留学と言うと、多くの人が長期間の海外滞在を思い浮かべるかもしれません。しかし最近では、短期間で現地の正規教育を受けられる「ターム留学」が注目を集めています。
この記事では、ターム留学の参加条件やおすすめの国、費用など、ターム留学について解説します。
記事の後半では、ターム留学を提供している留学エージェントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ターム留学の意味とは?
「ターム留学」とは、一定の期間(通常は1学期=ターム)だけ、現地の学校に参加する形態の留学です。
長期留学と違って、ターム留学は短い期間、通常は1学期の間行われます。この1学期の長さは、留学先の国や学校によって異なるため、注意が必要です。
なお、一部のプログラムでは、「3ヶ月以上」など一定の期間を「ターム留学」と定義している場合もあります。
ターム留学の参加条件!年齢・語学力・費用について
対象年齢や必要となる語学力・費用など、ターム留学に参加するための条件を表にまとめました。
対象年齢 | 小学生、中学生、高校生、社会人 |
---|---|
語学力 | プログラムや、学校によって異なります。
例えば、大学の場合はTOEFLやIELTSで一定以上の点数が求められることがあります。 また、中学生の場合、「英検準2級以上に値する英語力を有すること」が参加条件のプログラムもあれば、初級レベルでも参加可能なプログラムもあります。 ただし、基本的なコミュニケーション能力は必須です。 |
期間 | 1ターム(1学期間:約3ヶ月から5ヶ月)から
※1学期の長さは、国や学区によって異なります |
費用 | 国や、プログラムによって異なります。
例えば、ニュージーランドにターム留学する場合の授業料 ・1ターム留学費用概算:約4,000ドル前後 <上記以外に必要な料金> 参考URL:EduKIWIニュージーランド留学センター |
中学生や高校生でも参加できる
ターム留学は中学生や高校生でも参加でき、現地の公立中学・高校で学ぶことが可能です。
ターム留学は、英語力の向上だけでなく、多文化理解や国際感覚を養う絶好の機会となります。
また、親元を離れて生活することで自立心が育まれ、自己成長も期待できます。
ターム留学はどこの国でできる?人気の国を紹介!
ここからは、ターム留学先として人気の以下の3カ国についてご紹介します。
- オーストラリア
- カナダ
- ニュージーランド
オーストラリア
オーストラリアは、シドニーやメルボルン、ブリスベンといった大都市から、ゴールドコーストやケアンズのような自然豊かな地域まで、多彩な留学先が揃っている国です。
どの地域も治安が良く、観光客や留学生に非常に人気があります。公用語は英語です。物価は日本の1.5~2倍程度で、特にシドニーやメルボルンは生活費が高めです。
サーフィンやダイビングが盛んなため、海が好きな人には特におすすめの留学先です。
カナダ
カナダは、美しい自然と治安の良さで知られており、ターム留学先としても非常に人気があります。
特にトロントやバンクーバーには日本人向けの施設も多く、過ごしやすい環境です。公用語は英語。物価は日本よりやや高めです。
冬にはスキーやスノーボード、夏にはハイキングやカヤックなど、季節ごとに様々なアクティビティが楽しめます。
ニュージーランド
ニュージーランドは、壮大な自然とフレンドリーな国民性で知られています。
治安が良く、物価は日本とほぼ同じレベルです。公用語は英語で、留学中の生活にも不便はありません。ハイキングやマウンテンバイクなど、豊富なアウトドア活動が楽しめる環境が整っており、自然を満喫したい方には理想的な留学先です。
ターム留学におすすめの留学エージェント
ここからは、ターム留学をサポートしているおすすめの留学エージェントをご紹介します。
留学エージェント | 特徴 |
---|---|
スマ留 | ターム留学は1週間から12週間まで1週間単位で選択可能 |
SchoolWith | 申し込みユーザーの満足度95.7%の実績 |
EduKIWIニュージーランド留学センター | ニュージーランド全土の学校を取り扱う現地留学エージェント |
スマ留
特徴 |
スマ留では、1週間から12週間まで1週間単位でのターム留学(短期留学)を選択できます。 渡航先と渡航期間が決まれば留学費用が明確になるシンプルな料金体系も魅力です。 |
運営会社 | 株式会社リアブロード |
公式HP | https://smaryu.com/ |
SchoolWith
特徴 |
