失恋したときに観るべき映画8選
つらい失恋。時間が解決するというけれど、なかなか前向きな気持ちを取り戻せずつらいですよね。そんなとき、いろいろな世界に没頭させてくれる映画は感情のデトックスに最適。いい作品を観てつらい心を癒やしましょう。この記事では、思い切り泣きたいとき、逆に元気になりたいときにおすすめの映画をご紹介します。
失恋すると、なかなか前向きな気持ちを取り戻せずに苦しいですよね。
そんなとき、いろいろな世界に没頭させてくれる映画は感情のデトックスに最適。
恋愛ものやアクション系、コメディなど、いい作品を観てつらい心を癒やしましょう。
思い切り泣きたいとき、逆に元気になりたいときにおすすめの映画をご紹介します。
とにかく泣きたいときに。失恋に効く映画
好きな人を失った悲しみは、とにかく泣いて発散させたい!
悲しい気持ちを洗い流してくれる「泣ける映画」をご紹介します。
『タイタニック』
あらすじ
1900年初頭。初めての航海に出た豪華客船「タイタニック号」はアメリカを目指す多くの人であふれていました。
希望を胸にアメリカでの新生活に向けて乗り込んでいた青年ジャックと、上流階級の娘ローズは、そんな「タイタニック号」で運命的な出会いをはたします。
身分に差がある2人でしたが、恋心は止められずにやがて愛し合うように。
が、船が氷山にぶつかったことから徐々に沈没がはじまり、2人の命も大きな危機にさらされます。
甲板で腕を広げるローズをうしろからジャックが抱きしめるシーンは有名ですね。
こんな人におすすめ
好きな人のためなら命も投げ出せる! 一途な愛に泣きたい人におすすめ。
レオナルド・ディカプリオ主演、「泣ける恋愛映画」として多くの人が知っている『タイタニック』ですが、泣けるポイントはジャックがローズとの身分ちがいな関係で苦悩しながらも、最後は真っ直ぐに愛しぬくところ。
生きるか死ぬかの場面で自分より愛する人を守ろうとするジャックの姿には、一途さを超えた真摯な愛情を感じます。
URLはこちら。
『シザーハンズ』
あらすじ
両手に鋭いハサミを持つ人造人間のエドワード。機械でありながらやさしい心を持つエドワードは、ある日街の娘キムを好きになります。
キムもエドワードに心を開き、いい関係を築けたのもつかの間、彼に嫉妬した男性の心ない行為から両手のハサミで人を傷つけることになってしまい、エドワードは屋敷に逃げ帰るのでした。
ハサミを活かした技で街の人にも愛されていたエドワードと、彼の純粋な心に愛情を覚えるキムの結ばれない話でありながら、あたたかい余韻を残すラストが印象的な作品です。
こんな人におすすめ
結ばれなくても愛する気持ちは変わらない。愛情を信じたい人におすすめ。
若き日のジョニー・デップ主演で今も多くのファンが「泣ける映画」として名前をあげる『シザーハンズ』は、人造人間だけど賢明に人を愛そうとするエドワードと、その心を愛したキムの純粋な愛情が胸を打ちます。
結ばれることはない、だけど、愛してる。何年経っても変わらない愛情と、その奇跡に泣きたい人におすすめです。
URLはこちら。
『orange-オレンジ-』
あらすじ
長野県に住む女子高生、菜穂のもとにある日届いた手紙。
それは、10年後の自分から「これから好きになる翔の命を助けて」というものでした。
身近な人の自殺、後悔と重いテーマを扱いながら、なんとか翔を救いたいと奔走する菜穂や友人の姿、そして翔の変わっていく様子など、精一杯いまを生きようとする主人公たちの姿が胸を打つ作品です。
こんな人におすすめ
未来を変えられるか!? ハラハラする展開と一途な恋心に泣きたい人におすすめ。
土屋太鳳と山崎賢人の人気俳優が主演の『orange-オレンジ-』は、いわゆるパラレルワールドもの。現実ではありえないけれど、見どころは「好きな人を救いたい」という健気さ、一途さが全開で誰かを愛したときの強さを改めて教えてくれるところです。
甘酸っぱい青春ものでもあり、親との関係など重たい場面もありますが、シリアスなストーリーが差し込まれるおかげでどんどん感情移入できます。
URLはこちら。
『世界の中心で、愛をさけぶ』
あらすじ
台風が接近していたある日、律子が見つけたのはいくつかのカセットテープ。
そこには、17年前に亡くなった亜紀の声が吹き込まれていて……。
17年前、当時高校生だった朔太郎と亜紀は、不器用ながらもお互いに強い愛情を持っていました。が、白血病におかされた亜紀に時間はなく、夢だったウルルへの旅も飛行機の欠航で叶わないまま、亡くなってしまいます。
病床で吹き込まれた最後のテープを渡されたまま、事故にあい朔太郎に届けられなかった律子はひどく後悔し、懺悔のために2人がすごした高松行きの飛行機に乗り込むのでした。
こんな人におすすめ
ひたむきに愛した記憶は、いつまでも消えない。文句なしの純愛に泣きたい人におすすめ。
言わずと知れた純愛映画の名作、『世界の中心で、愛をさけぶ』は、余命いくばくもない中で懸命に愛する気持ちを伝えようとする長澤まさみさんのせつない演技が涙を誘います。
どうすることもできない苛立ちとすぎていく時間、朔太郎にできるのはただ亜紀を愛することだけ。
回想で振り返る当時と、律子の今の行動によって明かされる真実と、みんなひたむきに愛情を抱えていたんだ、とわかるこの作品は、ラストまで必見。
「誰かを愛すること」の深さに泣きたい人におすすめです。
URLはこちら。
前向きになりたいときに。失恋に効く映画
元気になりたい! 笑い飛ばしたい!
