すぐ惚れる。「恋に恋する女性」の特徴3つ
付き合いはじめはとてもラブラブ。しかし、1カ月もすると2人の仲が冷めてしまい、いつの間にか別れてしまう。そんなことを繰り返している女性はけっこういるようです。そんな女性を「恋多き女性」と呼んだりもしますが、実は本当の恋愛を知らない「恋に恋しているだけ」の可能性も。
そこで、男女の恋愛に詳しい心理コーディネーターの織田隼人さんに、「恋に恋している」女性について解説してもらいました。もしかしたら、あなたのことかもしれませんよ!
「恋に恋をしている」女性の特徴は?
まずは、本当の恋愛ができない「恋に恋をしている」女性の特徴についてチェックしていきましょう。
すぐに人を好きになる
「相手が誰でも恋をする」のが特徴です。なので、すぐに人のことを好きになります。また、ひとつの恋がダメでも、すぐに次の恋に乗り換えることができます。
「相手のことが好き」だった場合は失恋のダメージは大きいです。しかし、「恋に恋をしている」場合は、相手のことをそれほど好きだったわけではないので、失恋のダメージが小さく、すぐに乗り換えることが可能なのです。
相手の男性のことを見ていない
相手のことを「恋愛相手」と見ていますが、あくまでも恋愛をする相手であり、その相手の人間性などをしっかり見ようとしていないことが多いです。基本は自分のなかにある理想を相手の男性に映すことで恋がはじまり、そしてその男性のことを知れば知るほど「私の思っていた人とちがう」「最初はもっと素敵だったのに」と、現実を知るとともに恋が冷めていきます。今目の前に存在する恋愛相手のことを見ずに、自分の理想を見てしまっているので、うまく関係を作れないのです。
相手の男性を疲れさせる
自分の理想を相手の男性に反映させるため、男性は期待に応えようと、どんどんがんばってしまいます。そして、当然理想にはいつまでも届かないので疲弊していきます。しかも、最初は理想に近づくと喜ばれていたのに、そのうち「できて当然」「やってくれなきゃ嫌」というように女性に言われ、疲弊度は増すばかり。その結果、男性から別れを宣言されてしまいます。
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「恋に恋をしている」状態のメリット
「恋に恋をしている」女性に、メリットはあるのでしょうか。
かわいいファッションを身につけるようになる
恋に対して気持ちが前向きなので、自分の見た目などを気にする傾向にあります。そのため、キレイ、かわいいファッションになる人が大半です。傾向としては、「キレイ」よりも「かわいい」を意識している人が多いようです。これは、「男性ウケ」を無意識で考えているから。その結果、モテやすくなります。
積極的に行動する
恋愛には「前向きな行動」を促す傾向があるので、「恋に恋をしている」女性は積極的になるというメリットがあります。また、行動が積極的になっているので、次々と彼氏ができます。
「恋に恋をしている」状態のデメリット
それでは逆に、「恋に恋をしている」女性には、どんなデメリットがあるのでしょうか。
同じ失敗を繰り返してしまう
男性に対して「理想」を持っており、その理想を追求する傾向があります。ただし、理想の男性というのは世の中に存在しないため、男性と付き合うたびに「こんなはずじゃなかった」と感じ、恋愛が終わるということを繰り返してしまいます。
男性からも別れを切り出されやすい
「恋に恋をしている」女性は、男性に対して求めるものが多くなりがち。なぜなら、「恋とはこういうものだ」と決めつけて考えてしまうからです。実際に恋愛をすると「自分と相手が相容れない状態」に陥ることがあります。このとき、相手のことを考えて行動すれば2人の関係は修復しますが、自分が思った通りにならないとダメと考えると、恋は破綻します。また、人は「相手の考えた通りに動くこと」に対して不満を抱きやすいので、男性から別れを切り出されやすくなります。
友だちに面倒がられる
「恋に恋をしている」女性は、自分の恋愛話をするのが楽しいと思う傾向にあります。そのため、自分の恋愛話、恋の悩みなどについて語りたがります。そのせいで、女友だちや男性の相談相手は「聞くのに飽きた」と感じ、面倒な相手として見るようになってしまいます。そのうち距離を置かれてしまうことも。
「恋に恋をしている」女性が本当の恋愛をするためには?
恋に恋をしてばかりいる女性は、どうしたらきちんとした恋愛ができるようになるのでしょうか。
恋愛以外の何かをがんばる
恋に恋をしていると、恋愛中心の生活になってしまいます。そうなると、どんどん自分を見失っていきます。というのも、恋愛をしていると相手に対して自分を合わせることが増え、自分自身がなくなってしまうことが多いからです。恋愛以外で仕事や趣味など、何かがんばることを作ってそれを続けていくと、自然に自分のなかに軸となるものができてきます。恋愛以外に、趣味や仕事、勉強など、何かひとつ取り組めるものを作りましょう。
うまくいかないときに現実で満足する癖をつける
物事がうまくいかないときに「こんなはずじゃない」と思う気持ちは、時と場合によっては大切です。理想と現実のギャップを「努力」で埋めることで人は成長するからです。ただし、人間関係で理想と現実のギャップがあったときには、「現実に合わせていく」ということが大切。相手の考え方を変えようとするのは至難の業です。
特に恋愛や人間関係でうまくいかないとき、「これはおかしい」と思っていても現実を認め受け入れるようにしましょう。現実を受け入れる力がついてくると、どんどん自分のキャパシティが増えて器の大きい人間になり、どんな人とでも人間関係を続けることができるようになっていきます。
恋愛相手のことを理解する
恋に恋をすればするほど、理想を相手に押しつけてしまいます。しかし、恋愛相手に理想を押しつけると相手は疲れてしまうので、まずは相手のことをしっかりと見て理解するようにしましょう。相手の男性も人間。汚い部分もあればずるい部分もあります。そして、かっこいいところもあって優しいところもある。全部含めて「その人」なのです。そのことを理解しましょう。そうすると、時間が経つにつれて相手を受け入れられるようになります。長期の付き合いに発展していきますし、恋に恋する状態から相手に恋する状態になっていきます。
「恋に恋する」時間は終わりにしよう
「恋に恋している」というのは、自分の理想を相手に押しつける恋愛であって、本当の恋愛ではありません。思い通りにいかないことがあったり、悲しいことがあったりするのも恋愛です。自分だけではなく、相手のこともしっかりと考え、2人で歩んでいくということを考えていけば、自然といい恋愛になっていくはず。「恋に恋する」のはそろそろ終わりにして、本物の恋愛をしてみませんか?
(文:織田隼人、構成:三浦一紀)
※画像はイメージです
※この記事は2018年06月27日に公開されたものです