マットレスには種類やメーカーごとに寿命があり、買い替えの時期に違いがあります。
そういえば何年同じマットレスを使っているのだろう…
もしかして最近寝心地が悪いのはマットレスの寿命のせい？！
今お使いのマットレスは使い始めてから何年経っているのか把握している方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
そこで今回は、マットレスの寿命やメーカー別の寿命について調査しました。
その他、マットレスの寿命を伸ばす方法や処分方法を紹介するので、マットレスをお使いの方、購入を検討されている方はぜひ参考にしてください！
【種類別】マットレスの寿命
はじめに、種類（素材）別にマットレスの寿命を見てみましょう。
| マットレスの種類 | 寿命目安 | 価格目安 |
|---|---|---|
| 低反発 | 3年~5年 | 7千円~5万円 |
| 高反発 | 6年~8年 | 3万円~12万円 |
| ポケットコイル | 8年~10年 | 5万円~30万円 |
| ボンネルコイル | 6年~8年 | 3万円~15万円 |
| ファイバー | 6年~8年 | 5万円~12万円 |
| ラテックス | 6年~8年 | 3万円~30万円 |
同じウレタン素材でも、低反発の柔らかいマットレスほど寿命が短く、高反発のものは長持ちする傾向があります。
また、ポケットコイルはスプリングを使用しているため、他のものに比べてヘタリにくく耐久性に優れていることがわかりました。
【メーカー別】マットレスの寿命を比較
次に、メーカー別にマットレスの寿命を見てみましょう。
※下記の寿命目安は、あくまでも当サイトの独自基準でみた参考数値となります。
| メーカー名 | 寿命目安 | 価格目安 |
|---|---|---|
| ニトリ | 3年~7年 | 3万~8万 |
| IKEA | 3年~7年 | 1万~4万 |
| 無印良品 | 3年~7年 | 1万~11万 |
| フランスベッド | 8年~10年 | 4万~50万 |
| 東京西川 | 8年 | 4万~10万 |
| 日本ベッド | 10年 | 12万~40万 |
| モットン (高反発) | 5年~8年 | 4万~6万 |
| 雲のやすらぎマットレス (敷布団＋高反発) | 5年~8年 | 4万~6万 |
| シモンズ | 10年 | 15万~50万 |
| トゥルースリーパー (低反発) | 2年~5年 | 2万~4万 |
| エアウィーヴ | 8年前後 | 5万~20万 |
| テンピュール | 8年前後 | 10万~50万 |
| マニフレックス | 8年前後 | 3万~40万 |
高級寝具メーカーとして有名な『シモンズ』は、業界で初めてポケットコイルを使用したこともあり、耐久性に優れているのが特徴です。
そのシモンズと同じくらい長持ちするとされているのが、『日本ベッド』と『フランスベッド』です。
日本ベッドとフランスベッドは共に日本のメーカーであり、耐久性の高さが自慢です。
柔らかい寝心地が人気のトゥルースリーパーは、低反発ウレタンを使用しているため、最長でも5年で買い替えが推奨されています。
マットレスは何年使っている？492人にアンケート調査
実際にマットレスを使用している人492人に、どのくらいの期間使っているのかをアンケート調査してみました。
アンケート調査の結果、『同じマットレスを1〜3年程度使っている』という結果が一番多く、次に多かったのが『5年以上使っている』という回答でした。
このデータからわかることは、マットレスを5～8年程度利用してから買い替える方が非常に多く、みなさん比較的しっかりとマットレスの買い替えを行なっているということです。
良質な睡眠を取れるよう、マットレスは5～8年に1回は買い替えを検討することをおすすめします。
マットレス交換時期の判断の目安は？
マットレスは毎日のお手入れで寿命に差が出ることも。
では、マットレスを交換するタイミングはどう判断すれば良いのでしょうか。
この章では、マットレスの交換時期を判断するポイントをご紹介します。
いつも寝ている部分が凹んでいる
マットレスに凹みがある場合、ヘタりが進んでしまっていると考えられます。
スプリングが劣化していたりウレタンが圧縮されていると、マットレスの凹みが戻らず寝返りがしにくくなったり、体へかかる負担が大きくなってしまいます。
マットレスの表面を横からチェックしたり、手のひらでなぞってみるなどして、いつも寝ている部分が凹んでいないかチェックしてみましょう。
凹みが見られる場合は睡眠の質が低下することが考えられるため、買い替えを検討するようにしましょう。
購入時よりも柔らかく反発力がない
マットレスが購入した時よりも柔らかくなったように感じる、反発力がなくなったように感じる場合も、マットレスが劣化していると考えられます。
特にウレタンを使用しているマットレスの場合、反発力がなくなると体が沈み込んでしまって寝返りがしにくく、体圧分散がうまくいかずに『寝ても疲れが取れない・・・』といったことにもなりかねません。
購入時よりもマットレスが柔らかくなった、反発力がなくなったと感じる場合は、買い替えのサインと思ってください。
バネのヘタリやきしみがひどくなった
マットレスを長期間使用すると、バネ（スプリング）の弾力がなくなりきしみがひどくなる場合があります。
きしみがひどくなると睡眠の質が低下するだけでなく、音が気になって睡眠の妨げになることも。
マットレスに腰掛けたり寝転んだときに、ギシギシときしむ音がひどくなった場合はバネ（スプリング）の破損や劣化が考えられるため、買い替えを検討するようにしましょう。
ダニ・カビが発生して不衛生な状態
長期間使用したマットレスは、湿気などの理由でカビやダニが発生してしまうことも。
