ゆとり世代の特徴とは? 仕事・恋愛・性格の傾向12個
言い訳が多い、仕事や恋愛に対する情熱がない、などネガティブなことを言われがちなゆとり世代。彼らの本当の価値観とは? キャリアに関する執筆を多く行うコラムニストのトイアンナさんが社会的背景を交えながらゆとり世代の特徴を分析します。
「さとり世代」とは? ゆとり世代との違い
ところで、ゆとり世代と比較される「さとり世代」って、定義上はゆとり世代と重なっているとご存知でしょうか。
さとり世代とは、バブル崩壊の数年後に生まれた背景を持ち、ムダを嫌いながら地に足の着いた生き方を好む、物分かりのいい世代のことを指します。
ゆとり教育の見直しが始まった、1996~2005年生まれの方は、ゆとり世代でもありながら、さとり世代と呼ばれます。こうして考えると、純然たるゆとり教育を受けた世代は、ほとんどいないことが分かります。
ここから、さとり世代(ゆとり世代の後半)の特徴を見ていきましょう。
(1)コミュニティ重視
恋人などの関係よりも、いっそう「仲間」という大枠のコミュニティ重視な彼ら・彼女らは、恋愛で和が乱れることを恐れ、恋愛消極志向が強まっています。
原因はネットと現実が隔てられていたゆとり前半世代と異なり、SNSとリアルがつながっている、デジタルネイティブな暮らしで、コミュニティから浮いてしまうと、世間から完全に孤立してしまう恐れがあるからでしょうか。
(2)社会人=正社員時代の脱却
かつて社会人といえば、公務員か会社員を指していました。しかし、今は新卒フリーランス、副業など、多種多様な働き方が増えてきています。
派遣社員の比率が増えた不景気の事情もあいまって、社会人=正社員とう考えは、覆されています。
あくまでも傾向。当てはまらない人もいるので要注意!
ここまで、ゆとり世代、さとり世代の特徴をご紹介いたしました。
ゆとり、さとりといったあまりポジティブではない言葉で世代をくくられて迷惑、という方も多いと思いますが、思うままに生きることがよしとされる世代だからこそ、バブリーであろうが、清貧であろうが、好きなことをして、生きていける時代であってほしいと思います。
(トイアンナ)
※画像はイメージです
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※この記事は2021年03月11日に公開されたものです