優しい顔になりたい! お手本の芸能人&メイク方法を解説
顔がキツくて、優しい顔にあこがれている人も多いのでは? 優しい顔とはどんな特徴の顔のことでしょうか。また、それをメイクで作る方法とは? 美容ライターの上田麻里さんに教えてもらいました。
優しい顔になれるメイク術
「優しい顔の特徴」として、5つのポイントをご紹介しましたが、私はこれらには当てはまっていないし、もとからキツそうに見える顔つきだから……と思っている人もきっといるはず。
でも大丈夫! このような優しいイメージは、メイクをちょっと工夫するだけで演出することができるんです。
それぞれの具体的なメイク方法をご紹介していきますね。
1.「たれ目風メイク」で目尻を下げる
目尻の下がった、くしゃっとした笑顔は、まわりの人も自然に笑顔にしてしまうような魅力がありますよね。そんな目元は、「たれ目風メイク」で作ることができます。
使用するアイシャドウやアイライナーは、柔らかい印象に仕上がるブラウン系がオススメです。
手順
(1)アイホール部分にアイシャドウをのせ、まぶた全体にほんのりと色味をつけます。
(2)アイライナーを上まぶたのキワに引き、目尻は、目の形に沿ってそのまま2、3㎜はみ出すように下げます。目頭と水平になる位置くらいまで細く描くのがポイント。
特に目尻は、目を開けた状態で描くと、角度や長さがわかりやすくなります。
(3)下まぶたの目尻側1/3程度にブラウン系のアイシャドウをのせます。上まぶたに引いたアイラインとふんわりとつなげるように仕上げます。
2.「平行眉」で眉尻を少し下げる
眉は、顔の中でも印象を大きく左右するパーツです。
目尻と同様に、眉もなだらかな柔らかい印象にしますが、どちらも下げすぎてしまうと、全体的に締まりのない印象に。
トレンドの平行眉で眉尻だけ少し下げる、くらいがベストです。
少し明るめのブラウンのペンシルとパウダー、眉マスカラを用意し、ふんわりとした印象に仕上げましょう。
手順
(1) スクリューブラシで、毛流れを整えます。
中心から眉尻にかけては、毛の流れに沿うようにし、眉頭は、上に向かってコームで立ち上げることで立体感を出します。
(2) 眉の下ラインを平行にまっすぐ描き、眉尻は自然に少し下げるようにつなげます。
下のラインをしっかりと描くことで、ぼんやりとした印象になるのを防げます。
(3) 上ラインは、眉の足らない部分を一本一本足していくようにして、眉尻につなげます。
(4)アウトラインができたら、内側をパウダーで埋めます。
(5) 最後に、眉マスカラで毛にふんわりと色味を足したら完成です。
3. 「唇の輪郭修正」をして口角を上げる
口角が下がっていて、怖そうな雰囲気に見えてしまう人は、リップメイクと一緒に唇の輪郭修正をすると、きゅっと口角の上がった口元を手に入れることができますよ。
用意するものは、ブラシタイプのコンシーラー、リップペンシル、リップの3点です。
手順
(1)ブラシタイプのコンシーラーで、下がっている部分を消すように、下唇の口角部分を上向きに塗ります。境目は、指でとんとんとなじませます。
(2)リップペンシルで、下唇の両サイドに上向きのラインを描きます。
ここのラインをしっかりと取ることで、口角をすっきりと上向きに見せられます。
(3)リップで、内側を埋めるように塗れば完成です。
4. 「ピンクチーク」で温かい雰囲気を演出
温かみのある雰囲気を演出するためには、チークを活用します。
肌の内側から発色するような血色感をプラスすることで、柔らかい印象を演出できますよ。
用意するチークは、パウダー、クリームタイプどちらでもOK。
コーラルピンクやベビーピンクなどの優しい色味がおすすめです。
パウダータイプの手順
(1)パウダーを大きめのブラシにくるくるとなじませたら、手の甲などで余分な粉を軽く落とし、パウダーをブラシ全体に均一に含ませます。
(2)笑うと一番高くなる頬の部分を中心に、あまり角度をつけず、広めの楕円形にのせます。ほんのり色味を感じられる程度がベストです。
クリームタイプの手順
(1)指先にクリームチークを取ったら、手の甲などに一度取り、色味を調整します。
中指や薬指など力の入りにくい指を使うのがオススメです。
(2)笑うと一番高くなる頬の部分から、外側に向かってだんだん薄くなるようにポンポンとスタンプを押すように広げると、頬の内側から血色を感じるような質感に仕上がります。
5.顔のパーツに丸みを持たせる
最後に、顔のパーツに丸みを持たせる方法です。1~4でご紹介したメイク方法それぞれに、少し丸みを意識してみてください。
目に丸みを持たせる方法
目元作りは、中央部分にポイントを置くようにします。
アイシャドウはアイホールの真ん中に最初に色をのせ、そこから左右に薄くなるように広げます。
マスカラも、まつ毛の中央部分にもっともボリュームを出すように塗ることで、丸みを強調できますよ。
唇に丸みを持たせる方法
唇は、立体感のあるふっくらとした形が理想。
口角を上げる方法でリップを塗ったら、最後に、上下の唇の中央部分につやの出るタイプのグロスをちょんっと軽くのせます。
このひと手間で、ボリュームのある愛されリップに。
シェーディングで顔に丸みを持たせる方法
エラが張っていたり、あごがシャープで顔全体が直線的なフォルムだったりする人は、気になる部分に軽くシェーディングを入れます。
大きめのブラシにシェーディングカラーをとったら、小刻みにブラシを動かすようにして、気になるエラ部分または、あご部分に影をつけます。
ふんわりと入れることで、直線的な印象を緩和できます。
※この記事は2020年04月03日に公開されたものです