婚約指輪はいらない? 彼氏・彼女の意見と代わりのアイテムを紹介
「婚約指輪はいらない」と考える人は男女共に一定数います。それはなぜなのでしょうか? 今回は、「婚約指輪はいらない」と思っている人の割合や婚約指輪に対する彼氏・彼女の意見、指輪の代わりとなるアイテムについて紹介します。
婚約指輪は、婚約の証として男性から女性に贈るものです。しかし、中には婚約指輪の受け渡しをしないカップルもいます。
なぜ、そのような判断をしたのでしょうか?
特に、「結婚を控えているものの、婚約指輪の購入については迷っている……」という人は、相手や周りが指輪についてどう思っているか気になっているのではないでしょうか。
そこで、マイナビウーマンでは20〜39歳の男女200人を対象として、婚約指輪についてのアンケート調査(※)を実施しました。
今回は、調査結果や婚約指輪に対する彼氏・彼女の意見、指輪の代わりとなるアイテムについて紹介します。
婚約指輪はいらない? 男女200人に聞いてみた
「婚約指輪はいらない」と考える人はどれくらいいるのでしょうか? マイナビウーマンでは、20〜39歳の男女100人ずつ、計200人に対してアンケートを行いました。結果は以下の通りです。
Q.婚約指輪は必要だと思いますか?(全体)
・はい(42.0%)
・いいえ(58.0%)
※有効回答数200件
アンケートの結果、およそ6割の男女が婚約指輪に必要性を感じていないことが分かりました。
男女の傾向を比較するため、性別ごとに分けて集計した結果も見てみましょう。まずは男性100人に絞って出した結果を紹介します。
Q.婚約指輪は必要だと思いますか?(男性のみ)
・はい(45.0%)
・いいえ(55.0%)
※有効回答数100件
男性は55.0%が「必要ない」と回答
今回の調査では、男性の半数以上が「必要ない」と回答しました。
婚約指輪は高額なものが多いので、贈る側である男性の中には「そこまでの負担をしてまで用意する必要はない」と感じる人も少なくないのかもしれません。
その他に考えられる理由は、後で詳しく紹介します。
次は、女性100人に絞って集計した結果を見てみましょう。
Q.婚約指輪は必要だと思いますか?(女性のみ)
・はい(39.0%)
・いいえ(61.0%)
※有効回答数100件
女性は61.0%が「必要ない」と回答
女性100人のうち、およそ6割が「必要ない」と回答しました。
「婚約指輪を贈ってもらえたらうれしいだろう」と考える人も多いかもしれませんが、それに反して男性よりも「必要ない」派の割合が多いという結果に。
では、婚約指輪をいらないと思うのはなぜなのでしょうか? 次からは、考えられる理由を彼氏・彼女別に挙げていきます。
婚約指輪はいらないという彼氏の意見
「婚約指輪はいらない」という男性の考えとしては、以下のような例が挙げられます。
(1)経済的な余裕がない
結婚式や新婚旅行をするとなると、数百万円単位でお金がかかる場合も。他にも、結婚指輪を買ったり、人によっては結納金を渡したりと、結婚の際は出費がかさみがちです。
そのため、経済的な余裕がなく、「婚約指輪まではいらないだろう」と考える男性もいるでしょう。
(2)あまりつけてもらえないからお金をかけたくない
毎日身につけるのが基本の結婚指輪と違い、婚約指輪は普段使わない女性も多いです。
そのため、男性の中には「あまり使ってもらえないのにお金をかけるのはもったいない」と感じる人もいます。
特別な贈り物だからこそ、「日常的に使ってもらえないと意味がない」と思ってしまうのかもしれません。
(3)婚約指輪よりも生活費にお金を使いたい
「婚約指輪よりも生活費にお金を回したい」と考える男性もいるようです。
「結婚後は家庭を支えていかなければいけない」という意識が強い男性は特に、数十万円する指輪の購入よりも、生活費を確保することの方に重きを置きたくなるのかもしれません。
婚約指輪はいらないという彼女の意見
次に、「婚約指輪はいらない」という女性の意見として考えられるものを挙げていきます。
(1)身につける機会が少なく必要性を感じない
結婚指輪に比べ、婚約指輪は使う機会が少なくなりがち。両家顔合わせなどのイベント以外では、全く使わない女性もいるでしょう。
そのような人の中には、「身につけない物を買ってもらうのはもったいない」と考える人がいます。
特に、アクセサリーへの興味があまりない女性は、必要性を感じない傾向にあるようです。
(2)婚約指輪以外の記念品が欲しい
「婚約の証として、婚約指輪以外の記念品が欲しい」と考える女性も一定数いるようです。
例えば、仕事の都合で指輪をつけられないので代わりに時計を贈ってもらう、というケースが考えられるでしょう。
また、新居で使う家電などを買ってもらうパターンもあるかもしれません。
(3)婚約指輪を買ってもらうのは申し訳ない
「婚約指輪はいらない」という女性の中には、「本当は欲しいけど、高い指輪を買ってもらうのは申し訳ない」と考えている人も。
結婚式や結婚指輪などにもお金がかかるため、男性のお財布事情を考えると素直に「欲しい」とは言えないのでしょう。
婚約指輪がいらないなら代わりの品を用意するのもあり
「婚約指輪はいらない」と思いつつ、「けじめとして何かを贈りたい」と考えている男性や「指輪をもらわなくて後悔しないかな」と心配な女性もいるかもしれません。
その場合、代わりの品を用意するのもおすすめです。
例えば、「2人で一緒に時を刻む」という意味を込めて時計を選ぶカップルがいます。また、日常使いしやすいネックレスや仕事用のかばんなども良いでしょう。
予算的にどうしても厳しい場合、結婚関連の出費が落ち着いてから買う約束をするのもありです。
2人で話し合って後悔しない選択をしよう
今回の婚約指輪に関するアンケートでは、「婚約指輪は必要ない」という回答が過半数を占める結果となりました。
いらない派の意見としては、「婚約指輪にお金をかけるのはもったいない」「身につける機会が少ない」などが挙げられます。
一方で、「買うお金がない」「パートナーに気を使ってしまい欲しいと言えない」など、本当は「贈りたい」「欲しい」と思っているのに我慢してしまう人もいるようです。
そのため、相手から「婚約指輪はいらない」と言われた場合でも、その言葉が本心ではない可能性も。
話しにくいと思う人もいるかもしれませんが、婚約指輪を贈ったりもらったりするのは、人生でそう何度もない一大イベントです。
お互いに後悔しない選択ができるよう、婚約指輪について2人でしっかり話し合いましょう。
(山本茉莉)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日:2022年1月13日
調査対象:20~39歳の男女200人(うち男性100人、女性100人)
※この記事は2022年07月19日に公開されたものです