結婚指輪は「いらない派」もいる。その理由と男女別の割合を紹介

夫婦の証として身につける人が多い結婚指輪ですが、「いらない」と考える人もいます。この記事では、結婚指輪を不要だと考える人の割合や理由を紹介。また、結婚指輪がないことで起こり得る困り事や相手を傷つけずに「指輪はいらない」と伝える方法も紹介します。

結婚指輪は既婚者の証として多くの人が身につけるものですが、中には不要だと考えている人もいるようです。

今回、マイナビウーマンでは20~39歳の男女200人を対象として、結婚指輪の必要性についてアンケート調査(※)を実施しました。

本記事では、まず調査結果と結婚指輪を不要だと考える理由について解説。

また、結婚指輪がないことで起こり得る困り事や相手を傷つけずに「指輪はいらない」と伝える方法も紹介します。

約半数が「結婚指輪はいらない」と回答

結婚指輪を不要だと考える人はどれくらいいるのでしょうか。20~39歳の男女それぞれ100人を対象に、アンケート調査(※)を実施しました。結果は以下の通りです。

Q.結婚指輪は必要だと思いますか?(男性)

・はい(52.0%)
・いいえ(48.0%)

※有効回答数100件

Q.結婚指輪は必要だと思いますか?(女性)

・はい(56.0%)
・いいえ(44.0%)

※有効回答数100件

今回の調査結果で、男性のうち48.0%、女性のうち44.0%が、結婚指輪は不要だと感じていることが分かりました。

一方、約半数が必要だと感じているのも事実。近年は結婚の形が多様化してきているものの、結婚指輪という「伝統的な夫婦の証」を大切にしている人も少なくないようです。

結婚指輪をいらないと考える理由

今回の調査結果では、半数ほどの人が「結婚指輪はいらない」と答えました。それはなぜなのでしょうか? 考えられる理由をいくつか紹介します。

(1)仕事で指輪をつけられないから

職業によっては、仕事場で結婚指輪をつけられない場合があります。

こうなると、せっかく指輪を買ってもつけられない日の方が多くなるため、もったいないと感じる人はいるでしょう。

「仕事中は外し、オフになったらつける」という方法もありますが、ひんぱんにつけ外しをしているとなくしてしまう可能性も。

それを考えると、なかなか結婚指輪の購入に踏み切れないのかもしれません。

(2)指輪をする習慣がないから

「結婚指輪はいらない」という人の中には、普段から指輪をする習慣がない人もいます。

このような人は、結婚指輪に対して「買ってもつけないだろう」「邪魔になりそう」というイメージを持っているようです。

そのため、「高いお金をかけて用意しても使わないなら無駄になるからいらない」と思うのでしょう。

(3)指輪を買う代わりに別の物が欲しいから

「結婚指輪を買う予算があるなら、別の物に使いたい」と考える人もいるようです。

例えば、使い勝手の良い時計やアクセサリーを贈り合うカップルがいます。

また、結婚指輪代を家電の購入資金に充てたり、新婚旅行のグレードアップに使ったりするケースも考えられるでしょう。

(4)経済的な負担を軽くしたいから

両家顔合わせや結婚式など、結婚の前後は何かと出費がかさみがちです。

この時期の経済的な負担を軽くしたくて、「結婚指輪はいらない」という判断をするカップルも。

本当は欲しくても、お互いの負担を考えて、相手に「いらない」と伝える人もいるようです。

(5)束縛されたくないから

結婚指輪をつけていると「束縛されているようだ」と感じてしまう人もいるようです。

相手のことは大切に思っているものの、お互いを縛らず自由な関係でいたいと考える人もいるのでしょう。

結婚指輪がないと困ることはある?

結婚指輪をつけていないと、何か困ることはあるのでしょうか?

(1)パートナーを傷つける恐れがある

「結婚指輪はいらない」と伝えることで、パートナーを傷つけてしまう可能性があります。

例えば、本当は結婚指輪が欲しいのにもかかわらず、相手の経済的な事情を考えて「お金のこともあるし指輪はいらないよ」と伝えた場合。

もしかしたら、相手は「そんなに甲斐性がないと思われているのか……」とショックを受けるかもしれません。

かといって、理由をはっきり言わずに「結婚指輪はいらない」と伝えると、パートナーが「自分との結婚を隠したいのかな……」と不安になる恐れもあります。

(2)既婚であることが周囲に伝わりにくい

結婚指輪をしていないと、既婚であることが周囲に伝わりにくくなります。

そのため、未婚だと誤解した人からアプローチされたり、お見合いを勧められたりする可能性も。

このような時に、いちいち「指輪はしていないけれど結婚している」と説明する必要が出てくるため、面倒くさく感じるかもしれません。

(3)後悔する可能性がある

今は「結婚指輪はいらない」と思っていても、ふとした時に後悔する可能性があります。

例えば、友達がつけている結婚指輪を見てうらやましくなったり、後で好きなデザインの指輪を見つけて欲しくなったりするかもしれません。

(4)結婚指輪をしない理由について邪推される

「結婚指輪をしない」という選択をすると、その理由を周囲から邪推されることもあるかもしれません。

例えば、「パートナーと不仲なので結婚指輪をしていないのかも」「遊びたくて既婚であることを隠しているのかも」など。

このような邪推をする人はごく一部かもしれませんし、当人同士が仲良くしていれば問題はないはず。しかし、もし周囲の目が気になるなら一応上記についても覚えておいて良いでしょう。

結婚指輪がいらない場合は相手にどう伝える?

パートナーが結婚指輪を欲しいと思っている場合は特に、「結婚指輪はいらない」と伝えると、相手を傷つけてしまう可能性があります。

それを避けるには、自分の考えを丁寧に説明することが大切です。「あなたと結婚できるのはうれしい」という気持ちを伝え、相手をフォローするのも忘れずに。

また、結婚指輪の代わりとなる記念品の交換を提案するのもおすすめです。

ただし、相手があくまでも結婚指輪にこだわるなら、その気持ちも尊重しましょう。

例えば、相手の分だけ結婚指輪を買ったり、ペアで買って自分は特別な日だけつけたりという選択肢もあります。

結婚指輪をいらないと感じている人もいる

今回の調査では、結婚指輪について「いる派」と「いらない派」が半々くらいに分かれました。

指輪をいらないと感じる理由としては、「仕事の都合などでつけられない」「元々指輪をつける習慣がない」などが考えられます。

一方、「夫婦の証」として、結婚指輪に特別な思い入れがある人も。

もしパートナーと意見が食い違った場合は、指輪を買うかどうか、よく相談する必要があるでしょう。

場合によっては、「結婚指輪以外の記念品を交換する」「相手の分だけ買う」といった判断をするのも手です。

お互いに後悔しないよう、じっくり話し合ってくださいね。

(シシィ)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日:2022年1月13日
調査対象:20~39歳の男女200人(うち男性100人、女性100人)

※この記事は2022年07月20日に公開されたものです

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