冷めてる人の特徴&心理とは? 原因や改善方法も解説 

感情があまり表に出ない「冷めてる人」。一緒にいても「本当に楽しいと思ってるのかな……」と不安になりますよね。この記事では、恋愛コラムニストの浅田さんが冷めてる人の特徴や心理、冷めた性格になった原因を紹介。また、冷めてる人への接し方や冷めた性格の改善方法についても解説してもらいます。

「あの人って冷めてるな」と思う人が周りにいた時、どうやって接するのが正解なのでしょう? また、自分が「冷めてるね」と言われた時の対処法とは?

冷めてる人とは?

「ちょっと冷めてない……?」

突然ですけど、冷めてる人が身近にいた場合、接し方に困りませんか?

ちなみに「冷めてる人」とは人への関心や興味が少ない人という意味になります。

具体的には下記のような感じ。

・LINEや電話がそっけない
・会話のテンションが低い
・うれしいときに一緒に喜んでくれない
・なんか「いえーい」とか言ってくれない
・めっちゃロジカル
・ベタベタすると嫌がる

ちょっと物足りなかったりしますよね。

ご安心ください。今回は、そんな「冷めてる人」の特徴から、対応方法まで解説します。

冷めてる人の特徴

まずは冷めてる人の特徴を見ていきましょう。

(1)腕を組んでいる

話を冷静に聞こうとしているのかもしれません。

心理的に、小さな壁を作っているイメージです。

自分で考えてから受け入れるかどうか決める、という感じです。ふとしたときに癖として出たりします。

(2)笑いの感情表現が小さい

そもそも感情を大きく表すタイプでないということです。

笑うときは「ふふっ」「ニヤッ」という笑い方をするくらいです。

表情やアクションにまったく表れないことも。つい「あれおもしろくないのかな……?」とまわりに感じさせてしまったりします。

(3)ロジカル

まさに「冷静」という感じです。

どんなときも論理的に考えて行動したいタイプ。男性に多い傾向があります。

もちろん悪いことではありません。

ただその分、感情表現がおろそかになってしまう、ということです。

(4)会話が淡々としている

冷めた印象は会話にも表れます。

冷めてる人は、どことなく淡々と喋る傾向にあります。

たとえば、お笑い芸人のトークのように熱をこめて――ということもないわけです。会話のなかに感情をこめず、事実だけを並べるイメージです。

会話を共感のためのツールだとは考えていない傾向にあります。

(5)LINEに絵文字や顔文字がない

この「冷めてる人問題」は、コミュニケーション全般にいえる話です。

なのでLINEにも当てはまります。

冷めてる人は、絵文字や顔文字をあまり使いません。文章自体もシンプルです。逆にスタンプ一個だけの返信、などもありえます。

冷めてる人の心理

(1)シャイで照れている

感情表現をしないのではなく、苦手なのかもしれません。

笑ったり驚いたりの表現を恥ずかしく思っている可能性があります。つまり、シャイというわけです。

しかし、素直にシャイな一面を見せることができず、見栄を張った結果「冷めてる人」というポーズになるのです。

(2)楽しんだら負けだと思っている

こじらせた場合もあります。

健全に楽しんだりするのを「カッコ悪い」と思っているパターンです。

逆にいえば、冷めてるポーズを「カッコいい」と考えているわけですね。ええ、いわゆる中二病です。

(3)落ち着いて物事を味わいたい

そもそも「冷めてる人」というより「落ちついてる人」という可能性もあります。

その静かなトーンが、その人なりの感情表現ということです。これも悪いことではありませんよね。個性です。

こちらの捉え方ひとつで受け入れられるようになるかもしれません。

(4)自分の世界(やりたいこと)がハッキリしてる

これは「イイ男やイイ女」に多いかもしれません。

趣味、仕事、芸術――のめりこむものを持っていて、それ以外は大したことないさ、と優先順位が低いわけです。

冷めてるというより、没頭している世界があるという感覚です。ジブリ映画の『風立ちぬ』の主人公(堀越次郎)もそんなタイプの代表かと思います。

(5)そもそも表現方法がわからない

感情を表すのに慣れていない可能性もあります。

親が世話を焼いてくれたなど、感情を出さなくても、なんとなく生きてこられた人に多いです。

感情の経験不足ともいえます。

自分がどういう感情にあるかを察する力がそもそも足りてないというわけですね。

(6)人間関係で傷つきたくない

人間関係で傷つきたくないという思いから、冷めているように振る舞っている可能性もあります。

