデータ」を提供することで健康を軸とした市場を創出できると考えている(からだデータとは、機器で測定した歩数・血圧・体重・睡眠時間などのデータをはじめ、運動などの行動記録、服薬記録や健康診断結果など、医療機関などで提供される健康にかかわるデータの総称)。アライアンス企業提供型サービスの開始時期は5月以降を予定。

そのほか、ドコモ・ヘルスケアが提供する「からだ発ライフスタイル提案」の第1弾として注力する「カラダのキモチ」を6月1日から提供開始予定だ。

8318、8325わたしムーヴを軸に事業を展開していく。カラダのキモチは、月額315円で利用できる女性向けサービス。婦人体温計とあわせて利用することで、体調管理全般を行うことができるようになる