クールな人の特徴6個。モテる理由や心理も解説
クールな人の特徴は? モテる理由は? 今回、マイナビウーマンでは男女200人を対象にアンケート調査を実施! また、クールな人の心理について、心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説します。
「クール」と聞いたらどのような人を想像しますか?
冷たい、人間味がない、などネガティブな連想をする人もいれば、気高い美しさを持っているというポジティブな想像する人もいると思います。
そんな「クールな人」に焦点を当てて、その特徴や心理を分析してみましょう。
また、今回はマイナビウーマンで「クールな人」に関するアンケート調査(※)を実施したので、その結果も紹介していきます。
「クール」の意味とは? クールな人ってどんな人?
まずは「クール」の意味を確認しましょう。「クール」を辞書で調べると以下のように記載されています。
クール【cool】
[形動]
1 冷たいさま。涼しくてさわやかなさま。「―な色調」
2 冷静なさま。冷ややかなさま。「―に観察する」「―な反応」
3 かっこいいさま。「―なファッション」
(『デジタル大辞泉』小学館)
辞書的に、性格や見た目についていう時の「クール」とは「冷静なさま、冷ややかなさま、かっこいいさま」を意味します。
しかし、「クールな人」という時、一般にはポジティブな意味で「冷静で落ち着いたかっこいい人」を指す場合が多いでしょう。
本記事でも、上記の定義で「クールな人」について解説します。
クールな人と冷たい人の違いは?
クールな人には、どんな時でも落ち着いているという特徴があります。
「クール」と聞くと「冷たい人なのかな」と感じる人もいるかもしれません。クールな人と冷たい人は、一見同じように思えますが、両者には違いがあります。
どちらも淡々としている印象がありますが、クールな人は相手に関心を寄せることができ、冷たい人は相手にあまり関心を抱かないという特徴があるといえるでしょう。
実際、マイナビウーマンが行った「クールな人に関するアンケート調査」でクールな人と冷たい人の違いを聞いたところ、下記のような回答が寄せられました。
- 「クールな人は頭が良くて落ち着いている人。冷たい人は自分のことしか考えていない人」(38歳/女性/事務・企画・経営関連)
- 「思いやりがあるかないか、人に対する興味があるかないかだと思う」(23歳/女性/学生)
- 「クールな人は奥深いところで優しさがある」(35歳/男性/設備工事)
冷たい人の特徴や心理についての詳細は、以下の記事も参考にしてみてください。
クールな人の特徴【性格編】
まずは、クールな人の性格における特徴を見ていきましょう。
(1)無口
言葉数が少ないです。自ら話して場を盛り上げるということはしません。
ただ、人間嫌いではないので話しかければ普通にしゃべりますし、興味のある話であれば饒舌になることもあります。
- 「話し掛けても本当に必要なことしかしゃべらず、相手の方からしゃべってくることはめったにないところが不思議」(37歳/男性/事務・企画・経営関連)
- 「物静かで一緒にいてもほとんど話さない人がいて、クールだなと思った」(22歳/女性/学生)
- 「口数が少なくクールだけど、その人がしゃべると重みがあり、周りを納得させる」(34歳/女性/クリエイティブ関連)
(2)単独行動が多い
外食や旅行など1人でどこにでも出掛けることができます。
好んでひとりというよりは、行きたいところに行くときにわざわざ仲間を募らないだけです。なので行きたいという人がいれば拒むこともしません。
- 「落ち着きがあり、群れなくてかっこいい人がいます」(35歳/男性/公共サービス関連)
- 「1人で行動することが多いけど、多趣味で友達も多い先輩はクールだと思う」(37歳/女性/専業主婦)
(3)落ち着いている
クールな人はどんな時も落ち着いている傾向があります。
よほどのことでもない限りは動じず、冷静に対応できるでしょう。