好意を持っていた人に裏切られた場合、「自分はこんなに好きなのになぜ?」と悲しい気持ちになりますよね。

そんな気持ちになるぐらいなら、初めから冷めた対応をして自分の心を守っているのです。

▶次のページでは、冷めた性格になった原因を解説します。

冷めた性格になった原因

(1)アドバイスしてくれる人がいなかった

今までの環境がそうさせたのかもしれません。

しっかり「コミュニケーションは感情をきちんと伝えることだよ」と、アドバイスしてくれる人がいなかった、という場合です。

そこから漫画やインターネットの「冷めてる人はカッコいい」という偏った演出を信じこんでしまうこともありえます。

(2)頭がいい

シンプルに頭がいいだけの可能性もあります。

なんでもロジカルに考えられるし、自分の欲望もおさえられるので執着心がないパターン。

程度の差はありますが「冷めてる人」というより「大人」なのかもしれませんね。

(3)自己愛が強い

自分を大事にしすぎているパターンもあります。

彼のなかでは、いつだって自分が第一位なのです。自分が何をするかだけが大事。

だから、まわり(たとえば恋人も)の優先度が下がるというわけです。

自意識過剰や自己中心的、ナルシストともいえるかもしれません。

(4)過去挫折したことがトラウマになっている

過去に何かに挫折して、それがトラウマとなっていることもあります。

同じ挫折をしたくないから、そもそも興味がないというふうに振る舞っているのです。

▶次のページでは、冷めてる人への対応方法と冷めた性格の改善方法を紹介します。

冷めてる人への対応方法

(1)要望を伝える

まず言葉で伝えること。

意外と、本人が自覚していないだけの可能性があります。

繊細な問題だからこそ、言葉にしないと気づけなかったりします。しっかりと「もう少し楽しむ姿を見せてほしい。一緒にいて楽しんでるんだって感じたい」と伝えてみましょう。

(2)逆に受け入れてみる

その個性も込みで、相手のことを好きになってみてはどうでしょう。

逆に、相手が四六時中「好きだ!」「イエイ!」と叫びはじめたとして、案外、しっくりこないかもしれません。

ある意味、現在のほうがフラットで落ちついた関係でいられる、ということもありえます。

いざというときも動じず味方になってくれますよ。

(3)2人でアクティブな体験をする

一緒に感情を盛りあげる体験をすること。

感情をシェアすると、新しい関係が生まれます。

特に、相手が経験したことのないものがオススメです。映画や美術館のように、受け身でいられるものでなく、アクティブなものにしましょう。

ジョギング、ウォーキング、ボルダリングなどのスポーツはもちろん、記念日にケーキを一緒に作ったり、星を見ながらグランピングをしたりなんかもいいですね。

冷めた性格の改善方法

あなた自身が「冷めている人」だった場合かつ、その性格をなおしたいと思っているのであれば、下記を試してみてください

(1)趣味や仕事など「好き」なことを探す

あなたが熱量を持って行動できる「好きなこと」を探してみてください。それは趣味でも仕事でもかまいません。

「これなら没頭できる」というものを探すのです。集中しているうちに、あなたもいつの間にか熱くなっているはずです。

(2)自分のためではなく、人のために行動してみる

周りから冷めた人だと思われるのは、人のことではなく自分を優先する態度が関係していることもあります。

なので、自分の利益を追求するのではなく、人のためになることを念頭に置いて行動してみてください。

人のために何かを行い、感謝された時、「意外と悪くないな」と感じるかもしれません。

「冷めてる人」のすべてが悪なわけではない

いかがでしょう。

なかなか男ってやつは手強いですね。

しかし、上で解説したように「冷めてる人」にもいろんなバターンがあるはずです。

どうか「冷めてる人」のすべてを「いけないもの」「変えるべきもの」と感じるのでなく「それも個性なのかな?」「落ち着いてるだけなのかな?」とも考えてみていただけると幸いです。

あとは言葉にして、しっかり伝えること。

それが一番です。

たとえば「愛してる」と言ってほしいなと悩む前に「愛していると言ってほしい」と伝えてみるのもいいと思いますよ。

あなたの恋愛がより幸せなものになることを心より祈っています。

(浅田さん@恋愛を語る奇術師)

※画像はイメージです

※この記事は2019年06月22日に公開されたものです

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