ねえ、私のこと好き? 「好き」と言わない恋人の心理5つ
恋人から「好き」と言ってもらえない……とお悩みではありませんか。言葉にしてもらえないと、相手の気持ちが分からなくて不安になってしまいますよね。今回は、恋愛ライターの大西みきさんが、「好き」と言わない人の心理&好きって言ってほしい時の対処法を解説します。
ちゃんと言葉で「好き」と伝えてくれたら、不安な気持ちにならないのに……。恋人からの「好き」という一言が聞けなくて、モヤモヤしている人は多いのではないでしょうか。
今回は、なかなか好きって言ってくれない恋人の心理や、上手に好きと言わせる方法を解説していきます。
誰だって「好き」って言ってほしい!
特に女性は、雰囲気やその場の空気から物事を判断することが得意です。恋愛も感覚的にすると言われているため、恋人からの言葉はもちろん、相手との空気感やその場の雰囲気など、目に見えないさまざまな部分から愛情を感じています。
つまり、「好き」という言葉は目に見えないからこそ、言われると愛情を感じるのです。
しかし男性は、目に見える形で愛情を表現することが正解と考えているため、言葉ではなく行動で愛情を伝えようとします。その結果、恋人との間ですれ違いが生じることに……。
今回は、「好き」と言わない人の心理を見ていきましょう。
恋人が好きって言ってくれない理由
「恋人が好きって言ってくれない……」そんな悩みをよく聞きます。なぜ、好きという言葉を言ってくれないのでしょうか。その理由を紹介します。
(1)言葉にするのが照れくさいから
恋人に改まって好きと伝えることが照れくさいし、恥ずかしいと考えているのかもしれません。
特に男性は、自分の気持ちを言葉にすることが苦手な人が多いのも原因の1つでしょう。
中には、「恋人のことが大好き過ぎて言えない」というパターンもあるようです。
(2)軽く見られたくないから
簡単に「好き」と言えるような、軽い人に思われたくないという考えがあります。頻繁に言葉にしてしまうと、「好き」という言葉に重みがなくなると考えているようです。
恋人のことや、「好き」という言葉を大切に考えている証拠でもあります。
(3)言葉にしなくても伝わると思っているから
恋人のことが好きだから付き合っているわけで、お互い気持ちは同じはずだと考えているのも原因の1つ。
そのため、わざわざ言葉にして伝える必要を感じていないのかもしれません。自分では、行動できちんと気持ちを表しているつもりなので、愛情は十分伝わっていると信じているのでしょう。
(4)相手から言ってほしいから
自分からは恥ずかしくて「好き」と言えないため、相手から先に言ってほしいと考えています。
シャイで愛情表現が苦手な人に多い理由です。また、プライドが高い人は、自分から「好き」と言うことで負けたように感じてしまうこともあるでしょう。
(5)面倒くさいから
付き合っている期間が長くなると、「好き」と確認する行為自体が面倒くさいと感じることもあるでしょう。
好きだから付き合っているのに、いちいち言葉にするのが面倒だと思っているのかも。
また、好きな気持ちは変わらないけれど、親しくなり過ぎて改まっては言いづらいという感覚もあるようです。
「好きって言って」と言われた時の心理
恋人に「好きって言って!」とお願いする人も多いでしょう。そんなふうに言われた時、普段なかなか好きだと言ってくれない相手はどのように感じているのでしょうか。その心理を解説します。
(1)不安にさせたことを反省する
「好きって言って」と恋人から言われたら、恋人が不安な気持ちになっているのかも……と心配になります。
忙しくて会えなかったり、構ってあげられなかったりなど、心当たりがある場合、「寂しい思いをさせてしまった」と反省するかもしれません。
(2)愛おしいと感じる
「好きって言って」とお願いしてくる恋人を、愛おしいと感じる人もいるでしょう。
そう言われることで、相手は自分に惚れていると確認できるので、満足感を感じているかもしれません。
(3)正直面倒に感じる
気持ちを確かめられることを重いと感じ、わざわざ言葉にするのが面倒になる人もいるでしょう。
また、強制的に「好き」と言わされているように感じてしまうことも。あまりしつこく聞かれると、恋人に依存されているように感じることもあります。
(4)恥ずかしい
気持ちを言葉にすることが恥ずかしいと思っています。「好き」と言ってあげたいとは思っているけれど、恥ずかしさが勝ってしまうのでしょう。
特に、付き合い始めや、結婚して家族になっている場合など、恥ずかしかったり照れくささがあったりする場合に発生しやすい心理の1つです。
(5)もっと思いを伝えようと心掛ける
恋人に「好きって言って」と言われて初めて、あまり気持ちを伝えられていなかったことに気が付き、反省する人もいるでしょう。
自分では十分に愛情が伝わっていると思っていたため、あえて言葉で言う必要性を感じていなかったのかもしれません。相手の不安な気持ちに気付き、今後はもっと伝えるように心掛けてくれるでしょう。
恋人が見せる言葉以外の愛情表現
思いを言葉にするのが苦手な人も、違う形で恋人に愛情を示しています。当たり前と感じていた行動も実は愛情表現なのかもしれませんよ。
(1)あなたを気遣う態度を取る
あなたのちょっとした変化を心配し、気遣ってくれるような態度を取ります。それは他の異性には見せない優しさです。
特に男性は、荷物を持ってくれたり、デートの送り迎えをしてくれたりなど、ささいな行動で愛情を示していることも。
何かをしてもらって当たり前と受け取らず、愛情表現だと理解しましょう。
(2)こまめに連絡を取る
他愛もない内容でもこまめに連絡をしてくるのも愛情表現の1つ。会えなくてもつながっていたいという心理の現れです。
