付き合ってない女性からの「バレンタインチョコ」に思うこと
女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「バレンタインチョコ」にまつわるアンケート。
付き合ってない女性からバレンタインチョコをもらうと、意識する?
年が明けたとおもいきや、もう2月! そう、バレンタインがやってくる~。
「え~~~、私は彼氏いないから別に関係ないし~」
「ここ数年、友チョコばかり……」
「チョコはお父さんにあげようかな」
「私は自分にあげる(笑)。今年は奮発しておいしいチョコを買っちゃおう!」
そ、そうなんだよね。バレンタインデーの世相はすっかり「友だちや家族へチョコをあげる日」「自分に特別なチョコを買う日」……。かつての「女性から告白する日」「男性にチョコレートを渡す日」なんて風習は、もう薄れちゃっているよね。
バレンタインがチョコレートメーカーの策略だとしても、それにまんまと便乗しちゃってもいいんじゃない? 女子にとっては、気になるあの人とお近づきになれる絶好のチャンスなんだよ!
「彼女でもない相手からもらってもうれしくないんじゃ……」
「相手が自分をどう思っているのかわからないのに……迷惑じゃないかな?」
なんて心配は御無用!
だって今回の男性へのアンケート結果が、それを物語っているよ!
Q.付き合ってない女性からバレンタインチョコをもらうと、意識する?
はい:68.7%
いいえ:31.3%
※有効回答数230件
ほらほらほら~! 約7割もの男性が喜んでくれちゃうんだよ。男性たちは女性からのチョコに、いやいや、女性からの愛に飢えているのです(笑)。
「付き合ってない女性からバレンタインチョコをもらうと意識する」派の心理
自分に好意があるのかと思ってうれしい
・「もらえるとうれしいし、自分のために考えてくれたと思うと少しは意識するから」(39歳/医療・福祉/販売職・サービス系)
・「もらうとそれなりにうれしい。好意があるような気がする」(39歳/医療・福祉/事務系専門職)
たとえ甘いものが苦手な男性でも、自分のために時間やお金を費やして選んでもらって、喜ばないわけがない。
女子のみなさん、忘れないで! 「え、俺のために?」という意外性が大事なのよ!!
普段なかなか接触する機会がない別の部署の男性だって「え? あまり話したことないのになんで俺に?」って驚くかもしれないけど、心の中ではニンマリ。
想定外の女性からチョコをもらえるとうれしいものよ。「よかったらLINE交換……」なんてことになるかもしれないし、渡したその日を境にお近づきになれるかも!
チョコを渡すだけで相手との距離が縮められたら、最高じゃない?
義理チョコではないとわかれば、相手を意識する
・「義理と本命のちがいはわかるが、やはりまわりとちがうものだと意識する」(36歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「義理チョコで配っているようなチョコならともかく、本命のようなチョコをもらえば意識するのは当たり前だと思うから。意識しない場合があるとしたら、すでに交際相手がいる場合くらいかなと思います」(38歳/その他/その他)
そうそう、多くの男性が望んでいるのは「俺への特別扱い」!
「俺の目の前で、自分と同じチョコをほかの男にあげないでほしい」のが男心(笑)。親密になりたい男性には、ほかの男性と同レベルじゃなく、特別感を出してあげて~。
特別といってもガチな告白なんて必要ない! 「もしかしてこの子、俺に気があるのか?」と思わせてあげればいいだけ。
ほかの男性社員と差別化を図るべく、わかりやすいブランド物のチョコをあげるとか、チョコ以外にハンカチなど小物をつけてもいいかもね。
「おっ、もしかすると、俺のことを想ってくれているのかもしれない……」男性はこの疑惑が生まれることで女性を意識しだすのよ。その日から、あなたを見る彼の目は変わると思うよ。
「付き合ってない女性からバレンタインチョコをもらっても意識しない」派の心理
社交辞令や義理チョコだろうから気にしない
・「お世話になっている人への恩返しという意味で一般化しすぎているから、特別だとも思わない」(39歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「義理チョコ、友チョコや社交辞令などなどあるので、一喜一憂することではない」(37歳/建設・土木/営業職)
今は、日ごろお世話になっている相手に感謝の気持ちでチョコを配る時代だからね。気になる男性にチョコをあげる場合は、とにかく差別化が必要。
チョコを渡されてもクールな態度を取る男性たちは、これまで義理や社交辞令でチョコをいっぱいもらってきたから「それが特別な意味を持つもの」だと思わないんだろうね。
それならば、もらい慣れている男性には、思いきって手作りチョコを渡したり、かわいいカードや手紙を添えたりと、ほかの女性がしないようなオリジナリティーが必要。渡す場所やシチュエーションで差をつけるのもアリかも……。
工夫を凝らしたあなたなりのバレンタインで、彼を意識させちゃおう。
勘ちがいしないように自制する
・「義理チョコだろうし、変に意識すると気持ち悪がられるから」(34歳/情報・IT/技術職)
・「期待して裏切られたときが一番つらいから」(31歳/自動車関連/技術職)
も~~~素直に喜べばいいのに~(笑)。こんなふうに恋愛を自制してしまう草食系の男性もいるのよね。この手の男性には、チョコを渡しても「あ、どうも……」だけで終わってしまう可能性大(笑)。
彼らが恋愛に消極的なのは、リスクがあるから……。「それが自分の勘ちがいだったら笑い者にされる」「傷つくなら何もしないほうがいい」と思っているからなの。
だからこそ、女性が先回りしてあげて! チョコを渡すときは「ホワイトデーのお返しが楽しみ!」「よかったらご飯でも行かない?」って明るいノリで言っちゃおう。
特に女性慣れしていなそうなシャイな男性には「これ食べたいなぁ」「ここ行きたいなぁ」と具体的に提案するのもいいね。「自分が行動を起こしても女性から拒絶されない」「からかわれているわけではない」ということを教えてあげれば、自信が持てるんだから……。
恋の教訓:バレンタインチョコを利用して、彼からのお誘いを引き出そう!
普段なら、気になっている男性にはなかなか声をかけられないよね。でも、バレンタインはチョコを利用して、異性と仲よくなるためのきっかけを作れる日でもあるの。
「もっと話してみたいな」
「彼と一度デートしてみたい」
「この間合コンで出会ったあの人、誘ってくれないかな」
……という相手がいたら、利用しない手はない!
いくら待っていても彼は降ってこないよ。これを機に自分から“仕向けること”が大切。「彼が誘いやすい・接触しやすい口実」を作ってあげて、彼からの「ホワイトデーのお返しがしたい」というお誘いを引き出そう!
もともとバレンタインは、自分でチョコを食べる日ではなく、恋が生まれる日だったはず。自分で買うご褒美チョコもいいけど、「彼からもらうご褒美」って最高じゃない?
(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年12月20日~12月22日
調査人数:230人(22~39歳の働く男性)
※この記事は2019年02月09日に公開されたものです