淡白とはどんな意味? 淡白な性格の特徴と恋愛傾向も紹介
淡白とは、物事にあまりこだわりがなくさっぱりしているさまを指します。では、実際の淡白な人は、どのような性格をしているのでしょうか? この記事では、まず「淡白」の意味や使い方を紹介。その上で、淡泊な人の特徴や恋愛傾向などを解説します。
「淡白な人」というと、「素っ気ない」「冷めている」というイメージを持たれやすいかもしれません。
しかし、実際に「淡白」とはどのようなことを指すのか、しっかり理解できていない人もいるのでは?
この記事では、まず「淡白」の意味や使い方を紹介。その上で、淡泊な人の特徴や恋愛傾向、アプローチする時のコツを解説します。
淡白の意味や使い方とは?
まずは「淡白」という言葉の意味や使い方を確認しましょう。
意味は「性格や態度がさっぱりしていること」
「淡白」を辞書で調べると、以下のように解説されています。
たん‐ぱく【淡泊/淡白/×澹泊】
[名・形動]1 味・色・感じなどが、あっさりしていること。また、そのさま。「―な味の料理」⇔濃厚。
2 性格や態度がさっぱりしていること。こだわりやしつこさがないこと。また、そのさま。「金銭に―な人」
(『デジタル大辞泉』小学館)
「淡白な人」という時の「淡白」は、2の「性格や態度がさっぱりしていること」「こだわりやしつこさがないさま」という意味です。
この記事では、主に2の意味での「淡白」について扱います。
淡白の使い方(例文つき)
物事にあまりこだわりがなくさっぱりした人について言う時、「淡白」が使えます。
また、「淡白」は、しつこい感じがないあっさりした様子を表す時にも使えるでしょう。
例文
・「彼女は物事にこだわりがない淡白な性格だ」
・「あの人は淡白なので、他人のうわさ話には興味がないようだ」
・「彼は淡白な性格だからか、あまり恋愛に積極的ではないようだ」
淡白な性格の人に見られる特徴
周囲から「淡白」と言われる人には、どのような特徴があるのでしょうか。
(1)感情的にならない
淡白な人には、感情的になりにくいという特徴が見られます。
物事へのこだわりが強くないので、「これはこうあるべき」と頑固になることがあまりありません。
そのため、意見を通したくてつい感情的になるといったことも少ないのです。他人と激しくぶつかることもほとんどないでしょう。
意見が対立している時でもむきになって我を通さず、すんなり相手の考えを受け入れる傾向があるので、周囲から「何を考えているか分からない」と思われることもあるようです。
(2)小さなことでクヨクヨ悩まない
淡白な人は、自分のミスにこだわらない傾向があります。過去の失敗について「あの時こうしていれば……」といつまでも考え続けることは少ないでしょう。
そのため、小さなミスでクヨクヨ悩むことはあまりありません。すぐ気持ちを切り替えて、次に進むことができるでしょう。
過去のミスにとらわれてしまうと失敗が怖くなり、パフォーマンスが下がったり新しい挑戦に踏み出しにくくなったりする人はいるはず。
淡白な人は、失敗を引きずってネガティブになる期間があまりないので、そのせいで仕事に悪影響が出ることは少ないと考えられます。
(3)他人のミスを責めない
淡白な性格の人は、他人のミスにもあまりこだわりません。「失敗してしまったことは仕方ない」とあっさり受け流し、責めるようなことはしないと考えられます。
職場では、仮に後輩や部下がミスを報告してきても、怒らず冷静に対応するでしょう。
そのため、職場の人に「怒られたらどうしよう……」というプレッシャーを与えることはあまりないといえます。
(4)裏表がない
裏表がないのも、淡白な人の特徴です。
淡白な性格の人は、他人からの評価にあまりこだわりません。そのため、自分の評価を上げようと、相手によって態度を変えるということが少ないのです。
誰にでも同じ態度で接して言動が一貫している傾向にあるため、周囲の人から信頼されやすいといえます。
(5)単独行動も平気
「友達がいない人だと思われたくない」という考えから、単独行動を避けようとする人がいます。
しかし、淡白な人は周囲からどう思われるかということにあまりこだわらないので、1人で過ごす時も「友達がいないと思われるかな」といった心配はしないでしょう。
そのため、単独行動をすることになっても苦痛を感じる人は少ないと考えられます。
淡白な人の恋愛傾向
