卒園式は子どもたちにとっても保護者にとっても、大切な人生の節目のひとつです。
これまでの子どもの成長を振り返り、小学校入学への期待を胸に秘める特別な日。卒園式の記念写真撮影は、そんな日の記憶を色褪せることなく残すことができます。
この記事では、卒園式の記念写真撮影におすすめのシーンや、撮影のコツについて解説します。注意点についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
卒園式の記念撮影におすすめのシーン
まずは、卒園式の記念写真撮影におすすめのシーンをご紹介します。大切な一日を、美しい思い出として残していくためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
- 通園の様子(自宅から園まで)
- 卒園式の看板や門飾りの前
- 桜の木を背景に
- 園庭や遊具、下駄箱など慣れ親しんだ場所で
- 卒園式(入場から退場まで)
- 卒園記念物と一緒に
- 先生やお友達と一緒に
通園の様子(自宅から園まで)
卒園式の日の朝、自宅の前や自宅から園に向かう様子を撮影しましょう。
卒園式に参列しない祖父母やきょうだいがいる場合は、自宅前で一緒に撮影すると家族にとっても良い思い出となります。
これまで何度も歩いた幼稚園(保育園)への道も、卒園式当日は特別なものに映ります。少し時間に余裕をもって出発し、思い出話しをしながら、思い出のスポットで撮影しながらゆっくり通園を楽しむのもおすすめです。
卒園式の看板や門飾りの前
園の入口に設置された卒園式の看板や卒園式用に飾られた門飾りの前は、人気の撮影スポットです。後で入園式の看板前での写真と見比べて、成長を感じることもできます。
式当日だけの特別なシーンのため、家族やお友達と一緒に撮影して、たくさんの記念写真を残してくださいね。可能なら園の建物も背景に入れておくと、より素敵な仕上がりになりますよ。
桜の木を背景に
桜といえば、以前は入学式のイメージでしたが、近年は桜の開花が早まり、卒園式の時期に咲き始めることもあります。そんな桜の木を背景に撮影すると、当日の美しい桜の思い出も残すことができます。
写真も華やかな仕上がりになるため、おすすめです。
園庭、遊具、下駄箱など慣れ親しんだ場所で
日々遊んだ園庭や遊具では、こどもが自然体で遊んでいる様子や、友だちとの交流を撮影することができます。また、下駄箱や廊下など何気ない場所での撮影も、振り返った時に良い思い出として残りますよ。
卒園式(入場から退場まで)
式典の入場から退場までのさまざまな瞬間は、お子さんの成長の節目として大切に残したいシーンです。緊張や期待、先生との別れへの寂しさなど、色んな感情が入り混じる貴重な時間をぜひ残してくださいね。
会場内は、卒園おめでとうの文字やお花など卒園式らしく飾り付けられているので、座っている姿だけでも想い出深い写真となるでしょう。
卒園記念物と一緒に
園から贈られる卒園記念品や、子どもの卒園制作物などが飾られていることもあります。これらの卒園記念物と一緒に撮影することで、先生や制作した当時のことを思い出すことができるでしょう。
先生やお友達と一緒に
卒園式は、先生や友達と過ごす残り少ない貴重な時間です。一緒に学び、遊んだ友だち、そしてお世話になった先生との集合写真は、後に大切な宝物となります。自然な笑顔やポーズで、絆を形に残してくださいね。
なお、集合写真を撮影する際には、卒園証書を持ちながら堅い表情の撮影になることも多いですが、子どもたちの好きなポーズでも撮影すると、子どもたちそれぞれの個性も見える素敵な写真になりますよ。
式前や式後の自然な姿
カメラに向かってポーズをとる写真も素敵ですが、式の前後に見せるお子さんの自然な表情や行動も見逃せない瞬間です。式典前の緊張した様子や、終わった後のほっとした笑顔など、自然な姿を撮影することで、当日の思い出をより鮮明に残すことができます。
卒園式の写真撮影のコツ
