結婚12周年「絹婚式(麻婚式)」とは? 意味とおすすめプレゼント10選
絹婚式(読み方:きぬこんしき)は12周年の結婚記念式。どんな意味や由来があるのでしょうか? 絹婚式のプレゼントにぴったりなアイテムを紹介しながら、詳しく解説します。
結婚記念日のお祝いは、何周年なのかによって「金婚式」「銀婚式」など異なる名称がつけられていますが、全てを把握している人はそう多くないかもしれません。
あなたは、「絹婚式」を知っていますか? 絹婚式は、12周年の結婚記念日のお祝いです。
記念日を大切にしている夫婦なら、そんな絹婚式にふさわしい贈り物をしたいところ。
今回は、絹婚式とはどのような由来なのか、また贈り物をする際のポイント、おすすめのプレゼントなどを紹介します。
絹婚式とは
西洋では結婚記念日1〜15周年とその後5年ごとに、異なる名称をつけてお祝いしてきました。
中でも、「絹婚式(きぬこんしき)」とは12周年の結婚記念日をお祝いすること。「麻婚式(あさこんしき)」とも言う場合もあります。
12年目の「絹婚式(麻婚式)」を祝うタイミングは?
絹婚式を祝うタイミングは、結婚記念日当日かその週末などがおすすめでしょう。
忙しい夫婦でも、絹婚式に入ってから1ヶ月以内にお祝いをするようにスケジュールを調整するようにしてください。
もし友人や知人としてプレゼントを贈るのなら、お祝いをする日やパーティーの日の一週間前までに届けることがマナーです。
「絹婚式」「麻婚式」と言う理由
結婚生活も12周年になると、10年以上もの日々を共に過ごして、2人の絆がより深くなった頃です。
夫婦の絆を絹や麻の美しさや頑丈さに例えて、「絹婚式」や「麻婚式」と呼ぶようになりました。
他の結婚記念日は何と呼ぶ?
結婚記念日には、それぞれ異なるお祝いの名称がつけられています。絹婚式の前後や、似た名称を持つ結婚記念式を見ていきましょう。
結婚記念日 |
名称 |
2周年 |
藁婚式、綿婚式 |
3周年 |
革婚式、菓子婚式、皮婚式 |
10周年 |
錫婚式、アルミ婚式、アルミニウム婚式 |
11周年 |
鋼鉄婚式 |
13周年 |
レース婚式 |
14周年 |
象牙婚式 |
15周年 |
水晶婚式 |
それぞれの結婚記念日の名称にちなんだ物を贈り合うという、西洋の習わしが日本に入ってきて、徐々に広がっています。
絹婚式の贈り物を選ぶ際のポイント
ここからは、絹婚式の際、パートナーへの贈り物を選ぶポイントを見ていきましょう。
(1)予算は10,000円前後
絹婚式のパートナーへの贈り物は、1万円前後のアイテムを選ぶのが平均的と言えそうですが、アイテムによって価格が異なります。
従って、比較的コストがかからない枕カバーなどは5,000円程度で購入できますし、ネクタイなどは2万円ほどかかることもあるでしょう。
(2)上質な日常アイテムを選ぶ
絹や麻はシャツやネクタイ、ストールなど、男女問わず衣類に使われることがある、上質な素材です。
結婚12周年になると、パートナーも自分もお互いに年齢を重ねています。上質な絹製品や麻製品は年相応。普段使いしやすいので喜ばれます。
(3)結婚当初を思い出すような品物もおすすめ
結婚生活が12年も続くと、マンネリ化して結婚当初の気持ちを忘れている夫婦も少なくありません。そこで、絹婚式の贈り物として、結婚したばかりの頃を思い出させてくれるようなアイテムを選ぶのもおすすめです。
結婚式に使った花のシルクフラワー(造花)など、結婚当初を彷彿とさせるようなアイテムを贈って、新鮮な気持ちを思い出すのもいいでしょう。
(4)プライベートなアイテムも◎
絹婚式のパートナーへの贈り物には、パートナーだからこそ選べるアイテムを贈るのもおすすめです。
例えば、寝室などのプライベートな空間で使うアイテムは、親しい関係でないと贈りにくいもの。
特に絹や麻のパジャマなどは、絹婚式の贈り物に最適です。
絹婚式におすすめのプレゼント10選
ここからは、絹婚式のプレゼントにおすすめなアイテムを見ていきましょう。
前述のとおり、絹や麻を使ったアイテムは絹婚式にぴったり。
ちょっとしたものでも、素材によって上品になるため、年齢を重ねても使える物になるはずです。
(1)パジャマ
寝室で着用するパジャマ。基本的には家族にだけ見せる姿ですよね。
従って、特別に親しい関係の人が贈れる物として、12周年を迎えた絹婚式のプレゼントにおすすめです。
また絹のパジャマは肌触りが良く、寝心地も◎。絹婚式にちなんだ素材にこだわって、高級感のある1枚を選びましょう。