淡白な性格は、恋愛にどう影響するのでしょうか? ここからは、淡白な人の恋愛傾向を見ていきましょう。
(1)連絡頻度が低い
淡白な性格の人は、恋愛に対してもあっさりしている傾向があります。恋人とも「さっぱりした関係でいたい」と考える人は少なくありません。
そのため、恋人や意中の相手への連絡頻度は低い方でしょう。また、相手からの返信が遅くても気にしないタイプだと考えられます。
かといって、相手に対する愛情がないわけではありません。好きな気持ちはありつつも、そのせいで相手に執着し、過剰に連絡してしまうことがあまりないのです。
(2)熱烈なアプローチはしない
好きな人に熱烈なアプローチをすることが少ないのも、淡白な人に見られる恋愛傾向の1つです。
元々粘着質なタイプではないので、「好きな人に自分から毎日連絡する」「断られても繰り返しデートに誘う」といったことはあまりないでしょう。
「脈なしかな」と思ったら、あっさり諦める人も少なくないと考えられます。
(3)嫉妬しない
淡白な人は、彼氏や彼女、片思い相手にも執着しない傾向があります。そのため、相手が他の人と楽しそうにしていても、嫉妬することはあまりないでしょう。
確証がないのに「もしかしたらあの人のことが好きなのでは」という疑惑にとらわれて悶々とすることが少ないのです。
嫉妬から相手を束縛してしまい、関係が壊れる……といったリスクは低いと考えられます。
(4)記念日などにこだわらない
記念日などにこだわらないのも、淡白な人の恋愛傾向といえます。
相手や自分の誕生日を盛大に祝ったり、サプライズを企画したりすることは少ないでしょう。中には、記念日を忘れがちな人も。
そのため、相手が記念日にこだわるタイプだと、寂しい思いをさせてしまうかもしれません。
淡白な人にアプローチするコツ
好きになった相手が淡白な性格だったら、どうアプローチすれば良いのでしょうか?
ここからは、淡白な人にアプローチするためのコツを紹介します。
(1)精神的に自立していることをアピールする
淡白な人にアプローチするには、精神的に自立していることをアピールするのがコツです。
淡白な人は、あまりベタベタした関係を好まない傾向にあります。そのため、相手に依存するタイプの人に対しては「相性が合わないな」と感じるでしょう。
反対に、自立心がある人からアプローチされれば、「この人とならうまく付き合っていけそうだ」と考えてくれる可能性があります。
そう思ってもらえるように、淡白な人と会話をする中で、「自分のことは自分でする」「1人の時間も楽しめる」といったことをさりげなくアピールしてみてください。
(2)素っ気ない態度を取られてもめげない
淡白な人は物事をあっさり受け流す傾向があるため、話している時のリアクションが薄い場合もいるでしょう。
そのため、淡白な人と接していると「素っ気ない」と感じることもあるかもしれません。しかし、それは元々の性格からくるものであり、あなたのことを避けているわけではないと考えられます。
素っ気ない態度を取られてもすぐに諦めるのではなく、「こういう性格なんだな」と割り切ってアプローチを続けてみてください。
(3)しつこく誘わない
淡白な人にアプローチする時は、しつこく誘わないことも大切です。
淡白な人はさっぱりした関係を好む傾向にあるため、しつこくすると「ベタベタした感じの人だから合わないかも」と思われる可能性があります。
例えば、断られたのにすぐ食事の誘いをしたり、毎週のようにデートに誘ったりするのは控えた方が無難でしょう。
淡白な人の特徴と恋愛傾向を理解しよう
「淡白」とは、「性格や態度がさっぱりしていること」「こだわりやしつこさがないこと」を意味します。
「淡白な性格」と聞くと、素っ気ないイメージを抱く人はいるかもしれません。実際、淡白な人は恋愛において、ラブラブな関係を好む相手に寂しい思いをさせてしまう可能性があります。
しかし、淡白な人には「感情的になりにくい」「裏表がない」といった良い面もたくさんあります。
もし淡白な人を好きになったら、相手の特徴と恋愛傾向を理解した上で、しつこくなりすぎないようにアプローチしてみてください。
「淡白=愛情がない」というわけではないので、恋が成就する可能性もあるはずですよ。
(#にほんご倶楽部)
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※この記事は2022年04月26日に公開されたものです