オーデマ・ピゲが、新型の自動巻きパーペチュアルカレンダームーブメントとなる「キャリバー7138」を発表。このムーブメントを搭載した新作「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」2本と、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー」を2月25日に発売した。
新キャリバー7138は、新たにパーペチュアルカレンダーを技術的、デザイン的に見直し、5年の歳月をかけて開発。すべての機能の修正をリューズのみで行える“オールインワン”リューズを初導入している。これにより、ユーザーが一層直感的に操作できるようになった。防水性についても「ロイヤル オーク」モデルが50m防水、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」モデルで30m防水となり、従来のパーペチュアルカレンダー搭載モデル(20m防水)より向上させている。
41mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー」では、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを交互に施した。これにより多くの光を取り入れられ、18Kホワイトゴールドケースの多層構造が際立っている。さらにエンボス加工をしたスモークブルーPVDダイヤルが、ケースの美しさを引き立てる。文字盤には蓄光加工済みの18Kホワイトゴールド針やホワイトゴールドのアワーマーカー、ホワイトのカレンダー表示を配しており、エレガントなツートンカラーに仕上がった。
「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」は、ツートンカラーのデザインと18Kサンドゴールドを使用したモデルを用意した。
ツートンカラーのモデルは、41mmのステンレススティール製ケースとブレスレットに、ブルーPVD加工を施したグランドタペストリーダイヤルと同色のサブダイヤル、インナーベゼルを組み合わせた。蓄光加工を施した18Kホワイトゴールドの針とアワーマーカーを採用している。インナーベゼルとサブダイヤルのカレンダー表示が、ホワイトカラーで仕上げのアクセントを加えた。
18kサンドゴールドとは、ケースとブレスレットに金と銅、パラジウムを組み合わせた合金のこと。ホワイトゴールドとピンクゴールドの中間のような色合いが、光の加減によってニュアンスを変化させて温かみのある印象を演出する。ブレスレットとケースにはサテン仕上げとポリッシュ仕上げの面取りを施した。文字盤には、ガルバニック加工でグランドタペストリー模様を刻んでいる。蓄光加工18Kホワイトゴールドの針とアワーマーカーが上品な印象をプラスし、サブダイヤルとインナーベゼルのカレンダー表示でコントラストを付与している。
今回発売されるモデルは、オーデマ ピゲ創業150周年を記念し、それぞれ150本限定で“150周年アニバーサリー”モデルも用意するという。
外観のデザインは各コレクションと変わらないが、例えば6時位置のムーンフェイズにヴィンテージスタイルの「Audemars Piguet」のロゴを刻むといったデザインコードを、さりげなく散りばめている。さらに、サファイアケースバックのフレーム部分に、創業150年のためにデザインされた「150」の特別ロゴと、「1 of 150 pieces」という2種類を刻んだ。
3つのモデルすべてで価格は要問合せとなる。