ロマンティックか現実的か。夫婦の馴れ初めエピソードが聞きたい
夫婦にはさまざまな出会いの形があり、夫婦の数だけ馴れ初めのエピソードがあります。会社の同僚や学生時代の友達など、どんな出会いが結婚へとつながっているのでしょうか。ついついドラマのようなエピソードを期待してしまいますが、実際の夫婦の馴れ初めはもっと現実的で、決しておもしろいものではないのかもしれません。ここでは、夫婦の「馴れ初め」にはどのようなものがあるのか、既婚女性を対象に調査しました。
仲良し夫婦の馴れ初めが気になる
恋愛と結婚は別物といわれるように、恋愛をしているときのようなドキドキ感や、ドラマティックな展開は、結婚するときには存在するのでしょうか。独身女性には未知の世界である、リアルな夫婦の「馴れ初め」とは?
馴れ初めとは?
まず、「馴れ初め」の意味からおさらいしておきましょう。「馴れ初め」とは、男女が親しくなったきっかけや恋の始まりのこと。人に親しみを持つ「馴れる」と、し始めるという意味の「初める」が合わさった言葉だそうです。相手に親しみを持つことが、愛の始まりということでしょうか。
旦那様との馴れ初めはロマンティック? それとも現実的?
旦那様との結婚への「馴れ初め」のエピソードを聞く前に、旦那様との年の差や結婚の馴れ初めは現実的かロマンティックかを調査してみました。調査の対象となった方々に旦那様との年齢差を伺ったところ、同年齢から3歳差くらいが最も多い年の差でしたが、10歳以上離れたカップルも少なくなく、中には旦那様が22歳上という年の差夫婦も!
Q.旦那様との結婚の馴れ初めはロマンティックでしたか? それとも現実的でしたか?
ロマンティック(15.7%)
現実的(84.3%)
※有効回答数626件
なんと、旦那様との結婚の馴れ初めは「現実的」だったという回答が80%以上! やはり結婚に映画やドラマのような展開はそうないようです……。
旦那様との馴れ初めエピソードは千差万別
馴れ初めは「現実的」であったカップルが圧倒的に多いことがわかりましたが、それぞれの馴れ初めエピソードを具体的に聞いてみました。
Q.ロマンティックな旦那様との馴れ初めを教えてください
・「中学時代の元カレと、社会人になって偶然遭遇。恋人がいたのですが、彼の熱意に負けて交際し結婚した」(26歳/医療・福祉/専門職)
・「サーフィン仲間の友達を介して出会い、お互い一目惚れ。考え方や行動パターン、好きなアイスの味も同じで、運命を感じた。親の後押しもあって、同棲すると同時に付き合って3ヵ月で結婚しました」(34歳/医療・福祉/その他)
・「高校時代の教員に、進路の相談などをしているうちに付き合うことになったが、遠距離になってお別れした。数年後に別の人との結婚が破断になったタイミングでその彼から連絡があり、復縁して結婚しました」(26歳/商社・卸/販売職・サービス系)
少数派だった「ロマンティック」な馴れ初めエピソードを持っている人に聞いてみたところ、まさに「運命」を感じてしまうような「偶然の出会い」が結婚に結びついているようです。偶然と感じたことも、もはや「必然」だったということなのでしょうか。社会人になってから学生時代の恋人に会うことや、お互いに一目惚れをするなんてすごい確率。出会った瞬間に「ピンときた」とよくいわれますが、思わず運命を感じてしまう出来事だったのでしょう。このような、まるでドラマのような経験をしている夫婦も実際にいるのです。
Q.現実的な旦那様との馴れ初めを教えてください
・「会社の同僚と付き合いはじめて5年が経ち、そろそろということで結婚した」(32歳/人材派遣・人材紹介/営業職)
・「職場の同僚と社内イベントをきっかけに仲良くなり、ほかにも共通の趣味があったので付き合った。交際1年後に妊娠したので結婚した」(29歳/医療・福祉/専門職)
・「合コンで知り合って意気投合、付き合って1年半後、彼の転職を機に結婚した」(32歳/医療・福祉/専門職)
馴れ初めが現実的だった人のエピソードには、職場や合コン、婚活アプリでパートナーと出会った人が目立ちました。「人は半径3m以内で恋をする」というように、会社や生活パターンが同じ人と恋に落ちやすいようです。
また、交際を初めて1年程度経過したあと、相手の転職や妊娠などをきっかけに結婚へ踏み切った夫婦が多いことがわかりました。相手の人となりをじっくり見て、これからの人生をともに歩むことができるかどうかをジャッジするのに必要な期間は1年程度で、何かしらの状況の変化をきっかけに結婚へと至るパターンが多い模様。「長すぎた春」という言葉もあるように、交際期間が長くなると、逆に結婚するタイミングを失うのかもしれません。
夫婦にとって大切な馴れ初めのエピソード
夫婦の馴れ初めがロマンティックであろうと現実的であろうと、すべてがそれぞれのカップルにとって大切な思い出であり、幸せな人生を送るための「きっかけ」です。結婚は2人のゴールではなくスタート。家族になって、現実的に2人でどんな生活を送るかのほうが重要なのです。まだ結婚したいと思えるお相手に出会えていないという人は、恋愛アンテナの感度を良好に保ち、未来の旦那様との「運命」といえるような出会いを見逃さないようにしましょう。
(橋本結花)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年3月19日~3月22日
調査人数:626人(22~34歳の既婚女性)
※この記事は2018年05月16日に公開されたものです