ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」では、視聴者からの応援だけでなく、配信時間に応じて「時給」が発生する仕組みがあります。
しかし実際の金額や条件、収入を増やす方法については意外と知られていないことも多く、これから始めようと考えている人にとっては不安なポイントです。
この記事では、ポコチャの「時間ダイヤ」による時給制度の仕組みから、ランク別の収益目安まで、具体的に解説していきます。
これからライバーを目指す方はもちろん、すでに配信を始めているけれど「もっと稼ぎたい」と考えている方も、ぜひ参考にしてください。
ポコチャの時給表は?ランク別での時間ダイヤ一覧を解説
Pococha(ポコチャ)の時給は、「時間ダイヤ」という制度で「応援ランク」に応じた収益を受け取ることができます。
ランク | 通常 | 2位3位 | 1位 |
---|---|---|---|
S6 | 5,500円 | 11,000円 | 16,500円 |
S5 | 5,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
S4 | 4,500円 | 9,000円 | 13,500円 |
S3 | 4,000円 | 8,000円 | 12,000円 |
S2 | 3,500円 | 7,000円 | 10,500円 |
S1 | 3,000円 | 6,000円 | 9,000円 |
A3 | 2,500円 | 5,000円 | 7,500円 |
A2 | 2,200円 | 4,400円 | 6,600円 |
A1 | 1,900円 | 3,800円 | 5,700円 |
B3 | 1,600円 | 3,200円 | 4,800円 |
B2 | 1,400円 | 2,800円 | 4,200円 |
B1 | 1,200円 | 2,400円 | 3,600円 |
C3 | 800円 | 1,600円 | 2,400円 |
C2 | 600円 | 1,200円 | 1,800円 |
C1 | 400円 | 800円 | 1,200円 |
D3 | 150円 | 300円 | 450円 |
D2 | 100円 | 200円 | 300円 |
D1 | 50円 | 100円 | 150円 |
E1 | 30円 | 60円 | 90円 |
ポコチャは数ある配信アプリの中でも、時給が高めに設定されているのが特徴。
例えば全体で見ると低いB3ランクでポコチャの配信をする場合でも、時給は1,600円となっています。
プロフィールから確認できる「ランクメーター」の順位が1〜3位の場合は、通常よりも時給が上昇します。
- 1位の場合:通常の3倍
- 2位・3位の場合:通常の2倍
ポコチャで時給を上げるためには、応援ランクとランクメーターの順位を上げるのが重要です。
>> 応援ランクの上げ方を確認する
>> ランクメーターの上げ方を確認する
時給制度を獲得するための条件は?上限とリセットタイミングに注意
ポコチャで時給(時間ダイヤ)を獲得する際には、どれだけ配信をしても無限に時給がつくわけではありません。
特に重要なのが、配信時間に設けられた上限と、そのリセットタイミングです。
配信時間の上限は「日・週・月」単位で設定されています。
- 1日あたり最大:4時間
- 1週間あたり最大:19時間
- 1ヶ月あたり最大:75時間
自分のランクがS1の場合、時給は3,000円のため上限金額は以下となります。
- 1日最大:3,000円 × 4時間=12,000円
- 1週間最大:3,000円 × 19時間=57,000円
- 1ヶ月最大:3,000円 × 75時間=225,000円
S1までランクを上昇させると、月に20万円以上の収益も見えてきます。
ただし上限を超えた時間は報酬が一切発生しないため、上限のリセットタイミングを考慮して、配信スケジュールを管理するのが重要。
時給が発生する時間がリセットされるタイミングは、設定した「締め時間」によって異なります。
締め時間は、ポコチャアプリ内の「設定」>「翌月の締め時間設定」より、13時・22時・24時より設定できます。
