面倒見がいい人の特徴7つ。長所・短所や心理を紹介
面倒見がいい人との特徴と言えば、優しい、世話好き、ちょっとお節介など。さまざまな特徴があり、長所にも短所にもなる性格です。今回は、面倒見がいい人の心理を解説しながら、面倒見が良くなる方法や向いている仕事を紹介します。
あなたは「面倒見がいい人」と聞くと、どのような人を思い浮かべますか?
仕事ができて優しい上司や先輩、少しお節介な両親など、そのイメージはさまざまでしょう。
では実際、「面倒見がいい」とはどういうことなのでしょうか? プラスのイメージだけでなくマイナスのイメージもあるのか、気になる人もいるかもしれません。
そこで今回は、面倒見がいい人の心理を解説します。また、特徴を長所と短所に分けてまとめているので、「面倒見がいいと言われるけど、良いことなのか分からない」という人は参考にしてみてください。
併せて、「面倒見のいい人になりたい」という人に向けて、そうなるためのコツも紹介します。
「面倒見がいい」の意味とは?
まずは、「面倒見がいい」とはどのようなことなのか確認しましょう。
辞書では「面倒見のよい」という表現で、以下のように記載されています。
面倒見のよい
読み方:めんどうみのよい
別表記:面倒見の良い何かと配慮して人の世話をするのが上手なさま。人をよく庇護し助けるさま。
(出典:『実用日本語表現辞典』)
つまり、「面倒見がいい人」とは「配慮があり、よく人を世話をして助ける人」だといえます。
面倒見がいい人の心理
「面倒見がいい」の意味を確認したところで、面倒見がいい人の心理を見ていきましょう。
(1)見返りを求めない
面倒見がいい人は、見返りを求めることがあまりありません。
「この人を助けても私にはメリットがないしな……」などと考えると、相手を助けることに躊躇してしまう人もいるかもしれません。
しかし面倒見がいい人は、たとえ自分にとって損な場面でも相手を助けようとする傾向があります。
損得勘定をせず、見返りを求めないからこそ、困っている人を迷わず助けることができるのでしょう。
(2)人の役に立ちたい
面倒見がいい人は、「誰かの役に立ちたい」という気持ちが人一倍強いといえるでしょう。
「自分の行動が少しでも相手のためになった」と実感できると、うれしい気持ちになるようです。
このような人は、子どもの頃から「人の役に立つのはいいこと」と教えられて育っていたり、過去の経験から献身的な人に尊敬の念を抱いていたりする場合があります。
(3)思いやりがある
面倒見がいい人は、思いやりの心を持っている人ともいえます。心根が優しく、無意識レベルで周囲に気を使っている人もいるようです。
だからこそ、誰かが困っているとすぐに気づき、世話をすることが多くなるのでしょう。
また、困っている人を放っておけないので、たとえ見ず知らずの人であっても助けようとする傾向にあります。
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▶次のページでは、面倒見がいい人の特徴を長所と短所に分けて紹介します。
面倒見がいい人の特徴【長所編】
ここからは、面倒見がいい人の長所となる特徴を紹介します。
(1)さりげないフォローができる
面倒見がいい人は、周囲を気に掛けていることが多いです。また、相手の気持ちを考えて行動する傾向があります。
そのため、困っている人や落ち込んでいる人がいるといち早く気づき、助けようとするようです。相手のプライドを傷つけることなく、さりげなくフォローするのが得意な傾向もあります。
このようなサポートは、周囲の人からありがたく思われているでしょう。
(2)適切な助言ができる
相談をしてきた相手に適切なアドバイスができるというのも、面倒見がいい人の特徴といえます。
面倒見がいい人は、相手の話を親身になって聞くでしょう。そのため、相談してきた人の状況を的確に把握し、その相手に合った助言ができると考えられます。
また、身近に悩んでいる人がいたら自分から声を掛けて助けようとすることも多いです。
周囲の人からは、「いつも相談に乗ってくれる頼れる存在」と思われているでしょう。
(3)人によって態度を変えない
面倒見がいい人は、相手によって態度を変えることはほぼありません。
