「キープされる女」の特徴
晴れて彼氏ができたものの、もしかして自分はキープなんじゃないかと不安になる。女性であればどなたでも一度は感じたことのあるお悩みでしょう。
今回はそんな「キープ」をする男性の心理を解説させて頂きます。
「キープ」ってどういう状態のこと?
そもそも「キープ」について考える上で「キープ」と「浮気相手」をきちんとわけて考える必要があるでしょう。
キープには将来性が御座いますが、浮気には将来性が御座いません。
これは大学受験で考えるとわかりやすいでしょう。
キープは大学受験でいえば第二志望のようなもので御座います。そのため第一志望が不合格になれば進学して貰えます。
一方で浮気はお遊び受験。
難易度の高い大学を受験する学生が進学する気0で難易度の低い大学を受けることが御座いますが、これに近いといえるでしょう。
完全なおふざけ受験であり、仮に合格しても進学の意思はありません。
あくまでもお遊びの受験なので、仮にほかの大学に全部落ちてもお遊び受験の大学には進学いたしません。
「キープ」を作る男性の心理とは?
倫理的な問題を抜きにして考えれば、キープを作るのは極めて合理的な選択であるといえるでしょう。
大学受験で「第一志望のみ受験」というハイリスクな選択をとる学生はだいたい撃沈するように、第二志望を用意するというのは人生において非常に真っ当な選択で御座います。
ですので大変残念な話にはなりますが、知るべきなのは「キープを作る男性の心理」ではなく「キープを作らない男性の心理」なのです。
なお主題からは脱線いたしますが、女性もまたキープを作って恋愛をしますので、これは男性に限った話ではなく人類の生存戦略であるとお考えくださいませ。
さて、それでは「キープを作らない人」とは一体どのような人でしょうか?
まずひとつ目のパターンは「本命がいる人」で御座います。
第一志望に合格したあとに、第二志望の受験会場に向かう人はおりません。
2つ目のパターンはキープを作る能力がない人で御座います。
偏差値が25しかない学生がいたら、その人は第二志望を用意することができません。なぜならどの大学にも安全に合格することができないのです。
世の中の男性のほとんどはこのパターン2に該当するといえるでしょう。
男性という性は基本的に女性から好意をあまり持たれないので、第二志望なんてヌルいことを言っている余裕がありません。
3つ目のパターンが異性に対して失礼だと思っているパターン。
聞こえはいいですが、残念ながらこのパターンは少数派で御座います。
また聞こえがいいからといって、その人物が本当にまともかと聞かれればかなり疑問が残るでしょう。
「キープ」にされる女性の特徴とは?
大学で考えるとわかりやすいのですが、この世に「キープされやすい女性」というものは存在いたしません。
たとえば偏差値が50くらいのA大学があったとしましょう。
この大学は偏差値75の東大理IIIを目指している学生からすれば第二志望になることすらありません。そのためそもそも受験しませんし、受験するにしてもお遊びの暇つぶし程度でしょう。
一方で偏差値55くらいの大学を目指している学生であれば、A大学は第二志望として極めて適切な大学で御座います。
また偏差値が45くらいの学生からすれば、A大学はあこがれの第一志望になるでしょう。
つまり単体でキープになりやすい女性が存在するのではなく、あくまでも関係性によってのみキープかどうかが決まるのです。
そのためあえてキープになりやすい女性の特徴をあげるとすれば、自分よりもレベルの高い男性を狙いたがる女性であるといえるでしょう。
また自分から恋愛アクションを起こした場合、キープになる可能性が上がるのは間違いありません。
男性が「キープ」女性にとる言動とは?
就活の面接で「御社が第一志望です」と言わない人間はおりません。
たとえ第五志望の企業であっても、「御社が第一志望です」と人は言うのです。
つまり「キープ」になっている女性は基本的に男性からあたかも第一志望かのように扱われるということをご理解くださいませ。
第二志望とはいえ、状況によっては進学する可能性がある対象なのです。
本命と同じように接するのは当然のことでしょう。
それでは企業がその学生の志望度を測れるのはどんなときでしょうか?
