レクサスは「上海モーターショー」で新型「ES」を世界初公開した。日本での発売は2026年春頃を予定している。
新機能と新デザインを採用
「ES」は1989年にフラッグシップセダン「LS」とともに発売となった。静粛性と乗り心地、広い室内空間が世界中の多くのユーザーから好評を博し、これまでに80以上の国や地域において販売してきたレクサスの基幹モデルだ。
2005年の「RX400h」発売以降、レクサスはラグジュアリー市場における電動化の先駆者として、常に優れた走行性能と環境性能の両立を追求し、2024年には電動車比率が過去最高となる52%を記録。8代目となる新型「ES」は、レクサスの次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルとして、全面刷新を遂げた。
「Experience Elegance and Electrified Sedan」をコンセプトに掲げ、静粛性と乗り心地をさらに向上させるとともに、ユーザーのニーズに寄り添い、あらゆるシーンで上質な移動体験を提供するセダンを目指した。また、マルチパスウェイを通じたカーボンニュートラルの実現に向けて、HEVとBEVのパワートレインを提供していく。
デザインでは、次世代BEVコンセプト「LF-ZC」のデザインに着想を得た表現に挑戦し、新型「ES」からはじまるレクサスの新たなデザインを体現。エレガントなデザインをより深化させながら、クリーンで心地良い独自の世界観を創造した。
新型「ES」のパッケージングとセダンが最も美しく見えるプロポーションの両立を追求したエクステリアは、心揺さぶるドライビング体験を予感させる流麗なデザインを実現。
インテリアでは、物理スイッチを内装に同化させることで、機能性と上質なデザインを両立した世界初の「Responsive Hidden Switches」(レスポンシブヒドゥンスイッチ)や、パーソナライズされた体験価値を提供する「Sensory Concierge」(センサリーコンシェルジュ)をレクサス初採用。広い後席を実現するパッケージを最大限にいかしながら、より心地よく、より上質な室内空間を提供する。
さらに、クルマの基本素性と電動化技術を徹底的に鍛え上げることで、ドライバーとクルマが一体となり、いつまでも運転していたいと思える操縦性と、すべての乗員がおのずと笑顔になれる乗り心地と快適性を高い次元で両立することを目指した。
その他にも、先進性と利便性を高めた次世代のマルチメディアや、進化したLexus Safety System +などの先進安全技術を積極的に採用している。