吹奏楽部あるある【イラストコラム】
フルート、クラリネット、トランペットは、メインの旋律を奏でることも多く、見た目的にも美しく格好がよいため花形です(配属されている子も心なしかかわいかったりするし……)。
次いで、アルト&テナーサックスやトロンボーン、ユーホニュームやホルンなども、やはりメインを張る場面が多かったり、見た目が様になるので人気。
パーカッションだとティンパニーとかかっこいいですよね。
楽器カーストの下層と思われるのは低音パート。
わたしもバリトンサックスという一番大きくて重たいサックス担当だったのですが、低音パートは基本引き立て役なので演奏も地味ですし、でっかい楽器を軽々と担いでいる姿はなんとも男らしく、おしとやかなイメージとはかけ離れています。
でも忘れないで……。低音パートがいるからこそ、花形楽器の演奏も引き立つのです。
また、楽器カーストはそのまま楽器カーストなだけで、人間関係のほうはいたって平和なものでした。でも、なんとなく自分は人生そのものが低音パートなイメージです。
主役になることはほぼなくとも、あの全体合奏の心地よさを忘れずに、プープーなにかしら奏でて生きていきたいと思う所存です。
※この記事は2015年10月13日に公開されたものです
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