ポコチャ締め時間別の上限リセットタイミング
締め時間 | デイリー | ウィークリー | マンスリー |
---|---|---|---|
13時締め | 毎日13時 | 毎週月曜13時 | 毎月1日13時 |
22時締め | 毎日22時 | 毎週日曜22時 | 毎月末日22時 |
24時締め | 毎日24時 | 毎週日曜24時(月曜0時) | 毎月末日24時(1日0時) |
締め時間は、毎月2日〜月末前日までの期間に変更が可能です。
また締め時間を変更した月の初日は、1日の長さが変わるため、その日の最大配信時間にも変動が生じます。
- 24時締め→13時締めに変更した場合:初日は37時間
- 13時締め→22時締めに変更した場合:初日は9時間
こうした変動もふまえて、ポコチャでの締め時間を選ぶようにしましょう。
ポコチャの時給を最大化するためには?応援ランクとランクメーターを上げるのが重要
ポコチャで時給を上げるには、「応援ランク」と「ランクメーター」が重要。
どちらも視聴者からの反応や配信の活発さで決まり、ランクが上がれば上がるほど、時給も大きく跳ね上がります。
ここからはポコチャのランク制度の仕組みや、ライブ配信で稼ぐためのコツについて解説します。
ポコチャの応援ランクはリスナーの反応で決まる!ランク別の時給も調査
ポコチャの時給は、「応援ランク」によって大きく変動します。
応援ランクは、リスナーからのアイテム・コメント・いいね・視聴時間など、あらゆる「応援アクション」によって上下します。
配信すればするほど時給が増えるわけではなく、応援されることが最も重要な指標となります。
応援ランクが上がると、1時間あたりの時給(時間ダイヤ)も大幅にアップします。
E〜D帯:初心者ライバーの収益目安
初心者が配信を始めると、最初はE〜D帯の応援ランクに分類されます。
このランク帯では、時給は以下のような水準です。
- E1:30円/時
- D1:50円〜150円/時
この段階は「練習期間」と考え、まずは配信の頻度を上げてコメント数を増やすことに集中しましょう。
C帯:副業ライバーの収益目安
配信に慣れてきてリスナーとの関係も構築されると、C帯へランクアップできます。
- C1〜C3:400円〜800円/時
副業として、月数万円の収益が狙えるレベルです。
コメント率や配信の安定感が求められるため、より戦略的な運営が必要になります。
B〜S帯:専業ライバーの収益目安
ポコチャで本格的に収益化を目指すなら、B帯以上が目標となります。
- B1〜B3:1,200円〜1,600円/時
- A1〜A3:1,900円〜2,500円/時
- S1〜S6:3,000円〜5,500円/時(+上位入賞で最大16,500円)
S帯ともなると、1日4時間の配信でも月20万円超の収益が狙えるレベルです。
ポコチャのランクメーターの順位は配信の盛り上がりで決まる
ポコチャの「ランクメーター」は、同ランク帯の中でどれだけ活発な配信をしているかを可視化した指標です。
このメーターのゲージが満タンになると、次のランクに昇格します。
ランクメーターは、以下の要素で上下します。
- リスナー数・視聴時間
- コメント数・いいね
- アイテム使用数(応援)
- 配信頻度と継続性
活動が停滞すればランクメーターは下がり、ランクダウンの可能性もあります。
ポコチャで時給を最大化したいなら、「応援ランク」を上げつつ「ランクメーター」を意識した配信運営が不可欠です。
コメントを促す、イベントに参加する、SNSで告知するなど、配信の盛り上がりを維持するといった工夫が求められます。
ライブの配信時間を長くして高頻度で配信する
ポコチャでの収益を安定させるには、配信時間の「長さ」と「頻度」の両方が重要になります。
時給(時間ダイヤ)の付与には、1日4時間・週19時間・月75時間までという上限がありますが、上限までしっかり配信すれば、それだけ報酬も積み上がります。
例えばS1ランクで1日4時間配信を毎日続ければ、月20万円以上の収益も狙えます。
また頻度を増やすとリスナーの視聴習慣が定着して、応援アクションも増えやすくなります。