ここからは、卒園式の記念写真を撮影する際のコツをご紹介します。事前の準備や機材の設定、当日の座る位置など、少しのことでより素敵な写真を撮影できるので、ぜひチェックしてくださいね。
- 卒園式の会場やプログラム内容を把握する
- カメラの機能や設定を確認する
- 座る場所は斜め後ろがベスト
- ビデオ(動画)と写真は担当を分ける
卒園式の会場やプログラム内容を把握する
卒園式当日の写真は、一度切りで撮りなおすことはできません。撮影に失敗しないように、卒園式の会場や式典のプログラム内容の詳細について把握しておくことが大切です。
園に確認する
園からは事前に当日のスケジュールや会場についての案内があります。動画撮影する場所が決められていたり、各保護者が座る場所を指定されていることもあるのでチェックを忘れないでください。
撮影するエリアが決められている場合、エリア内の場所は、早く着いた人から確保できることが多いです。何時から会場内に入れるのかも確認しておきましょう。
子どもに確認する
子ども達は卒園式の練習をしているので、お子さん自身にも、卒園式の流れや自分が参加するプログラムについて話を聞いておきましょう。歌の発表などがある場合、どの位置に立つのかなど聞いておくと、撮影のシュミレーションがしやすくなります。
また、子どもが卒園式のどの瞬間を特に大切にしているかを知り、その瞬間を逃さないように残すこともできます。
カメラの機能や設定を確認する
卒園式当日に慌てないように、事前にカメラやスマホの機能を確認し、撮影に合わせた設定にしておきましょう。卒園式の撮影におすすめの設定や方法について表にまとめました。
ポートレートモードで背景をぼかす | ポートレート(被写体)モードを活用すると、子ども(被写体)を主役にした撮影が可能です。背景をぼかしながら、子どもの表情を際立たせることができます。 |
高倍率ズームで表情を捉える | 遠くからでもクリアに撮影したい場合は、高倍率ズーム機能を使います。ズームすることで、子どもの表情までしっかり撮影することができます。
ただし、ズームにすると手ブレがおきやすいため、三脚を使用したり、手ブレ補正機能がついたカメラを選びましょう。 |
グリッドラインを表示する | グリッドライン(画面に引かれた補助線)を表示することで、傾きのない水平な写真を撮影できます。また、お子さんを中心にしたい場合など、構図を意識した撮影にも便利です。 |
ISO感度高め | 撮影時に光が足りないと、シャッター速度が遅くなり、手ブレが起きやすくなります。この手ブレを防止するために、ISO感度を高めに設定(一眼タイプ1600以上・コンパクトデジカメ800以上)すると、暗い場所でもはっきりとした写真を撮影しやすくなります。
ただし、ISO感度を上げるとノイズが増えるため、バランスを見ながら調整しましょう。なお、ISO感度をオートにしておくと、最適な数値に自動で調整してくれます。オートで問題がなければ、変更する必要はありません。 |
連写モードを使いこなす | 連写モードを活用することで、動きのあるシーンや表情の変化も逃さずに撮影できます。特に卒園証書授与の瞬間など、一瞬の表情を捉えたい時に便利です。 |
座る場所は斜め後ろがベスト
卒園式の撮影で、座る場所はとても重要です。座る場所が決められていない場合はお子さんを斜め後ろの位置から撮影できる場所を選びましょう。
斜め後ろから撮影することで、子どものサイドからの表情を逃さず撮影できます。
ビデオ(動画)と写真は担当を分ける
動画と写真の撮影を同時に行うのは難しいため、事前に家族内で担当を分けておくことをおすすめします。
パパは動画撮影に専念し、ママは写真撮影を担当するなど、役割分担を明確にしておくことで、それぞれの媒体で最高の瞬間を捉えやすくなります。
卒園式の写真撮影の注意点
卒園式の記念写真を撮影する際には、より良い写真にするために、そして周りに迷惑をかけないためにも、いくつかの注意点があります。
ここからは、特別な日の記録をより美しく、そしてスムーズに残すために注意しておきたいことをご紹介します。これらの注意点を心がけて、卒園式の記念写真をさらに素敵なものにしてくださいね。
