失恋した友達にかけるべき言葉は? 慰め方のポイント&注意点
友達が失恋したとき、そばで支えてあげたい気持ちはあるけれど、どんな言葉をかけたらいいのか分からなくて悩む……。そんな人も少なくないのでは? 今回は失恋した友達の慰め方や注意点を紹介します。
友達が失恋してしまった時、どんな言葉をかけてあげればいいのでしょうか。
励まそうとしたつもりが逆に相手を傷つけてしまったり、怒らせてしまったりすることもあるかもしれません。
今回は、失恋した人にかけるべき言葉や慰める時のポイントを紹介しています。落ち込んでいる相手に何をしてあげればいいか分からない時、参考にしてみてください。
失恋した時の慰め方は? かけるべき言葉8選
失恋は、当事者にしか分からない痛みがあるもの。大切な人が落ち込んでいる時はできるだけ寄り添って、早く元気になってもらいたいでしょう。
慰める方法の1つが、言葉を届けることです。まずは失恋した人に伝えるべき言葉例を具体的に紹介します。LINEや対面で伝えてみましょう。
(1)「つらいよね」
相手が傷ついている時は、まずつらい気持ちを分かってあげましょう。「つらいよね」と、とにかく共感してあげることが大切です。
ポジティブな言葉をかけられなくても、寄り添ってあげることで慰められるかもしれません。「自分が失恋した時にどう思ったか」を思い出しながら声をかけると、その共感は重みを増し、相手の心に届くはずです。
(2)「いつかきっとまた恋をする日が来るよ」
今回は失恋してしまっても、「またいつか恋愛できる日は必ずやってくる」と背中を押してあげましょう。
気持ちの切り替えを促す言葉なので、前を向いてほしい時にかけてあげてください。相手がどん底まで落ち込んでいる場合は、負担になることもあります。従って、タイミング次第で響く言葉だと言えるでしょう。
(3)「時間が経てば大丈夫だからね」
他のことに手がつけられないほど、ひどく落ち込んでいる時にかけてあげると良い言葉です。「今つらくても大丈夫だよ」と励ましてあげましょう。
時間薬といって、何事も時間が解決してくれます。
失恋して落ち込むのは当たり前。ですが、時間が経てばきちんと立ち直れることも客観的に教えてあげてください。
(4)「私は〇〇の味方だからね」
特に仲の良い友人にかけると良い言葉です。一人ぼっちではないことを伝えましょう。
失恋をすると、誰にも愛されていないと思ってしまいがちです。「私は味方だよ」と伝えることで、気持ちを少し楽にしてあげられるでしょう。
(5)「〇〇は何も悪くないよ」
慰める時の基本は、相手を否定しないこと。
ましてや失恋直後は、好きな人に否定された気分になっているはず。ですが、それは本人に問題があるわけではなく、複雑な状況や相手の気持ちが絡み合ってのことです。
自分を責めさせないよう、優しい言葉をかけてあげてください。今のままで十分魅力があること、頑張って恋愛していたことをあなたが認めてあげましょう。
(6)「何でも話聞くよ」
「私を頼って大丈夫だよ」と優しく寄り添いましょう。「いつでも飲みに付き合うよ」「とことん相談に乗るよ」なども心強い言葉になるはず。
ひどく落ち込んでいる時は、他の人の言葉が耳に入らないことがあります。
そんな状況で励ますのは難しいため、今は「話を聞くよ」とだけ伝えましょう。相手が話したくなった時にはしっかり話を聞いてあげてください。
(7)「一緒に乗り越えよう」
「一人で悩まないで一緒に今を乗り越えよう」と二人三脚になってあげてもいいでしょう。頼れる人がいる、一緒に頑張ってくれる人がいると思うことで安心できるはずです。
あなたも失恋をしたつもりになって、どうしたら乗り越えられるかをたくさん考えましょう。正しい答えが出なくても、一緒になって向き合ってくれる人がいるだけで相手はきっと救われるはずです。
(8)「無理しないでゆっくり休んでね」
「つらい時は無理をしないで」と伝えることも大切です。頑張らなくていいのです。
失恋直後は、泣いたり怒ったりと気持ちが不安定になりやすい時期。「今は休んでいいんだよ」と告げ、少しでも気持ちを楽にしてあげましょう。
▶次のページでは、失恋した人を慰める時のポイント・注意点を解説します。
失恋した人を慰める時のポイント・注意点
ここからは慰める時のポイントを紹介します。無意識に相手を傷つけないよう、ポイントを理解した上で慰めましょう。
(1)たくさん話を聞いてあげる
相手が話したいと思っているならしっかり話を聞いてあげましょう。1人で落ち込みたい人もいれば、誰かに気持ちを話すことで立ち直る人もいます。
従って、無理に聞き出すのはNG。話したそうな時は、そっと寄り添ってみてください。
相手が感情的になっていて脈絡がない話をされても、突っ込みを入れたり会話を遮ったりするのは避けましょう。今はとにかく聞いてあげてくださいね。
(2)無神経な言葉をかけない
相手を傷つけるような言葉は飲み込みましょう。失恋で傷ついている相手をさらに責めたり、相手の恋愛を軽んじたりするような発言はNGです。
以下のような言葉は避けてください。
・「あなたが悪かったんじゃない?」
・「短い恋だったね」
・「失恋なんて大したことないよ」
(3)自分の話にすり替えない
失恋中の友達を慰める時は、相手の話を聞くことに徹しましょう。自分の恋愛話にすり替えてはいけません。
つい「私の前の恋人は……」「私はもっとひどい失恋したよ」と言いたくなることも。ですが、相手の話を妨げる行為はぐっとこらえましょう。
自分の話にすり替えると、相手が気持ちを吐露できずに終わってしまうかもしれません。
(4)茶化さない
相手が失恋の話をしている時に笑ったり冗談を言ったりしてはいけません。元気づけようと思ってしたことでも、傷つけてしまう可能性があります。
慰める時はつらい気持ちに共感してあげることが大事。茶化すのではなく、今は一緒に悲しんであげましょう。
(5)一緒にいてあげる
独りぼっちだと思わせないように、なるべく一緒にいてあげましょう。アウトドアや映画などに出かけるのも気が紛れるのでおすすめです。
元気になってきたら、異性との出会いが多い場所に一緒に出かけるといいかも。新しい出会いのきっかけを作れます。
その場では良い出会いがなくても、周りには他にもたくさんの恋愛対象がいること、出会いのチャンスがたくさんあることを感じさせてあげられるでしょう。
(6)あえて触れないのもアリ
失恋について特に触れたり声をかけたりせず、相手から話すまで待つのもアリです。その代わり、相手が話し始めたらしっかり聞いてあげましょう。
失恋で傷ついた人の気持ちに寄り添ってあげよう
失恋で傷ついている人を慰める時は、慎重に言葉を選びましょう。無神経な言葉を言ったり茶化したりしないように注意が必要です。
友達が失恋の話をしている時は自分の経験をあれこれ話さず、まずはとにかくたくさん聞いてあげてください。
元気になるまでなるべくそばにいて、気持ちを吐露して整理する行為に手を貸してあげましょう。あなたが味方なら、きっと大丈夫なはずです。
(佐矢りん)
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※この記事は2022年09月13日に公開されたものです