「いい男」の5つの条件
「いい男」のとは見た目が良い人? 年収が高い人? 優しい人? 恋愛コラムニストのウイさんが男性から見ても「いい男」で、結婚におすすめな人の5つの条件を教えてくれました。
できるなら、いい男と付き合いたいですよね。いい男と付き合いたくない、という人は極めて少ないのではないでしょうか。だって、別にどんな男性でも良かったら恋人を探したり、婚活したりしなくてもいいわけです。
みんな何かしら条件のようなものを持って「いい男」を探している。
では、先ほどから連呼している「いい男」とは具体的にはどんな男の人のことをいうのでしょうか。
定番で挙げられるのは「年収1000万円以上」とか「MARCH以上の学歴」とか「有名な企業に勤めている」とか、いわゆるハイスペックと呼ばれるものです。
他には「顔面が整っている」とか「優しい」とか「背が高い」とか、大勢の女性が「いいよね」と思うようなものも挙げられます。
でも「東大出身で年収1000万円の優しい人」のことを全員が好きになるかといわれると、決してそうじゃない。
どうやら「いい男」とはそんな単純なものではないようです。今回は単純そうで実は複雑な「いい男」の条件について考えてみようと思います。
「いい男」のスペックにこだわると危険な理由
前述した通り、「いい男の条件」として挙げられがちなのはスペックが高いことです。実際、ハイスペックであることをいい男の条件にして婚活をしている人もいますが、それは大変危険なことです。別に「お金じゃ買えない大切なことはたくさんある!」みたいなことを言いたいわけではありません。
「スペックで異性を選ぶと、もっといい人がいるんじゃないか?」という可能性に賭けてしまうから危険なのです。
こんなにいい条件の人と付き合えたんだから、もっと頑張れば今の彼よりもいい条件の人に出会えるかもしれない、という考えが頭をよぎるのです。
これは男性と付き合ってから感じる人もいれば、付き合う前の段階で「本当にこの人でいいのかな……」と感じる人もいます。
なぜこういった思考に陥るのか。それは「この人以上に好条件なスペックの男性がこの世には存在する」ということを知っているからです。出会っていないだけで、より高収入でより高学歴な男性は実際いますもんね。だからこそ、その可能性に賭けてしまうのです。
でも、そういった世界は上を見れば際限のない青天井で、隣の芝生はいつ見ても青い。いつまで経っても満足なんかできない。気が付けば膨大な時間だけが経過していた……なんてオチが待っているのです。
男性が考える5つの「いい男」の条件
では、スペック以外のいい男の条件とは何なのでしょうか。「優しい」とか、そんなぼんやりしたものは今回は無しにして、僕が考える「いい男」の条件と特徴をいくつか挙げてみます。
(1)緊急事態にすっ飛んでくる
地震や交通事故や急病など、予期せぬトラブルの時にとりあえずすっ飛んでくる男性です。どんなに「大丈夫だよ」と言っても、「大丈夫な顔を見るまで安心できない」とか言いながら、心配ですっ飛んできちゃう男性はいい男といえます。
(2)彼女の「安心」を最重要事項とする
仕事やお金のこと、友人関係や他の異性とのこと、家族のこと、将来のこと。挙げればきりがないくらい心配事や不安は出てきますが、何をするにしても恋人に安心してもらえるような行動ができて、そのために納得いくまで話し合いができる男性はいい男です。
(3)笑って「仕事? 楽しいよ」と言う
どんな仕事をしているかは大きな問題ではありません。大事なのは、たまに愚痴や弱音なんか言いながらも、疲れた顔をしていても、「仕事? 楽しいよ」と笑って言う働き者の男性は信頼できます。
(4)あなたの過去の失敗を忘れない
あなたの失敗を許していても、忘れない男性です。「許す」と「忘れる」は大きく違います。2人とも忘れちゃったら同じ失敗を繰り返してしまいますから。
あなたが同じ失敗をしてしまいそうな時、ちゃんと過去の失敗を覚えていて、優しく軌道修正してくれる。そんな男性は自分だけではなく、あなたの将来のことも真剣に考えているいい男です。
(5)「人を愛するってどういうことだと思う?」に真剣に向き合う
これは僕が敬愛する文筆家・松浦弥太郎さんの言葉なのですが、この難問にちゃんと向き合う男性は間違いなくいい男です。
ふざけた答えや、ウケ狙いの回答をせず、すぐに答えを出せなくても、ウンウンと唸りながら一生懸命考える男性は、それだけでいい男だと僕は思います。
以上、5つの条件を挙げました。どの条件も、男性の僕から見ても「すてきだな、抱いてほしいな、付き合いたいな」と思うものばかりです。
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いい男の条件で大事なのは「自分で考えること」
先ほど挙げた条件は、あくまで僕が考えた「僕にとってのいい男」です。つまり、別の人からしたら大切な条件ではなかったりもするのです。
つまり、いい男の条件とは本来は自分で考えなければいけないものなのです。ここで大事なのは、「自分にとって都合のいい男」の条件ではいけないということです。
僕たちはいつまで経ってもどこか未完成です。その足りない部分をパートナーの年収や学歴やルックスで埋めてしまいたい気持ちは分かりますが、それはどんなに考えても自分勝手な話なのです。
ずっと一緒にいるために、心穏やかに安心して暮らすために必要な条件。こんな人と出会えたら、自分のことを好きになってもらうための努力だってできる。そんなふうに思える「自分だけのいい男の条件」が必ずあるのです。ぜひ考えてみてください。
すぐに思い付かなくても大丈夫です。その「私が本当に求めているものとは……はて?」という行為が、めちゃくちゃ大事なんだと思います。
いい男がいないと思っている人へ
前段で終わっても良かったのですが、最後に大事なことを。人間は2種類に分かれます。
1つは「出会っている人の中から最も好きな人と付き合う人間」で、もう1つはスペックの時に少し触れましたが「まだ出会っていない人の中に運命の人がいると信じている人間」です。
前者の多くは、何の疑問も持たず結婚適齢期に一緒にいた人と愛し合い、結婚します。対して、後者の多くはなかなか恋人も結婚もできません。僕も完全に後者です。
後者は、せっかくいい人と出会えても「この人じゃない、今じゃない」とさまよい続けるのです。自分が後者である場合は、早急に「自分にとってのいい男」を決めておかないと一生迷子になりますよ。
(ウイ)
※画像はイメージです
※この記事は2020年08月27日に公開されたものです