せっかくなので、おそろいで用意してもいいかもしれません。
(2)スカーフ・ネクタイ
大切なパートナーへ、いつも身につけられる物を絹婚式に贈りたいなら、スカーフやネクタイがおすすめです。
ネクタイは毎日のようにスーツを着用する男性の必須アイテム。ブランド品やスーツ専門店などでは絹のネクタイを扱っており、デザインも豊富にあるはずです。
また、女性への贈り物であれば、絹のスカーフがおすすめ。こちらも大きさやデザインが豊富にあるので、使い勝手や予算などに合わせて選べます。
(3)シャツ・ブラウス
12周年の結婚記念日に実用的なアイテムを贈りたい場合、絹や麻のシャツ・ブラウスがおすすめです。
仕事でシャツやブラウスが必需品という人は多いはず。
とはいえ、絹の素材は高価でなかなか買う機会がないもの。従って、プレゼントにもらってうれしいと思う人は多いでしょう。
また、麻のデザインは、プライベートでも着やすい1枚。使い勝手のいいアイテム選びと言えそうです。
(4)シルクフラワー
シルクフラワーとは、コットンやポリエステルを用いて作られた人工的な花のことです。精巧にできていることからインテリアに人気があります。
実際にシルクを使っているわけではないですが、名前にシルクが用いられているため、絹婚式の贈り物によく用いられるアイテムです(元々はシルクで作られていたのだとか)。
10周年の節目を盛大にお祝いしたため、11周年や12周年は小さくお祝いしたいという2人にぴったりのちょっとしたプレゼントかもしれません。
(5)シルクのシーツ
絹婚式はシルクの品物を贈ることが定番です。その中でもシルクのシーツは高級感があり、なめらかな感触が心地いいと人気があります。
シーツと共に枕カバーをセットでプレゼントするなど、ゴージャスな贈り物をしたい方や、記念日をきっかけに環境を変えてみたい夫婦におすすめです。
(6)麻模様の名刺入れ
麻模様が入った名刺入れは、上品であり昔から仏像などに使われてきた由緒正しい柄になります。
六角形の幾何学模様になっており、健康運や子どもの成長を願った文様です。子どもがいる家庭への贈り物としても人気があります。名刺入れはビジネスシーンで使うものだからこそ、デザインは派手過ぎず良質なものを選びたいアイテムです。
麻模様のアイテムは仕事中も家族を思い出し、仕事へのやる気アップにつながるかもしれませんね。
(7)絹のハンカチ
絹のハンカチは高級感があり、年齢を重ねた夫婦にふさわしい上質な小物です。
夫婦で色違いにしたり、おそろいの柄にしたりと、ペアアイテムとして購入しやすいところもポイントです。
ただし、ハンカチを贈ることを「さようなら」という意味に捉える人もいるので要注意。贈る時は「手洗いをする機会が増えたから」「これからもずっと一緒にいよう」といったメッセージを添えることをおすすめします。
(8)シルクのブランケット
シルクのブランケットは、肌触りがよく吸湿と放質性に優れている素材です。
汗をかいたときのじめじめした感触を軽減して、ふかふかの肌触りが心地いいアイテム。少し高級で長く使えるプレゼントを選びたいのなら、シルクのブランケットを選んでみてはいかがでしょうか。
(9)リネンのテーブルクロス
リネンのテーブルクロスは、さわやかな見た目とナチュラルな風合いが人気です。クロスを使うだけで部屋全体の雰囲気が変わり、やわらかい印象になります。
リネンは洗濯も楽で扱いやすいところもおすすめです。使うごとに風合いがなじんでいき、食卓が明るくそれでいて落ち着いて過ごせる空間になります。
(10)体験型ギフト
物ではなく普段できないような体験をプレゼントするギフトも人気があります。高級ホテルでの宿泊やバイキング、日帰りの温泉旅行など、プチ贅沢ができる券やツアーを贈ってみてはいかがでしょうか。
他にも、海や山などのリゾート地でのアクティビティなど、夫婦が挑戦してみたいことにチャレンジするギフトを贈るのもおすすめです。
上質なアイテムを絹婚式に贈ろう
今回は、絹婚式が12周年の結婚記念式であること、また名称にちなんだ絹や麻のアイテムを贈り合う習わしがあることを紹介しました。
絹や麻は、ネクタイやスカーフ、シャツやブラウス、パジャマなどの日常で直接肌が触れる1着によく使われています。
絹婚式の名にふさわしい上質なプレゼントをパートナーに贈って、相手の日々に寄り添ってみてはいかがですか?
(武田麻希)
※画像はイメージです
※この記事は2021年10月25日に公開されたものです