恋人以外の“微妙な関係の異性”がいる未婚女性は約3割!
告白したり、されたり、別れを切り出したり、フられたり……。アラサーともなると、周囲でも、もちろん自分自身がそういうシチュエーションの当事者になることもあります。なかにはつきあっている・いないの状態はあいまいにして、「男女の関係にある」と表現するようなケースだってあるんです。では、「男女関係にある」とは、具体的にどういった関係を指すのでしょうか? 未婚女性の認識をアンケートで調査しました。
辞書によれば、「男女関係」とは、“単なる友人同士ではなく、お互いを異性としてみなしている状態のこと”、そして“恋人関係または肉体関係にあることをぼかした表現のこと”を指すそうです。この男女関係の境目については、“心が惹かれあったら男女関係のはじまり”や、“肉体関係があったときに友人以上の関係になる”など、定義はさまざま。
では、アラサー未婚女性たちはこの「男女関係」について、どのように考えているのでしょうか?
“好きな気持ち”があったら、それは「男女関係」!?
Q. 男女関係、いわゆる「男と女の関係」とは、どこからを指すと思いますか?
友だち以上恋人未満の関係(食事をするなど) 33名(8.5%)
お互いに好き(プラトニックな関係) 98名(25.1%)
手を握る 63名(16.2%)
キスをする 95名(24.4%)
肉体関係を持つ 92名(23.6%)
その他 (2.2%)
※有効回答数390件。単数回答式
やはり「一緒に食事に行く」というだけで“男女関係にある”とはみなされないようです。「手を握る」「キスをする」といった“相手との親密なスキンシップ”が発生した時点で、 単なる友人関係ではない、いわゆる“男女関係”だと考える人が多いんですね。
注目したいのが、「お互いに好き」で“プラトニックな状態”を、すでに男女関係にあるとみる人が一番多かったこと。体の関係がなくとも、気持ちが好きな時点で、それはもう男と女の関係ということなんですね。
ぶっちゃけ、表にはできない男女関係ってある?
ところで、筆者は冒頭で“男女関係とは、恋人関係または肉体関係にあることをぼかした表現”だとお伝えしました。ここで言う“ぼかす”とは、“公にできない異性関係である”という表現にもつながります。
不倫やセフレなど、世の中にはさまざまな“男女のかたち”がありますが、“恋人とはちょっと違う、異性との関係”を持っている人って、一体どれくらいいるのでしょうか?
“恋人とは呼べない微妙な関係”を持っている人は約3割
Q. 恋人とは呼べない、友だち以上の関係の異性がいますか? またはいたことがありますか?
はい(恋人もあり) 60名(15.4%)
はい(恋人はなし) 64名(16.4%)
いいえ(恋人はあり)111名(28.5%)
いいえ(恋人もなし)155名(39.7%)
※有効回答数390件。単数回答式
今回のアンケートでは、「恋人とは呼べない、友だち以上の関係の異性がいる(いた)」と答えた方は、全体の3割以上という結果に。そうした人たちの“友だち以上の関係にある異性”って、具体的にどういう人を指すのでしょうか?
気になったので、この質問に「Yes」と答えた人に対して、その関係についてさらに深く聞いたところ……。
不倫関係
恋人とは呼べない、友だち以上の関係の中でも、特に気になっていたのがこちら。
「不倫関係。見られないように遊ぶのが大変」(28歳/通信/秘書・アシスタント職)、「好きだからまだ不倫してる」(27歳/小売店/販売職・サービス系)など、公表できない関係にある人が、少なからずいました。このアンケートは未婚女性に聞いているので、この場合はアチラが既婚者ということですね。
単なるセフレ
不倫関係と同じく、オープンにしづらい関係として挙がってきたのが、いわゆる“セフレ”。
「肉体関係だけがある。気持ちはない」(29歳/医療・福祉/専門職)、「アプリで会った人と数回肉体関係があった。お互い、つきあうとか彼氏彼女といったことは明言せず」(27歳/医薬品・化粧品/営業職)といったように、この関係を挙げた人の多くは、相手に「気持ちはない」と言いきり、あくまでも体だけと割り切っているようです。
元恋人
微妙な男女関係にある相手が、元恋人なんてケースもちらほら。
「彼氏と別れて、そのままセフレになった」(26歳/医療・福祉/専門職)、「元彼と遊びに行ったり飲みに行ったりする。体の関係あり」(24歳/食品・飲料/販売職・サービス系)など、いま恋人がいない場合に、気心の知れた元彼となんとなく……、という関係は案外多いのかもしれません。
単なる遊び友だち
一方でライトな関係だと、“単なる遊び仲間”という意見も。
「お互い干渉せず好きなときに遊ぶ」(30歳/建設・土木/技術職)、「お互いひまなときが合えば遊ぶ」(29歳/その他/販売職・サービス系)など、「同性の友人よりも一緒にはいるけれど、恋人ではない、気持ちも、肉体関係も一切ない」ときっぱり断言する人も。異性の友人は、女友だちとはまた別のカテゴリに仕分けしているということでしょうか。
精神的に安心できる相手
なかには、“親友に近い存在”ととらえている人も。
「日ごろのうっぷんをしっかり聞いてくれる、一緒に共感してくれる存在です」(34歳/情報・IT/営業職)、「兄みたいな存在」(32歳/医療・福祉/専門職)というコメントからは、性別を超越したスペシャルな絆を感じました。
番外編:言えない関係!
ここまで微妙な男女の関係を正直に答えてくれた人ばかりでしたが、なかには相手との関係を「くわしく言いたくない」(32歳/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)、「言えません」(23歳/食品・飲料/販売職・サービス系)と、秘密にして教えてくれない人も! “言えない関係”って、一体どんなものなんでしょうね!? まあ、世の中には、ひとことでは言い表せないさまざまな“男女のかたち”があるということで、今回は終わりにしたいと思います!
なにを男女関係とするかは、人によりけり!
不倫やセフレなどの“体の関係”から、性別を超えたスペシャルな関係まで、アンケートからは、いろいろなカタチの男女関係が見えました。そうした関係をわりきって楽しんでいる人もいれば、なかには「なんとなくだらだらと続いていて、しんどい……」と、はっきりしない相手の態度に悩んでいる人も。
わりきれない関係が今の自分にとって“プラスにならない”と感じたならば、その“男女関係”はいっそのこと断捨離をして、新しい関係をいちから構築してみるのもいいかもしれませんね。
(武末典子)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年6月7日~6月10日
調査人数:390人(22~34歳の働く未婚女性)
※この記事は2019年07月01日に公開されたものです