人によって態度を変える人の特徴は? 女性心理と対処法5つ

人によって態度を変える人の特徴とは? 相手によって態度を変えるのは当たり前のことかもしれませんが、それが過度だと困りもの。その様子にイライラして、心理が気になることもあるでしょう。関わる時の対処法を解説しながら、相手の顔色を見て態度をコロコロ変える人の末路を分析します。

上司の前ではよく働くのに、部下だけになると傲慢な態度をとったり、男性がいる場になると優しくなったりする女性、あなたのまわりにもいませんか?

人によってあからさまに態度を変える人が近くにいると、ときに巻き込まれてさんざんな目に遭わされることもあります。

人によって態度を変える人と上手に付き合っていくには、どうしたらいいのでしょうか? 特徴や心理を見ながら、考察していきます。

人によって態度を変える女性の割合

人によって態度を変えるのは、無意識なのか意識的なのか? それによっても、その人との付き合い方が変わってきますよね。

まずは、人によって態度を変えている自覚がどの程度あるのか、女性たちの本音を尋ねてみました。

Q.人によって態度を変えることはありますか?

ある(78.3%)
ない(21.7%)
※有効回答件数383件

意外にも多くの女性が、意識的に人によって態度を変えている様子。ただ、「TPOで必要な振る舞いをしている」という女性も含まれるので、周囲を困惑させるような態度の変え方を意識的にしている女性は、実質はもう少し少ないようです。

人によって態度を変える女性の特徴

では、TPOとしてではなく態度を変えている女性たちは、なぜそのような振る舞いに走ってしまうのでしょうか? アンケートで特徴を調査しました。

(1)異性の前では豹変

・「いつもツンツンしていてあまり笑わないと思っていた子が、男性が混ざるとよくしゃべるわ笑い上戸になるわで驚いた」(24歳/医療・福祉/販売職・サービス系)

(2)上司の前では愛想を振りまく

・「他部署の営業女子が、私が話し掛けている最中は終始ブスっとしていて目線も合わせず、露骨に態度が悪かったのに、上司が会話に加わったらニコニコ笑顔に変化し、トークのトーンも爆上がり」(34歳/商社・卸/事務系専門職)

(3)仕事の偉い人にはデキる女アピール

・「周囲の女性に対しては大雑把な性格や雰囲気を出しているのに、男性や目上の人には媚びてデキる女感を出そうとするところにかなり引いた」(26歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

「本当に同じ人なの!?」と、周囲も驚くほどの豹変ぶり……。ここまであからさまだとすぐに尻尾が出てしまいそうですが、上手に使い分けているのか、されている側は気づいていないこともあるかもしれません。

相手を損得勘定で見て、自分のとって有益かどうかを判断している様子。このように良い態度を見せられている側は気づきにくいかもしれませんが、客観的な目は正直です。

冷めた目で「またやってるよ……」と見ている人の方が大半でしょう。

▶次のページでは、人によって態度を変える人の心理を解説します。

人によって態度を変える人の心理

では、なぜ態度を変えるのでしょうか。先ほどのアンケートで「人によって態度を変えることがある」と答えた女性を対象に、なぜなのか理由を聞いてみました。そこから垣間見える人の心理とは……?

(1)自分を良く見せたい

・「自分を良く見せるためと、本心を相手に見せないため」(29歳/小売店/販売職・サービス系)

(2)嫌いなことを伝えたい

・「いいことだとは思わないけれど、性格が合わず、好意的に思えないときに変えてしまう」(34歳/その他/その他)

(3)苦手な人と仲良くしたくない

・「距離感を保ちたいから。苦手な人は近付きすぎるとストレスになるし、無理に仲良くなる必要はないと思う」(31歳/その他/その他)

(4)嫌われたくない

・「なるべくその相手に嫌われないようにしたり、一定の距離を保ったりしたいと思うから」(24歳/小売店/販売職・サービス系)

(5)気に入られてことを有利に運びたい

・「職場で上司に気に入られるためや、取引先などで有利にことを運ぶために、態度を変えています」(29歳/その他/事務系専門職)

自分を良く思ってほしい相手や利益になる相手にはいい姿、あまり関わりを持ちたくない相手にはそっけない態度をとるなど、利害関係や好き嫌いが影響している様子。

人によって意識的に態度を変える人は、自分を守りたい気持ちが人一倍大きいのかもしれません。

▶次のページでは、人によって態度を変える人との付き合い方を解説します。

人によって態度を変える女性との上手な付き合い方

人によって態度を変える人の心理が分かったところで、「人によって態度を変えない」という女性たちの声から、上手に付き合う方法を紐解いていきたいと思います。

どんな向き合い方をすれば自分が傷つかず、円滑なコミュニケーションになるのでしょうか。

(1)個性だと受け入れる

・「個性なんだなと思って、他人に害がなければ気にしない」(34歳/医療・福祉/専門職)

(2)そういう人だと割り切る

・「そういう人なのだと割り切る。あまりひどいようなら上司に相談」(28歳/医療・福祉/専門職)

(3)距離を置く

・「客観的な立場を守り、不用意に近付かない」(29歳/情報・IT/販売職・サービス系)

(4)こっちは公平に接する

・「ほかの人と同様に接しています」(24歳/医療・福祉/専門職)

(5)深い仲にならない

・「深い仲にはならず、程良い距離感で関わる」(27歳/その他/その他)

一定の距離は保ちつつも、ありのままの相手を受け入れているとのこと。なぜなら、他人を変えるのは難しいからです。従って、1つの個性として認め、そんな相手と仲良くしたいかどうかはあなた次第。

自分が苦手だと思うなら、相手のスタンスを無理に変えようとせず、自分のテリトリーに入れないようにすればいいのです。

そうすることで自分のストレスも減り、不用意に巻き込まれる危険性も避けられるんですね。

人によって態度を変える人の末路

このように人によって態度を変える人に対し、「ずるい」「失礼」という印象を抱く人も多いはずです。では、こうした人たちは、どんな末路を辿るのでしょうか。

答えは「信用を失う」です。

考えてみてください。あなたは、態度をコロコロ変える人の言葉を信じられるでしょうか? 「あぁ、人に合わせて発言しているんだな」とどこか冷めた目で見るはずです。

それは、周囲の人も同じ。態度を変えることは処世術の側面もありますが、他人の気持ちを考えず、自分の利益だけ求めて突き進むと、最終的には誰もついてこなくなるでしょう。

自分のストレスにならない付き合い方を

人によって態度を変える女性は、見ていてあまり気持ちのいいものではないのは確か。でも、その人なりの理由があるようですし、だまされている相手は幸せだということもあるかもしれません。

自分に関与していない場合は静観したり、巻き込まれないような距離を保ったりして、不要なストレスがないように付き合うのがベストなようです。

(マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年6月1日~6月4日
調査人数:393人(22~34歳の未婚女性)

※この記事は2018年08月07日に公開されたものです

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