マットレスにカビが発生している場合、使用し続けるとアレルギー反応や喘息になる可能性があるため、なるべく早く買い替えすることをおすすめします。
また、体にかゆみや赤い発疹などが見られる場合、マットレスにダニが発生している可能性があるため注意が必要です。
寝起きに体が痛くなる
寝起きに体が痛くなる場合、マットレスが劣化している可能性があります。
良質な睡眠を取るためには寝返りが打ちやすいことや、体圧を分散させることが大切です。
寝起きに体が痛い、首や肩が凝っている、疲れが取れないなどの症状が現れたら、マットレスの交換を検討するようにしてください。
マットレスの寿命を伸ばす方法
せっかく購入したマットレス、できれば長く使いたいですよね。
そこでこの章では、マットレスの寿命を伸ばす方法を3つご紹介します。
正しいお手入れを定期的に行うことで、マットレスの劣化を防いでなるべく長く使用できるようにしましょう。
マットレスをローテーションさせて使う
マットレスを長持ちさせるためのお手入れ方法ひとつ目は、マットレスをローテーションさせて使用することです。
- 1〜3ヶ月に一度のペースで行う
- マットレスの上下を入れ替える
- マットレスの裏表を交換する
- マットレスをローテーションさせるときに汚れやヘタリなどもチェックしておく
マットレスを長期間同じ方向で使用すると、同じ部分に負荷がかかり続け、マットレスの同じ部分だけへたりやすくなってしまいます。
定期的に上下と裏表を交換することで、満遍なく体圧がかかるようにして長持ちさせましょう。
シーツをこまめに洗濯
マットレスを長持ちさせるための2つ目のお手入れ方法は、こまめにシーツを洗濯することです。
一見マットレスとは関係なさそうですが、シーツについた汗や皮脂などの汚れがマットレスに染み込むと、カビやダニが繁殖する原因となってしまいます。
また、マットレスの上に使用する敷きパッドやベッドパッドを使用するのもおすすめ。
マットレスを汗や皮脂汚れから守ってくれる効果があります。
シーツは1〜２週間に一度洗濯をして、いつでも清潔な状態を保つよう心がけましょう。
定期的に日干し・陰干しをする
マットレスを長持ちさせるためのお手入れ方法の3つ目は、定期的に日干し、陰干しをすること。
これは、マットレスの中に湿気がとどまってカビやダニが繁殖するのを防ぐためです。
- 晴れた日は日光に当てて日干しする
- 陰干しは風通しの良いところでマットレスの両面に風を通す
- 半年に1度のペースで行う
日光に当てることで殺菌効果や脱臭効果が期待できるほか、定期的にマットレスに風を通すことで湿気がマットレスにとどまるのを防ぐことができます。
寿命がきたマットレスの処分方法
長期間使用したマットレスが寿命だった場合、処分に困る方も多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、いらなくなったマットレスの処分方法についてご紹介します。
買い替えの際には引き取りをしてくれるメーカーもあるため、購入前にチェックしておくことをおすすめします。
粗大ゴミとして処分する
マットレスは粗大ゴミとして処分することができます。
各自治体で定められた金額の『ゴミ処理券』を購入し、マットレスに貼った状態で玄関先、または指定された収集所に持っていきます。
また、自治体によってはスプリング入りのマットレスは処分できない場合もありますので、あわせて確認するようにしましょう。
| 粗大ゴミとして出す際のメリット | 粗大ゴミとして出す際のデメリット |
|---|---|
| ・安い金額で処分できる ・遠くまで運ぶ必要がない | ・玄関先や収集所まで自力で運ぶ必要がある ・処分する日が指定される |
スプリング入りのマットレスを粗大ゴミで処分できない場合は、直接『ごみ収集センター』に持ち込む方法もあります。
こちらの利用方法も各自治体ごとに異なりますので、事前に確認するようにしましょう。
リサイクルショップに買い取りしてもらう
マットレスがまだ使える状態の場合のみ、リサイクルショップに買取をお願いする方法もおすすめです。
ただし、寝具の場合はリユース品に抵抗を感じる方が多いため、値段がつかない場合もあるようです。
| リサイクルショップに出す際のメリット | リサイクルショップに出す際のデメリット |
|---|---|
| ・処分にお金がかからない場合もある ・人気のマットレスの場合は金額がつく場合も ・自宅に直接買取に来てくれるショップもある | ・マットレスの状態によって買い取ってもらえないことがある ・直接リサイクルショップまで運ぶ手間がある |
出張買取をしているショップであれば、わざわざ運ぶ手間もありません。
汚れや破損などのない高級マットレスであれば値段がつく場合もあるため、一度査定をしてもらうのも良いのではないでしょうか。
買い替えるなら店舗に引き取ってもらうのもあり
マットレスの買い替えをする場合は、購入先の店舗に引き取りをお願いするのも良いでしょう。
購入先の店舗で『引き取りサービス』や『下取りサービス』を行なっている場合、購入したマットレスを搬入する際に古くなったマットレスを回収してくれる場合があります。
ただし、どのメーカーでも行なっているサービスではないため、事前に確認する必要があります。
マットレス寿命のよくある質問・Q&A
まとめ
マットレスは使用されている素材によっても寿命が変わり、メーカーによって推奨される交換時期にも違いがあります。
少しでも長く愛用するのためにも、マットレスを購入する際にはどのくらい持つのかを事前にチェックすることをおすすめします。
また、寿命をのばすためには、日頃のお手入れをしっかりと行うことが大切です。
マットレスをローテーションさせたり定期的に日干し・陰干しをして清潔に保ち、マットレスの寿命をのばしましょう。