- 「公共施設が火災で緊急事態になった時、顔色ひとつ変えず冷静に行動していた」(36歳/男性/設備工事)
- 「仕事で動揺しそうな場面でも落ち着いて表情を変えずにいた」(32歳/男性/官公庁)
- 「理不尽に怒鳴り込んできた相手に対して、淡々と落ち着いた声で、理論立てて反論できる人を見た時、クールだなと思った」(36歳/男性/教育)
クールな人の特徴【見た目編】
(1)表情が乏しい
喜怒哀楽をあまり表に出しません。そのため状況によってはクールというより「何を考えているのかわからない」といった印象を与えてしまうことも。
- 「感情を表に出さないタイプで、いつも落ち着いている雰囲気」(38歳/男性/IT関連技術職)
- 「物静かで表情はあまりないが、物事をしっかり考えている印象」(36歳/男性/販売・サービス関連)
(2)シンプルな服装
クールな人は、シンプルな服装を好む傾向にあります。シルエットがベーシックで落ち着いた色合いの服装に身を包んでいることが多いでしょう。
ただ、地味なわけではなく、シンプルながら洗練された印象のファッションを目指しているようです。
- 「クールな感じを出すため、基本的に色は黒を好む傾向がある」(39歳/男性/クリエイティブ関連)
- 「シンプルな服装とメイクで自然な感じの人」(37歳/男性/フリーター)
(3)個性的なメイクや髪型
女性の場合、自分の顔で表情を作るのではなく、ショーモデルのようにメイクで表情を作ることを好みます。
一方で、ノーメイクにベリーショートなどボーイッシュな外見を好む人もいます。万人受けするものより極端な個性を好む人もいます。
クールな男女の心理
続いては、クールな男女の心理的な特徴をいくつか紹介します。
(1)秘密主義
自身の内面に入ってきてほしくないため「他人が近寄り難い雰囲気」を意識的に出します。防御心理が強いといえます。
(2)甘え下手
本当は誰かに頼ったり甘えたりしたいのですが、そのやり方がわからなかったり羞恥心が強すぎてできません。
(3)寂しがりや
本当はとても寂しがりやですが、寂しい感情を正直に出すと歯止めがきかなくなることを恐れています。いわゆる「つっぱっている」という心理状態です。
(4)あまのじゃく
優しくされると意地を張りたくなるというあまのじゃく。そのため逆に冷たくされると近寄りたくなります。
(5)個人主義
自分は自分、他人は他人という価値観です。他人に期待したり押し付けたりしませんが、他人が困っているときにも基本的には自己責任だと考えています。
▶次のページでは、クールな人がモテる理由や恋愛傾向について解説します。
クールな人がモテる理由
クールな人はモテるイメージがありますよね。実際、アンケートで「クールな人は恋愛対象として好きですか?」と聞いたところ、「好き」「やや好き」と回答した人が合計で73.5%でした。
※有効回答数200件
では、どうしてクールな人はモテるのでしょうか。以下に理由を紹介します。
(1)行動のギャップ
何事があっても動じず淡々としているのにたまに慌てふためく、言いづらいこともズバっと言うのに褒めたらモジモジして照れる、などクールな人が時折見せる行動のギャップ。
多くの人はそんなギャップに惹かれてしまうのです。
- 「緊急事態の時はものすごくクールだが、日常では穏やかで明るい」(36歳/男性/設備工事)
- 「クールな上司がちょっとしたミスをして慌てているのがかわいかった」(35歳/男性/公共サービス関連)
- 「クールな人が、2人きりの時に優しく接してくれた時はドキッとした」(37歳/女性/専門サービス関連)
(2)表情のギャップ
感情を表に出さないのにたまに見せる楽しそうな笑い顔、ふと見たときに寂しそうな顔をしていたなど、普段表情が乏しいだけにふと見せる顔にギャップを感じます。
- 「普段感情をあまり表に出さない人が表情を緩めた時、魅力的に感じる」(24歳/女性/求職中・無職)
- 「たまに見せる笑顔は良いと思う!」(36歳/女性/フリーター)
