Appleの携帯端末向けOS「iPhone OS」の最新版「iPhone OS 3.1」と、「iTunes 9」の提供が開始された。本稿では、iPhone OS 3.1とiTunes 9の連携機能を中心に、使い勝手は向上したかチェックする。

アプリも音楽もおすすめ

iPhone OS 3.1では、バグフィックスと脆弱性の解消に加えて、いくつかの新機能が追加されている。

iPhone OS 3.0(左)とiPhone OS 3.1の「情報」表示。モデムのファームウェアもアップデートされている

まず、App Storeに「Genius」機能が追加された。Geniusは、ユーザーのライブラリの情報を集積して、おすすめの音楽を提示するレコメンド機能として使われていたが、これがアプリにも適用されるようになった。

App Storeには有象無象を合わせて75,000以上のアプリが登録されている。人気のアプリならともかく、売れ行きの少ないアプリは目に入りづらい。人気のないアプリとはいえ良質なアプリはあるだろうし、気づかなかっただけで有用なアプリもいろいろありそう。

そんな場合に有効なのがGeniusだ。App Storeの「おすすめ」タブを選択すると、上段に「New」「What's Hot」に加えて「Genius」が現れる。これをタップすると、Geniusをオンにすることが求められる。利用規約への同意を行ってパスワードを入力するとGeniusが使えるようになる。音楽版のGeniusと同様、ユーザーのダウンロード情報がAppleに送信されるので、その点を懸念している人は利用しない方がいいだろう。

Geniusの初回起動時の画面

利用規約の確認画面。メールで送信できるので、あとでPCから確認もできる

Geniusにオンすると、ユーザーのアプリを基におすすめのアプリが推薦される。基本的には使っているアプリと同じカテゴリのものを紹介してくれるようだ。カメラ用のアプリには、異なる機能を搭載したアプリを提示してくれるなど、なかなか便利に使えそう。

Geniusの結果

しかし、赤ん坊の睡眠を補助するという「Baby Soothe」に対してLEDマトリックス風にメッセージを表示する「Banner Free」がおすすめされた理由はちょっと不明。加えて、Twitterクライアントを使っているのに、別のTwitterクライアントが表示されるということも起きた。

このあたりは、音楽版のGeniusと同様、許容するしかない。なお、必要のないアプリが表示される場合は、アプリ一覧でスワイプすればそのアプリをGeniusから削除することができる。

App Storeに追加されたGeniusは、新作がどれほど反映されるのか、使う人が少ないようなアプリでも推薦されるのかなど、使い込んでみなければ分からない部分もある。アプリとユーザーをうまくつなぎ合わせる機能に成長すれば面白いだろう。