SchoolWithでは、留学準備に特化した英語学習プログラム「プレ留学」を提供しています。留学仲間と少人数グループレッスンやマンツーマンのオンライン英会話、専任チューターの学習サポートなどがあり、4週間以上の留学なら無料で受けられます。英語に自信のない方でも安心して留学に挑戦できます。 |
運営会社 | 株式会社スクールウィズ |
公式HP | https://schoolwith.me/ |
EduKIWIニュージーランド留学センター
出典:https://www.edukiwi.com/highschool/term-ryugaku/
特徴 |
EduKIWIニュージーランド留学センターは、ニュージーランドのオークランドとクライストチャーチに現地オフィスを構える留学エージェントです。中学生や高校生を対象に、約10週間のターム留学プログラムを提供しています。渡航前の留学サポートは無料で、現地でのサポートは$2100の有料サービスですが、内容が充実しているため、安心して留学生活を送ることができます。 |
運営会社 | EDUKIWI LIMITED |
公式HP | https://www.edukiwi.com/ |
ターム留学のメリット
ターム留学には様々な魅力がありますが、ここではその中から3つのメリットをご紹介します。
- 現地の学校で1学期間の授業を体験できる
- 費用負担が少ない
- 日本での学習に影響が少ない
現地の学校で1学期間の授業を体験できる
ターム留学では、現地の学校で実際の授業を1学期間(約3ヶ月から5ヶ月)通して体験できます。現地の生徒と共に学校生活を送り、学校の行事や課外活動に参加することもあるため、友達ができやすく、現地の日常生活を日本の学校に通うかのように体験できます。
また、短期間だからこそ、「ホームシックになっても乗り越えやすい」や「限られた時間を有意義に使おうとする意識が生まれる」といったメリットもあります。
費用負担が少ない
1年以上の長期留学と比べると、ターム留学は期間が短いため、費用負担が軽くなります(おおよその目安として約3分の1から4分の1)。1日あたりの費用は長期留学よりも割高になることが多いものの、「経済的な負担を少なくしたい人」にとって理想的です。
また、将来、長期留学を考えている方にとっては、ターム留学は体験留学としても適しています。
日本での学習に影響が少ない
ターム留学は短期間のため、日本の学校のカリキュラムに大きな影響を与えることが少なく、帰国後も日本の学校生活にスムーズに戻ることができます。
「進学や就職に影響が出るのが不安で留学を躊躇している方」にも、ターム留学は最適な選択肢と言えるでしょう。
ターム留学のデメリット
ターム留学には多くのメリットがありますが、それと同時に以下のような注意すべきデメリットも存在します。
- 希望の授業が必ず受講できるとは限らない
- 必ず単位が認められるわけではない
希望の授業が必ず受講できるとは限らない
ターム留学では、現地の学校の授業に参加しますが、希望する授業が必ず受講できるわけではありません。特に大学の場合、人気のある授業や専門的な授業は、空きがある場合のみ受講が可能で、短期留学生には開放されないことも多いです。そのため、柔軟に授業選びを行う必要があります。
自分の学びたい内容が明確で、その授業を受けられるのであれば、短期間でも効率よく学ぶことができますので、事前のリサーチが重要です。
必ず単位が認められるわけではない
過ごし方で効果が変わる!ターム留学の注意点
ターム留学の成功の鍵は、どれだけ現地で充実した時間を過ごせるかです。
地元の文化や言語に触れ合う時間を作ることで、留学の質は大きく向上します。特に語学力の向上を目的とする場合、現地の人たちと交流する機会を積極的に作るよう心掛けましょう。
また、参加条件に語学力が問われていない場合でも、なるべく英語力を身に着けた上で参加することも大切です。
まとめ
ターム留学は短期間で海外の学生生活を体験できる素晴らしい機会です。
しかし、短期間だからこそ、しっかりとした準備と計画が必要です。ターム留学の留学先の選択や手続きは自身で行うこともできますが、専門の留学エージェントを活用するとスムーズに進められます。
この記事を参考に、自分に合ったターム留学先をぜひ見つけてください。
この記事でご紹介した留学エージェント
留学エージェント | 特徴 |
---|---|
スマ留 | ターム留学は1週間から12週間まで1週間単位で選択可能 |
SchoolWith | 申し込みユーザーの満足度95.7%の実績 |
EduKIWIニュージーランド留学センター | ニュージーランド全土の学校を取り扱う現地留学エージェント |