「好き」は「付き合って」じゃない? 男性心理と返事の正解
「好き」=「付き合って」と、男性の告白を捉えていいのでしょうか? 恋愛アドバイザーのやっちさんに、「好き」と「付き合って」に込められた男性の本音について解説してもらいました。
「好きです」とだけ言われて、返答に困ったことってありませんか? 好きなのはわかったけど、それでどうしたいの? と困惑しますよね。
好意を伝えてもらってうれしい反面、なんだか腑に落ちない人もいるかもしれません。
「好き」とだけ伝えてくる男性の本音は愛情なのか、またはただの友情なのか。
今回は、「好き」と「付き合って」について解説していきます。
「好き」と「付き合って」は同じ意味?
「好き」と「付き合って」には、どのようなちがいがあるのでしょうか。「好き」と言われても「付き合おう」の意味を含んでいないケースもあるようです。反対に、「付き合って」と言われてOKしたとしても、「好き」かどうかはわからないケースも。「好き」と「付き合って」は同じ意味なのでしょうか?
「好き」は「付き合って」ってこと? 男性の本音
「好き=付き合って」派と、「好き=付き合って」ではない派のアンケートを見てみましょう。
「好き=付き合って」である派の意見
・「シチュエーションにもよるが、付き合おうの意味を含む」(37歳/情報・IT/技術職)
・「好きと言ったら、付き合おうの意味を含む。好きな人としか付き合いたいと思わないから」(31歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
「好き=付き合って」ではない派の意見
・「意味は含みません。好きはお友だちとして好きとも解釈できるので」(37歳/機械・精密機器/技術職)
・「『好き』は人として好感を持てるってだけ。『付き合おう』は独占したくなる気持ちがある」(27歳/学校・教育関連/その他)
・「含みません。付き合うときはしっかり言います、ぼんやりしたくないので」(34歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
結局、「好き」とだけ言う男性心理って?
私の経験上、女性は付き合った相手に「好き」と伝えることが多いようですが、男性は付き合う前のほうが積極的に好意のある女性に「好き」と伝える傾向にあります。相手に好意を示すことで、「人は自分のことを好きになった人を意識するようになる」という心理を突いている場合もあれば、愛情にせよ友情にせよ純粋に気持ちをストレートに伝えている男性もいます。そして付き合う気があるのに、「好き」とだけ伝えて「付き合って」まで伝えない男性は、相手に解釈を求めがちな人に多く、「言いたいことわかるでしょ?」と最後まで気持ちを伝えません。逆に「付き合って」まで伝える人というのは、そのほかの面でも自分の意見をしっかりと伝える傾向にあります。
「好き」と言われたときの返し方、正解は?
「好き」と伝えられたとき、どのように返事をすればよいか迷いますよね。付き合ってもOKな場合でも、本音としては男性から「付き合って」と言ってほしい思いもあるのではないでしょうか。一方で、NGな場合はお断りをするにしても「付き合ってほしいというつもりではなかった」などと男性から言われると恥ずかしいですよね。それぞれでどのような返事をするとよいのでしょうか。
相手と付き合いたい場合
ある相談で、男性から「好き」と言われた女性が、「私も好き」と返事をしたものの、付き合わないというケースがありました。これは、付き合うかどうかは別で、お互いの気持ちを確かめ合うことがゴールになってしまったことが、交際に発展しなかった原因ですね。お互い好き同士で仲よくしていたものの、ある日女性が、別の男性から「付き合ってほしい」と言われ、その人と交際することに。そのことがきっかけで、男性と会うことはなくなったそうです。付き合いたいと思っている男性から「好き」と伝えられたら、「それは、付き合ってほしいということ?」と確認しましょう。曖昧なまま一緒にいて、「付き合ってるんだよね?」と後から聞くのは、男性にとってもストレスになることがあるので、先にハッキリさせておきましょう。
友だちでいたい場合
友だちでいたい男性から「好き」と伝えられた場合は、感謝の気持ちを伝えるだけでよいでしょう。また、「友人として」という思いを強調するために、「これからも仲間としてよろしくね」など、共通項の趣味や勉強していることなどに触れながら言うと、より伝わりやすいと思います。
境界線を引くことがパートナーシップ
「好き」と伝えられたのに、「付き合って」まで言われないと、モヤモヤしますよね。気になっている人に「好き」と伝えられたら、恋人として特別な関係を築きたいのか、友人として関係を築きたいのか、境界線をハッキリさせておきましょう。
告白のシーンにおいて、男女の次のステップを阻むのは、それぞれの思い込みです。「好き」と伝えた男性は、「言わなくてもその先はわかるはずだ」という思い込みがある可能性が高いです。こちらも「勘ちがいかもしれない」で終わらせてしまうのは残念なことなので、事実を確認して曖昧さを残さないようにしましょう。付き合うことになっても、そうならなかったとしても、せっかく出会えた2人の関係が続くよう、「それは、付き合ってほしいということ?」と勇気を持って聞いてみてくださいね。
(やっち)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年9月27日~9月29日
調査人数:158人(22歳~39歳の働く男性)
※この記事は2016年10月14日に公開されたものです