- シャッター音をオフにする
- 充電やメモリーの残量を確認しておく
- 当日までに練習しておく
- 看板や門飾り前の撮影は空いている時間に
- 撮影に夢中になりすぎない
シャッター音をオフにする
卒園式のような静かな場面では、シャッター音が意外と大きく感じられるものです。式典を妨げたり、他の参列者の迷惑にならないように、カメラやスマートフォンのシャッター音は事前にオフに設定しておくことを忘れないでください。
充電やメモリーの残量を確認しておく
撮影の途中でバッテリーが切れたり、メモリーがいっぱいになったりすると、大切な瞬間を逃してしまいます。式の前日には、カメラやスマートフォンの充電を完了させ、メモリーカードに十分な空き容量があるかを確認しておきましょう。
予備のバッテリーやメモリーカードを準備しておくと安心ですよ。
当日までに練習しておく
卒園式の当日、「緊張や慌ただしさからうまく撮れなかった・・・」。このようなことにならないためにも、事前に撮影の練習をして、カメラの機能や設定に慣れておきましょう。
特に、ズームや連写など、卒園式で想定されるシチュエーションでの練習をしておくことが大切です。
看板や門飾り前の撮影は空いている時間に
卒園式の看板や門飾り前での撮影は列ができることも考えられます。そんな時に撮影すると、慌ててしまって失敗することもあるため、空いている時間にゆっくりと撮影するのがおすすめです。
撮影の際には、子どもたちだけでなく、園の建物や植物など背景にも意識することで、より想い出深い写真に仕上がります。
撮影に夢中になりすぎない
写真撮影についてご紹介してきましたが、卒園式で撮影に夢中になってカメラやスマホの画面にばかり目を向けることのないようにしましょう。時には撮影機器を下ろして、子どもの成長やかけがえのない一瞬を目に焼き付けることも忘れないでください。
記憶に残る卒園式にするためには、写真に残すことと、心に残すことのバランスを大切にすることが重要です。
卒園式の記念写真撮影はフォトスタジオがおすすめ
卒園式は子どもたちの大切な節目です。そのため、式当日の写真を残す以外に、フォトスタジオでの記念写真撮影もおすすめです。
フォトスタジオでの撮影は、主に以下のようなメリットが存在します。
- プロフェッショナルな撮影技術
- 撮影に最適な環境
- 高品質な仕上がり
プロフェッショナルな撮影技術
フォトスタジオでは、子どもの撮影に慣れたプロのカメラマンが担当します。プロならではの技術で美しい写真を残すことができます。撮影時は声掛けなどで子どもがリラックスできるように工夫されているので、子どもの自然な表情を引き出してくれますよ。
撮影に最適な環境
フォトスタジオでは、天候に左右されることなく、最適な環境で撮影を行うことができます。照明や背景はもちろん、衣装や小道具の準備も充実しており、卒園のお祝いらしい素敵なシーンを残せます。
高品質な仕上がり
フォトスタジオで撮影した写真は、高品質な仕上がりが期待できます。
プロのカメラマンと高性能な機材で撮影した写真でアルバムを作成したり、素敵なフォトスタンドに入れてもらうこともできます。フォトスタジオごとにさまざまなプランが用意されているので、公式HPでチェックしてみてください。
こちらの記事では、卒園式の記念写真撮影におすすめのフォトスタジオをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
まとめ
卒園式当日の撮影は、準備をしっかり行うことで、失敗することなく素敵な写真を撮影することができます。この記事でご紹介した、準備や注意点を参考にして、ぜひ卒園式の素敵な思い出を残してくださいね。
そしてフォトスタジオでのプロカメラマンによる撮影は、式当日の記念写真とは違った魅力があります。お子さんの大切な節目を最高の形で残してみてはいかがでしょうか。各スタジオで卒園式用のお得なプランを用意していますので、ぜひチェックしてみてください。