自分を取り戻してくれる「前向きになれる映画」をご紹介します。
『プラダを着た悪魔』
あらすじ
ジャーナリストを目指していたけれど、就職した先は多くの女性の憧れの的、ファッション雑誌『ランウェイ』の編集部だった主人公・アンドレア。
そこで出会った上司ミランダは、文字どおり悪魔のような横暴さでこれまでのアシスタントを次々に退職に追い込む編集長でした。
これまでファッションに興味がなかったアンドレアは、キャリアのためと我慢しながらも彼女の要望に応え、信頼を得ていきますが、最後に「本当に自分が大切にしたいもの」に気がつきます。
こんな人におすすめ
自分を諦めたくない! 恋も仕事もまだまだがんばりたい人におすすめ。
アン・ハサウェイのひたむきさを応援したくなる『プラダを着た悪魔』は、豪華なハイブランドのファッションを楽しめる映画でもありますが、見どころはアンドレアが「大切にしたいもの」と現実との矛盾に気がついていく過程です。
がんばって引き上げてもらう喜びはあるけれど、それと引き換えに失っていくものは何なのか。
スカッとするラストで、「明日もがんばろう!」と思える作品です。
URLはこちら。
『セックス・アンド・ザ・シティ』
あらすじ
それぞれ生きる環境はちがうけれど、固い友情で結ばれた4人の女性のお話。
主人公キャリーは、独身でコラムニストとして成功し、裕福な暮らしをしながら大富豪ビッグとも順調な交際を続けていました。
ある日彼にプロポーズされ、まわりに祝福されながら結婚式を挙げることに。
でも、結婚に不安を覚えるビッグを置き去りにしたまま準備を進めてしまい、当日なんと新郎が現れないハプニングが起こります。
4人それぞれの生き方、愛し方を通し、「愛ってなに?」を探すキャリーが最後に手に入れる答えとは。
こんな人におすすめ
自分に胸を張って生きよう。自信を手に入れたい女性におすすめ。
主演のサラ・ジェシカ・パーカーが身につけるハイブランドのファッションを見るのも楽しい『セックス・アンド・ザ・シティ』は、妙齢になった女性の結婚への葛藤、男性の不安など、さまざまな面から「愛ってなに?」を考えさせられます。
自分を偽らず、胸を張って生きるために何を知ればいいのか。
「愛は色あせない永遠のブランドだ」など、数多くある名言を拾ってみるのも楽しい作品です。
URLはこちら。
『テルマエ・ロマエ』
あらすじ
古代ローマ時代、浴場設計技師のルシウスは、突然21世紀の大衆浴場にタイムスリップができるようになります。
そこで出会った日本人女性の真実と仲よくなり、日本の技術をローマの新しい浴場設計に活かして名声を得ていくルシウスですが、不穏な空気の漂う政治の世界では受け入れられず、窮地に立たされます。
そんなときに大きな戦が起こり、ルシウスは真実たちの力を借りて湯治場を建設することを思いつきますが……。
こんな人におすすめ
信頼する気持ちが愛情を育てる。ピュアな恋心に感動したい人におすすめ。
阿部寛のローマ人がはまり役だった『テルマエ・ロマエ』は、コメディながら主人公2人が惹かれ合っていく過程も楽しい作品です。
言葉や常識がお互いにまったく通じないからこそ、相手を知ろうと思えばその心に集中することの純粋さを思い出させてくれて、気持ちが通じ合うことの喜びを改めて考えさせられます。
笑いのなかにシリアスなストーリーもあり、笑いあり感動あり、ピュアな心に感動したい人におすすめです。
URLはこちら。
『アオハライド』
あらすじ
中学生のころ、ひそかに恋心を寄せていた「田中くん」。
告白できないままある日姿を消した彼は、「馬渕洸」と名字を変え、そして性格も冷たくなってふたたび双葉の前に現れました。
離れていた4年間に何があったのかわからないまま、それぞれ別の異性との距離を近づけていきますが、洸の抱えてきた苦しみが明らかになったとき、改めてお互いを愛する勇気を手に入れます。
こんな人におすすめ
素直さを取り戻したい! 届かない恋心にキュンとしたい人におすすめ。
本田翼が演じる主人公双葉の揺れる思いと、心に闇を抱えて素直になれない洸とのすれちがいに胸がキュンキュンするシーンが多い『アオハライド』。
強気に出ることで「大切なものを作ってしまう」自分から逃げる洸の葛藤は、女性から見ても十分に共感できるところが多く、また洸がかたくなになってしまった理由も涙を誘います。
心の氷が溶けたとき、2人の心に訪れるあたたかな愛情に感動が止まらない作品です。
URLはこちら。
失恋してつらいときは、映画の世界で感情を吐き出そう
泣ける作品でも笑える作品でも、感情を大きく動かしてくれる映画は失恋してつらいときこそ心の助けになってくれます。
集中して観ることで終わってしまった相手のことを頭から追い出せるし、また感情移入すれば心に溜まっていたいろいろな感情を吐き出すきっかけにもなります。
映画を観ることは、感情のデトックス。
大きな感動を与えてくれる作品を見つけ、自信を取り戻していきましょう。
(ひろたかおり)
※画像はイメージです
※この記事は2019年05月04日に公開されたものです