基本操作がワンタッチで行える「ファミリンク」
薄型テレビでは圧倒的な国内シェアを持つシャープ。年齢や性別を問わず多くのユーザーに受け入れられている「アクオス」だけに、「ファミリンク」の操作もわかりやすさを重視したものになっており、基本的な操作は操作メニューから行う方式だ(写真3-1)。独自のポイントとしては、リモコンに録画と再生ボタンを設けていること(写真3-2)。メニューを使った操作はわかりやすいが、今見ている番組をすぐに録画したいという時などはメニューを操っていくことさえ煩雑に感じてしまうもの。そこで、視聴中の番組をその場で録画できるボタンを設けている。しかも、あれもこれもとボタンを増やさず、録画停止や早送り/早戻しといった操作は下部のパネル内に収納し、いたずらにボタン数を増やさないように工夫している(写真3-3)。
また、番組予約も番組を選ぶだけで録画予約が完了するワンタッチ操作となっており(写真3-4)、よく使う機能ほど、少ないボタン操作で行えるようになっている。なお、テレビの番組表で録画予約をした場合、録画時間が来ると自動でレコーダーの電源を入れ、録画を行う仕組み。つまり、予約時にレコーダーの電源が入っていなくても予約が行える。他社の場合、レコーダーの電源が入っていないとテレビから予約ができない機種もあるため、使い勝手は一枚上手と言える。
こんな人におすすめ
わかりやすい操作に加え、ワンタッチ操作も充実しており、使い勝手は非常に良い。リモコンを操作する回数が少なくてすむというメリットは、AV機器が苦手な人だけでなく、詳しい人にとってもありがたいもの。ユーザーを選ばず、誰にもおすすめできる。なお、レコーダーに付属する「ファミリモコン」は、スイッチでテレビ/レコーダーが切り替え可能になっており、テレビ用としてもレコーダー用としても操作がいっそう快適になる。両方を使ってみて、好みに合わせて選ぶといいだろう。
主な「ファミリンク」対応機器