【難読】なんて読む? 「垂涎」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「垂涎」の読み方です。
なんと読むのかイメージできない! と思った人は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「垂涎」の読み方は?
「垂」は懸垂と読むので“すい”、「涎」は“よだれ”という読み方を覚えている人が多いのではないでしょうか。
しかし、二つを合わせて“すいよだれ”と読むのは、さすがに違和感しかないですよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“すいぜん”と読みます。
「垂涎」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「垂涎」の意味は以下のように解説されています。
すい‐ぜん【垂×涎】
[名](スル)《「すいせん」とも》
1 食べたくてよだれを垂らすこと。2 ある物を手に入れたいと熱望すること。「垂涎の的」
「人形の着物にばかり眼をつけてさっきからしきりに―している」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉
文字通り、よだれを垂らすという意味以外に、心の底から熱望し強く欲求すること、いった意味合いで使います。
小説などを読んでいて、「垂涎もの」という言葉を見たことはないでしょうか。
読み方は難しいですが、“すいぜん”と読むんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「垂涎」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。普段、使う機会が少ない言葉が出てくると、なんとなく読み飛ばしたりしていませんか。
この機会にしっかり覚えて、自信を持って読めるようにしましょう!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年05月11日に公開されたものです
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