付き合いきれん。自分勝手な人の特徴7つ
職場でもプライベートでも、自分勝手な人が周りにいると、疲れてしまいますよね。付き合い方に頭を抱えることもあるのではないでしょうか。そこで今回は、心理カウンセラーの秋カヲリさんに、自分勝手な人の特徴や心理、対処法を教えてもらいました。
自分勝手な人と一緒にいると疲れてしまいますよね。どう対応するのがベストなのか知りたいという人もいるのではないでしょうか。
今回は、自分勝手な人の特徴や、自分勝手になってしまう原因と心理、うまく対処する方法まで詳しく解説します。
自分勝手な人と接する時があれば、ヒントにしてくださいね。
自分勝手な人の特徴
自分勝手な人にはいくつかの特徴があります。確認していきましょう。
(1)思い通りにならないと不機嫌になる
自分勝手な人は基本的に「自分の思い通りにしたい」と思っている傾向にあるので、うまくいかないことがあると不機嫌になりやすいです。そうして場の空気が悪くなっても、自分中心で考えているためあまり気にしないところもあります。
(2)自分のことを優先する
常に他人より自分を優先するところもあります。人の幸福より自分の幸福を重視し、それを悪びれず前面に出すでしょう。誰しも自分がかわいいものですが、それを露骨に態度に出すのが自分勝手な人の特徴だと思います。
(3)他人の気持ちはあまり考えない
「相手はどう思うだろうか?」「あの人はどんな気持ちだろうか?」と相手について考えるシーンが少ないです。心から人を思いやることはあまりないでしょう。
(4)親しい友人が少ない
自分勝手な人は他人の気持ちを考えず思いやりがない傾向にあるので、親しい友人は少ないはずです。「あの人は自分勝手だから」と距離を置かれてしまうこともあるでしょう。
(5)理想が高い
自分勝手な人は理想が高く、その理想を現実にするために行動するところもあります。ある意味、向上心が強いのですが、誰かのためではなく自分のために動くのが特徴です。
(6)自分のために動いてもらおうとする
周囲に対し「この人は使える」「あの人は使えない」といった評価をすることも多く、「使える」と思った人には積極的にコンタクトを取って、自分のために動いてもらおうするところもあります。
自分にとってプラスになると思う人には取り入ろうとする特徴もあるでしょう。
(7)損得を考えて行動する
損得勘定に基づいて行動するところもあり、自分にとって都合がいい時は自ら率先して動くでしょう。何らかの得があるのであれば、他人のために動くこともあるかもしれません。
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自分勝手になってしまう原因
自分勝手な人は、なぜそうなってしまうのでしょうか? 原因を見ていきましょう。
(1)甘やかされて育った
小さい頃から甘やかされて育った人は、自分にスポットライトが当たるのが当たり前で中心であるという意識が強くなりがち。それによって自分勝手に振る舞ってしまうことがあるでしょう。
(2)貪欲になってしまった
貪欲な人は、あらゆるものを「もっと欲しい」と思うので、自分を満たすための行動に終始しがちです。貧しい時代があったり、満たされない経験が多かった人などは貪欲になりやすく、欲求を満たすために自分勝手になってしまうことがあります。
(3)他人に裏切られた経験がある
過去に他人に裏切られて傷ついたり損害を被ったりした経験があり、そこから疑い深くなって人を信頼しなくなると、目の前の相手を大切にしなくなることがあります。その結果、他人を思いやらず自分勝手になる人もいます。
(4)みんな自分勝手だと思っている
「みんな自分と同じように自分勝手で、自身のことしか考えていない」と思っている人もいて、その場合も自分勝手になりがちです。「だってみんなそうでしょ?」という感覚なので、自分勝手な振る舞いが当たり前なのでしょう。
自分勝手な人の心理
自分勝手な人にはある心理が働いています。具体的に解説しますね。
(1)犠牲を払うことを恐れている
自分勝手な人は「損をしたくない」と考えがちでが、これは自分が犠牲になるのを恐れているからです。自分が持っているものを過度に守ろうとして、失うことを極端に怖がるのです。本当は臆病な人だともいえるでしょう。
(2)満たされない欲求がある
過去に「もっと~したかった」「もっと~されたかった」といった満たされない欲求があると、引きずりやすいです。それが貪欲さにつながり、自分を満たすための自分勝手な行動な行動を起こすことがあります。
(3)不安が強い
自分勝手な人は実は臆病で、不安が強い傾向があります。その不安を払しょくするために自分勝手な行動をして自分を守ったりすることがあるのです。
自分勝手な人への対処法
なるべく不快な思いをせず、上手に自分勝手な人と付き合っていくにはどうしたらいいでしょうか。最後に対処法を解説します。
(1)距離を置いてみる
触らぬ神にたたりなし。自分勝手な人は、自分のために動いてもらおうとするところがあるので、できるだけ巻き込まれないように離れるのが無難でしょう。
(2)相手の行動を直そうとはしない
自分勝手な人を改心させようとしても、根深い原因があってそうそう変えられるものではなく、うまくいかずにストレスになることが多いです。
その結果、一緒にいると疲れるという認識につながりやすいため、関わろうとしない方がいいでしょう。介入せず、遠目に見ましょう。
(3)思ったことはストレートに伝える
思いやりのない行動をする自分勝手な人に対して、無理に気を使う必要はありません。思ったことはストレートに伝えましょう。「何でそんなことをしろって言うの?」「それは失礼でしょ」というように率直に話すとすっきりして、自分の心を守ることにつながります。
(4)一方的な要求ははっきり断る
自分勝手な人に一方的に要求をぶつけられたら、はっきり断りましょう。「それはできない」「嫌だ」などときちんと断ることは、自分の心を守るためにも大切です。
無理に付き合う必要はない
自分勝手な人と無理に付き合う必要はありません。一緒にいるのがつらいと思ったら、距離を置きましょう。
必要最低限の接触にとどめ、あなたが大切にしたい人との時間を大事にしてくださいね。
(秋カヲリ)
※画像はイメージです
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※この記事は2021年02月27日に公開されたものです