答えは極めて簡単で御座います。
予定がバッティングしたときにどちらを優先するのか、ということでしょう。
第一志望と第二志望の差は「志望度の差」だけなのです。どちらも進学したい大学であることに変わりはありません。
ですのでその2つを比較したときにのみ、差は生まれます。
また女性側の特徴ではありませんが、自分がキープかどうかを見抜く方法として、男性の行動を見るのもいいでしょう。
たとえば第一志望に合格した受験生は一般的に受験勉強を止めますが、第二志望の大学に合格しても、第一志望の大学の受験が残っていたら、受験生は受験勉強を止めません。
これと同じように、彼女ができたにも関わらず恋愛に対して前向きな男性はキープを考えている可能性があるかも知れません。
とはいえ、彼女ができた途端、恋愛戦線から撤退しだらしなくなってしまう男性は、それはそれで問題で御座いますが……。
「私、キープかも」と感じたら?
女性が「もしかして、私キープかも」と感じた場合、その多くはキープではなく浮気で御座います。
まず「キープ」と「浮気」をわけなくてはなりません。
基本的に人間は「自分が信じたいこと」を信じる生き物で御座います。そのため本人も薄々「自分は浮気相手かも」と感じていても「自分はキープだ」と現実を歪めて認知をしてしまうのです。
自分がキープなのか、それとも浮気なのかはっきりと認知することからはじめましょう。
さてそれではもしも皆様がキープだった場合についての話をさせて頂きます。
キープであるのなら、未来はある。
この原則をお忘れなきよう願います。
そもそも彼が第一志望に不合格になれば、皆様は何もしなくとも第一志望になれるのです。
すべての本命はキープである
そもそも「キープ」とはすべての本命彼女に当てはまる状況なので御座います。
こんな状況を考えてみましょう。
皆様は年収500万で安定した一部上場企業で将来的にも安定していることが見込まれる第一志望の企業に内定をしました。
しかし、その会社で働いているときに、年収1億で雇用も安定していて将来性も抜群の企業から転職のオファーが来たらどうするでしょうか?
これでも転職しない人間はほとんどおりません。
ある意味ですべての恋愛はキープなのです。
今の時点ではたまたまその人よりも条件のいい人がいないから関係を継続しているだけで、その人よりも条件のいい人がいたら、乗り換えるというのは至極当然の価値観であるといえるでしょう。
すべての人間はよりよい条件があったら乗り換えます。本人の認知能力が歪んでいて「いい条件」の人間を見逃すことは御座いますが、見逃さなければ人間は必ず乗り換えると考えなくてはなりません。
ここで宮本茂さんの話をさせて頂きましょう。
宮本茂さんはマリオやゼルダなどのゲームを開発した任天堂のゲームプロデューサー。日本のテレビゲームの生みの親といっても過言ではありません。
そんな宮本さんは1999年ごろにマイクロソフトから引き抜きにあったことが御座います。
移籍の条件はズバリ給料10倍。
宮本さんの給料がいくらなのかはわかりませんが、彼は給料10倍という条件で引き抜きをされかけたのです。
しかし宮本さんはそのオファーを断りました。
その理由は「任天堂には仲間がいるから」というものだったそうです。
確かに人間は今よりもいい環境があれば、そこに移籍をする生き物でしょう。この原則は決して変えることができません。
しかし、その環境というのはお金だけの話ではないのです。
長年の仲間との思い出もまた環境なので御座います。
今後、皆様の彼氏は皆様よりも魅力的な女性に何百人も会うことでしょう。
単純に人間としての魅力だけで考えれば、皆様は決して世界一では御座いません。私も皆様もよくて世界で10億位くらいの、極めて平凡な人間で御座います。
しかし、いい環境というのは何も人間的魅力だけで決まるものではありません。これまでの思い出や関係性も非常に重要なので御座います。
皆様がキープなのか本命なのかはわかりませんが、そんなことはどうでもいいのです。
たとえキープであろうとも、本命であろうともひとつでも多く、彼と楽しい思い出を作ること以外にとるべき行動は御座いません。
(ラブホの上野さん)
※画像はイメージです。
※この記事は2019年04月10日に公開されたものです