(3)ミステリアスな雰囲気
秘密主義なので私生活が謎な人が多いです。
人間には隠されていると暴きたくなる心理があります。そのせいでどんどん惹かれていきます。
- 「クールな人の独特な雰囲気が気になってしまいます」(31歳/男性/営業関連)
- 「独特の色気があると思う」(33歳/男性/営業関連)
- 「クールな人は、ミステリアスでよくモテていた」(32歳/男性/官公庁)
(4)簡単に落ちない雰囲気
恋愛は困難があるほど燃えます。
特に男性は狩猟本能があるといわれており、クールな女性を笑顔にして自分に惚れさせてみたいという闘志を燃えさせがちです。
- 「難攻不落なイメージが、逆に『頑張って落としてやろう』という気にさせる」(39歳/女性/販売・サービス関連)
- 「よく話す人よりあまり話さない人の方が、知りたくなる」(38歳/男性/専門コンサルタント)
- 「友人が『簡単に落とせないクールなタイプが好み』だと言っていた」(28歳/男性/IT関連技術職)
クールな人の恋愛傾向
次はクールな人の恋愛傾向を見ていきましょう。
(1)あまのじゃくな言動をする
上述したように、クールな人はあまのじゃくな言動を恋愛においてもしてしまいがちです。
本当は会いたいのに会わなくても平気と言ってしまったり、一途なのにほかの異性に気があるふりをしてしまったりします。
(2)意外と重くて振られがち
ひとりのときに頑張ってつっぱっていた分、「この人なら大丈夫」という安心感が生まれるといっきに相手に依存するようになります。
一途ともいえるのですが「クールに見えたのに付き合ったら意外と重かった」と思われてしまう可能性もあります。
(3)愛されているのか相手を不安にさせる
表情や言動に感情をあまり出さないため、パートナーは「本当に自分のことを愛しているの?」と不安になりがちです。
▶次のページでは、クールな人になるためのポイントを解説します。
クールな人になるためのポイント
「クールな人になりたい!」と憧れている人もいるでしょう。そこでここからは、クールな人になるためのポイントを紹介します。
(1)周りに流されない
クールな人はミステリアスで簡単には落ちない雰囲気があります。これを身につけるには、周りに流されない芯の強さが必要。
自分のポリシーを持って時にはしっかり意見を述べると、「意志の強い人なんだな」と思ってもらえるはずです。
ただし、周りに流されないこととわがままは違います。自分の意見は主張しつつ、他者を尊重する姿勢も忘れないようにしましょう。
(2)声のボリュームを押さえる
クールな人は、あまり感情を表に出しません。しかし、それを真似て感情を出さないようコントロールするのはなかなか難しいもの。
そこで、まずは声のボリュームを押さえてみましょう。それだけで、周囲に落ち着いた印象を与えることができます。
(3)大人っぽいファッションを意識する
クールな人を目指すため、まず形から入るのもありです。
ベーシックなファッションアイテムを組み合わせ、モノトーンやダークトーンでまとめれば、クールな雰囲気を演出できます。
クールな人になりたいなら芯を強く持とう
クールな人には、一見冷たいようでいて優しさがあります。このような優しさを持ち、落ち着いて物事に対処する姿に、憧れる人もいるでしょう。
クールな人は意図してクールに振る舞っているわけではなく、無自覚である場合が多いです。しかし、声のボリュームを調整したりファッションを意識したりしてクールな人に近づくことは可能です。
特に大事なのは、芯を強く持つこと。芯の強さがあってこそ、揺るぎないクールなキャラクターを保てるからです。
周りに流されない強さは簡単に身につくものではありませんが、ぜひクールな人を見習って自分のポリシーを貫いてみてくださいね。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日:2023/3/2
調査対象:20~39歳の男女
調査人数:200人
※この記事は2019年10月10日に公開されたものです