イライラするだけムダかもしれない。仕事で感じる理不尽なことベスト5
社会に出て仕事をしていると、「なんて理不尽な!」と思わず叫んでしまいそうな場面に出くわすことは多々あります。そこで、働く女性に「仕事で感じる理不尽なこと」についてアンケートを実施。理不尽だと思うこと、理不尽だと感じたときの対処法などについて聞いてみました。
理不尽なこと、ある?
仕事は、すべてが納得できることばかりではありません。働いている女性たちに、仕事上で理不尽さを感じているかどうか、話を聞いてみました。
Q.あなたは仕事上で「理不尽だな」と感じた経験はありますか?
ある(76.0%)
ない(24.0%)
※有効回答数392人
なんと、約7割以上の人は理不尽だと感じたことがあるようです。みんなそれぞれ思うことがあるのかもしれません。
「理不尽だな」と感じる瞬間ランキング
大多数の女性が、職場で理不尽だなと感じているよう。そこで、どんなときに理不尽さを感じるのか聞いてみました。ランキング形式で見てみましょう。
第5位 性別によって態度を変える
・「私がいかつい男性だったら、そんなこと絶対に言わないだろうことを言われる」(31歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「男と女で扱いが変わる。求められていることがちがう。30代を過ぎると、彼ができたら寿退職するんでしょって目で見られる」(32歳/機械・精密機器/技術職)
社会で活躍している女性が増えたとは言え、いまだに男性主義の風潮がちらほらあるようです。
第4位 同僚の態度
・「上から目線の年上同期は、イラッとくる。同期なのに」(24歳/その他/その他)
・「同僚が気分次第で感情的に物事を言ったり、態度に出したり、強要してくること」(31歳/その他/その他)
同じ職場の同僚に、理不尽なことを言われたりされたりすることも多いようです。毎日職場で顔を合わせる仲間なので、仲よくやっていきたいものですが……。なかなかうまくいかないものですね。
第3位 自分は悪くないのに……
・「お客様第一という考えがまかり通っていて、横柄な態度で客側がまちがっていても、強く言えないとき」(31歳/不動産/専門職)
・「ほかの人のミスを私のせいにされ、その後、勘ちがいだとわかったにもかかわらず、処理させられたこと。まだ新人で何もわからないのをみんな知っているのに、誰も助けてくれようとしなかった」(23歳/金融・証券/販売職・サービス系)
自分に非がなくても、なぜか自分のせいにされてしまうという理不尽さ。社内で責任のなすりつけ合いをされると、まわりを信用できなくなりそう。
第2位 会社の待遇
・「自分より働いてない人が自分より給料がいい」(32歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「同い年の同期なのに、その子のほうがかわいいから優遇されること」(23歳/医療・福祉/専門職)
がんばっている人、成果を出している人が評価されるべきですが、どうも会社というものは、それ以外のことで評価をすることがあるようです。がんばっても報われないというのは、むなしいものがありますね。
第1位 上司
・「上司に八つ当たりされること。気分次第で日々ルールが変わること」(32歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「上司に好き嫌いがあって、その人によって態度がちがう」(22歳/医療・福祉/専門職)
やはり、会社での理不尽ランキング1位は上司でした。上司なので、言われたことに納得がいかなくても、言うことを聞かなければなりません。ほかにも、意見を聞いてもらえなかったり、上司の気分でルールがコロコロ変わったりなど、上司の理不尽エピソードは星の数ほどあるようです。自分がこのような上司にならないように、気をつけたいものです。
理不尽さを感じたときの対処法
仕事をしているだけで降りかかってくる理不尽なこと。それらを受け続けていたら、身も心も持ちません。みなさんは、どうやって対処しているのでしょうか。
愚痴を言う
・「不満愚痴を上司や先輩に言ったり、アンケートに書く」(30歳/その他/その他)
・「心許せる先輩や同僚に愚痴を言いまくる」(33歳/情報・IT/事務系専門職)
モヤモヤしたものを言葉に出せば、かなり心は軽くなります。そういう愚痴を聞いてくれる人は大事にしましょう。
気にしない
・「気にしてもしょうがないから、がんばる」(33歳/建設・土木/クリエイティブ職)
・「あまり関わらないように気をつける。気にしない」(33歳/医療・福祉/技術職)
意外と「気にしない」といった答えが多くありました。その気持ちの切り替え、ぜひ真似したいです。
仕事をさらにがんばる
・「今以上に仕事をがんばり、結果を出すようにしています」(28歳/その他/事務系専門職)
・「無視して今の仕事でがんばって成果を出す。あまりまわりの話を聞かない」(32歳/機械・精密機器/技術職)
仕事で成果を出し、理不尽なことを言われないようにする、という前向きな対応です。成果を出し続ければ、まわりが変わってくることはよくあります。
物に当たる
「自分のロッカーを思いっきり蹴る」(23歳/金融・証券/専門職)
危ないので、そっとお願いします。
すべての「理不尽」がなくなる日を夢見て
今回のアンケートで紹介した対処法を参考に、理不尽なことへの対処法を自分なりに身につけることで、少しでも心の負担が軽くなるといいですね。しかし、一番大事なのは自分。無理はせず、自分の未来に役立つような過ごし方をしたいですね。
(三浦一紀)
※画像はイメージです。
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年2月28日~3月4日
調査人数:392人(22〜34歳の未婚女性)
※この記事は2018年04月29日に公開されたものです