一条工務店は、「子育てと住まいに関する意識調査2025」の結果を4月23日に発表した。調査は2月22日〜3月2日の期間、12歳以下の子どもがいる男女370名を対象に行われた。
はじめに、現在の住まいに入居する際に子どもがいたと回答した209名に、子どもと暮らすために、家選びの際に間取りで考慮したことはあるかと尋ねたところ、約9割が間取りを考慮したことがわかった。
間取りを考慮した182名に具体的にどのような点を考慮したか尋ねたところ、70.3%の人が「子ども部屋を確保する」と回答している。
子どもと暮らすために、家選びの際に住宅設備で考慮したことは、「床暖房」という回答が最も多く34.4%、次いで「対面キッチン」(32.1%)、「食器洗い乾燥機」(31.1%)という結果に。
家選びの際に、将来の子育てを想定せずに間取りを選んだという87名に、将来の子育てを想定して間取りなどを検討しておけばよかったと後悔したことはあるか聞くと、約67%の人が後悔していると回答した事が明らかになった。
子育てをするうえで、現在の住まいの満足度を聞いたところ、「少し不満がある」(46.5%)と回答した人が最も多く、「とても不満がある」(32.7%)を合わせると、79.2%の人が現在の住まいに満足していないという結果に。
具体的にどんな点に不満・不便を感じているか尋ねたところ、「気密性・断熱性が低く、暑さ寒さが気になる」という回答が最も多く67.2%、次いで「収納スペースが足りない」(58.7%)という結果になった。
また、既に子ども部屋を使っている124名に、一人目の子どもに個室を与えたのは何歳の時か尋ねたところ、「6歳」という回答が最も多く16.1%という結果になった。
子どもに個室を与えた理由の1位は「子どもの荷物が増えたから」(41.1%)だった。次いで「部屋を欲しがったから」(29.0%)が続いた。
一方で、子どもに個室を与えた際に不安だったことの1位は「個室への引きこもり」(24.2%)という結果に。次いで「親の目が届かなくなる 」(22.6%)が続いた。