前述したように、面倒見がいい人は相手が誰であれ、「役に立ちたい」「助けたい」という気持ちを抱く傾向が見られます。
損得勘定もあまりしないので、「自分にとってメリットがある人は積極的に助ける」「そうでない人はあまり手伝わない」といったこともしないでしょう。
(4)行動力がある
行動力があることも、面倒見がいい人の長所といえます。
面倒見がいい人は、困っている相手を放っておけません。サポートが必要な人を見ると「早く助けなきゃ!」と感じるので、ためらうことなく行動する傾向があります。
人のために迷いなく行動する姿は、周囲に献身的な印象を与えるでしょう。
面倒見がいい人の特徴【短所編】
次に、面倒見がいい人の短所となる特徴を見ていきましょう。
(1)お節介だと思われる
面倒見がいい人は、相手を心配するあまり、どうしても口を出したくなることがあります。
それに対して「アドバイスをもらえてありがたい」と感じる人がいる一方、「お節介だ」と感じる人も。
特に「自分のやり方でやりたい」「まずは見守ってほしい」というタイプの人は、あまり世話を焼かれるのを好みません。そのため、このような相手からは煙たがられる可能性があるといえます。
(2)八方美人だと思われる
面倒見がいい人は、周囲から「八方美人だ」と思われることもあります。
どんな相手にも優しく振る舞っている様子が、周囲に「誰からも良く見られようとしている」という印象を与える場合もあるようです。
もちろん、誰にでも親切なのはすてきなことですが、ごますりと取られかねない言動には少し気をつけると良いかもしれません。
(3)だまされやすい
面倒見がいい人の中には、だまされやすい人もいるようです。
「困っている人を助けたい」という気持ちが強すぎるあまり、相手に言われるがまま行動していたらいつの間にか利用されていた、ということがあるかもしれません。
▶次のページでは、面倒見がいい人になるためのコツと、面倒見がいい人に向いている仕事を紹介します。
面倒見がいい人になるためのコツ
「自分も面倒見がいいと言われたい」と思っている人もいるでしょう。
そこでここからは、面倒見がいい人になるためのコツを紹介します。
(1)損得勘定をしない
面倒見がいい人は、「自分にとって損だから」という理由で困っている人を見放したりはしないでしょう。
そのため、もし面倒見がいい人に近づきたいなら、損得勘定をしないように意識してみてください。
自分への見返りではなく相手のことを考えて行動する習慣をつければ、困っている人を見掛けた時、余計なことを考えず手を差し伸べられるようになるかもしれません。
(2)1日1回は誰かの手伝いをする
もし面倒見がいい性格になりたいなら、行動から変えてみるのもおすすめです。
まずは「1日1回は誰かの手伝いをする」という目標を決めて生活してみるのはどうでしょうか。「落ちた物を拾ってあげる」「ドアを開けてあげる」といった小さなことでもOK。
こうして毎日意識的に人助けをすることで、困っている人を見つけて行動する習慣がつくかもしれません。
(3)相手の気持ちを考える
面倒見がいい人になりたいなら、相手の気持ちを思いやることも大切です。
相手が何を求めているのか分からないと、必要とされている手助けができないかもしれません。そもそも、目の前の人が困っていることにも気づけない可能性があります。
サポートが必要な人の存在にすぐ気づき、適切な手助けをするためにも、相手の立場で物事を考えるようにしましょう。
面倒見がいい人に向いている仕事
面倒見がいい人は、誰かの世話をしたり、助けを必要としている人に手を差し伸べたりする仕事に向いていると考えられます。
例えば、以下のような職業が挙げられます。
・保育士
・介護士
・消防士
・警察官
・教師
・心理カウンセラー
面倒見がいいことは長所になる
面倒見がいいことは、基本的に長所といえます。
損得勘定をせず人のために行動できる姿に、ポジティブな印象を抱く人は少なくないでしょう。
周囲から「面倒見がいい」と言われたことがある人は、自信を持って自分の強みを伸ばしていってくださいね。
面倒見がいい性格に憧れている人は、この記事を参考に、できる範囲で行動や考え方を変えることにチャレンジしてみてください。
(moe)
※画像はイメージです
※この記事は2022年03月30日に公開されたものです