恥ずかしくて直接は好きと言えない人も、LINEやメールでなら「好き」言ってくれる場合もあるでしょう。
(3)忙しくても時間をつくる
仕事が忙しくてもデートや連絡する時間をつくり、恋人と少しでも長く一緒にいようとするのも愛情の印。
また、他の付き合いよりも恋人を優先するのも愛情表現の1つです。一緒にいたい気持ちが強いのかもしれませんね。
(4)スキンシップをする
言葉で伝えられない分、手をつないだり抱きしめたりといったスキンシップで愛情を表現しているのかもしれません。
言葉で表すのは恥ずかしいけれど、触れ合うことで気持ちを伝える人も多いのです。これなら愛情が分かりやすく伝わり、安心感が持てますね。
(5)プレゼントを贈る
恋人が欲しいと言っていた物をプレゼントする人も多いでしょう。相手が望むことをしてあげたいという願望があるため、物をあげることで愛情を表現しているのです。
自分のことを考えて一生懸命に選んでくれたことを想像すると、とてもうれしい気持ちになりますよね。
(6)記念日をお祝いする
2人の記念日や誕生日をしっかりと覚えていて、お祝いしようとするのも愛情表現のうちです。
2人の記念日を大切に思っていて、一緒に過ごすことために時間をつくったり、サプライズを考えたりするのは強い愛情があってこそではないでしょうか。
(7)悩みや相談を聞く
恋人があなたの悩みや相談事を真剣に聞いて、きちんと受け止めてくれるなら、「好き」という言葉がなくてもあなたを愛しているという証拠でしょう。
時には厳しいことを言う場合もあるかもしれませんが、それもあなたのことを思っているからこそ。一緒に考えて、解決するために協力してくれるでしょう。
(8)家族や友人を紹介する
家族や友人など、身近な人に恋人を紹介することも愛情表現です。
特に男性には、自分の彼女を自慢したい、自分のものだと示したい気持ちがあります。もしかしたら、2人の将来のことを真剣に考えているのかもしれません。
恋人に好きって言ってもらう方法
好きって言えない心理は理解したけれど、それでもやっぱり言葉で伝えてほしいもの。そこでここからは、恋人に「好き」と言わせる方法をご紹介していきます!
(1)甘えながら言ってみる
「好きって言ってほしいなぁ」とか「私or俺のこと好き?」など、少し甘えた感じで言ってみましょう。
男性は特に、彼女に甘えられることをうれしいと感じるので、照れながらも「好き」と言ってくれるはずです。
こちらから状況をつくってあげれば、自分からは言い出せない人も「好き」と言いやすい雰囲気になります。
(2)自分から先に「好き」と言う
自分から先に「好き」と伝えると、相手も流れで自然に言いやすくなります。
普段からあまり愛情を伝えていない人は、相手にばかり愛情表現を要求していませんか? 自分から積極的に「好き」と伝えることで、相手も言葉にすることを意識するでしょう。
(3)冗談っぽく聞いてみる
話の途中に冗談っぽく「私or俺のこと好き?」と聞いてみてはどうでしょう。
相手が「○○が好きなんだよね」などと言ったタイミングで「じゃあ私or俺のことは?」と返してみては? どさくさにまぎれて、さり気なく誘導するのがポイントです。
冗談っぽく聞くことで、相手も恥ずかしさを感じることなく、流れで言いやすいですよ。
(4)交換条件にする
恋人から何か頼み事をされた時に「好きって言ってくれたらいいよ!」と交換条件にしてみるのもおすすめです。
あまり重くならず、楽しい雰囲気になりやすいので、相手も好きと言いやすいでしょう。
「好きって言って」とお願いする時の注意点
なかなか言葉にしてくれないからと言って、独りよがりになっていませんか? 過度な催促や愛情の確認は、逆効果になりかねません。
最後に、恋人に「好きって言って」とお願いする時の注意点を解説します。
(1)しつこくしない
毎日のように「好きって言って!」とお願いするのはNGです。しつこい、重いと感じられたら、距離を置こうと考えるかもしれません。
また、しつこくされることで逆に言いにくい、言いたくなくなってしまう可能性もあります。「好きって言って」は、言い過ぎない程度にしておきましょう。
(2)相手にだけ要求しない
相手にだけ愛情表現を要求せず、自分からもきちんと伝えることが大切です。片方だけがしてもらうばかりの関係は、いずれバランスが崩れます。
お互いが自然に気持ちを伝え合えるのがベストですね。もし、自分からは好きと言ってないなと感じた人は、自分から言うことも意識してみましょう。
(3)相手を疑ったり、冗談にしたりしない
せっかく相手が「好き」と言ってくれたのに、疑ったり、冗談にしたりしていませんか? 恥ずかしさを抑えて好きと言ってくれたかもしれない相手の気持ちを考えましょう。
もしあなたの言葉に傷ついたら、2度目は難しいかもしれません。恋人が頑張って言葉にしてくれたことに感謝して、素直にうれしい気持ちを伝えれば、また好きと言ってくれるかもしれませんよ。
「好きって言って」と素直に伝えよう
毎日のように「好き」と言ってくれる人もいますが、多くの人は言葉で愛情を表現することが苦手です。
「好き」という言葉がなくても、決して愛情がなくなったわけではありません。あなたの不安な思いや「好き」って言ってほしい気持ちが分かれば、相手もきっと努力してくれるでしょう。
愛情を感じたいと思うのは、男性も女性も同じなはず。お互いに気持ちを伝えられる関係を目指しましょう。
(大西みき)
※画像はイメージです
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※この記事は2021年04月07日に公開されたものです