「決まった時間に、しっかり長く続ける」ことが、安定収益につながる基本戦略です。
プレミアムおやすみチケットを活用してランクを維持する
どうしても配信できない日がある時に活用したいのが「プレミアムおやすみチケット」です。
通常のおやすみチケットとは異なり、プレミアム版では使用した日も時間ダイヤの対象としてカウントされます。
プレミアムおやすみチケットをうまく使えば、無理なく休みながらもランクを維持できます。
特に月末や週末など、ライバルが多いタイミングで無理に配信して質が落ちそうな場合は、あえて休んでコンディションを整えるのも戦略のひとつ。
時間ダイヤを「削られずに守る」ための大事な手段として、積極的に使っていきましょう。
ライバーの事務所に所属すると公式ライバー認定を受けやすい
時給を上げたいなら、ライバー事務所に所属するのも有効な手段です。
事務所に入るとポコチャから公式ライバー認定を受けやすくなるうえに、時間ダイヤの対象になれる可能性が高まります。
また配信のノウハウ提供やサムネイル作成の支援、リスナー集客のアドバイスなど、サポートを受けられるのもメリット。
一人で試行錯誤するよりも、事務所の力を借りて効率よくランクアップを狙えるのが魅力です。
初心者のうちから所属を検討すると、スタートダッシュの成功率も大きく変わってきます。


まだライブ配信を始めたいけれど、何からやればいいのかわからない…といった方は、最初からライバー事務所のサポートを受けるのもおすすめです。
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ポコチャで時給をもらえない配信の条件は?時間ダイヤの対象外となる原因を確認
ポコチャで以下の条件にあてはまると、時間ダイヤがもらえない配信となってしまいます。
- 配信時間が5分未満
- コメントが少なすぎる
- ラジオ配信の割合が多い
- ガイドライン違反や不正行為
条件を把握せずに配信していると、「何時間も頑張ったのに1円も稼げなかった…」という残念な結果になりかねません。
特にポコチャを始めたばかりの方は、やりがちなミスも多いため要注意です。
配信時間がトータルで5分未満しかない
Pocochaでは、配信時間がトータルで5分未満の場合、その配信は「正式な配信」としてシステム上カウントされません。
つまり5分に満たない短時間の配信では「時間ダイヤ(時給報酬)」の対象外となってしまいます。
「少しだけ試してみよう」と思って数分だけ配信をしても、その時間は報酬のカウントには含まれず、せっかくの配信が無駄になってしまいます。
Pocochaで安定的に収益を得るためには、まず最低でも5分以上は継続して配信することが重要です。
配信前に時間の確保や配信の流れをある程度準備しておくと、途中で中断せずにしっかり5分以上配信を続けられるようにしましょう。
コメントが少なくリスナーとのコミュニケーションがない
ポコチャの時間ダイヤは「配信が盛り上がっているかどうか」が重要です。
リスナーとの交流がほとんどない配信は、評価が下がり、時間ダイヤが付与されない原因になります。
特に視聴者がゼロに近いままの状態が続くと、判定が厳しくなります。
ラジオ配信の割合が多い
ラジオ配信は、顔出しなしで配信のハードルが低いため、手軽で人気のスタイルですが注意が必要です。
ポコチャでは、直近6回の配信のうち3回以上がラジオ配信になると、それ以降配信では時間ダイヤがなしとなります。
音声だけで済ませたい日が多くなりがちな方は、ペース配分を意識しましょう。
ガイドライン違反や不正行為対象の配信を行っている
ポコチャの規約違反に該当する配信も、当然ながら対象外です。
- 著作権侵害の音楽使用
- 暴言や誹謗中傷
- 他者のプライバシーを侵害する行為
こういった配信は、アカウントの停止につながる可能性もあるため、要注意です。
自分だけで配信をしていると、客観的な視点を忘れて他社の迷惑となる配信を行ってしまう可能性もあります。
ライバー事務所に所属したり、身近な人に配信を見てもらうなどで、フィードバックをもらえる環境があると安心です。
ポコチャで時給を得る際の注意点!失効や手続きで失敗しないために
ポコチャで時給を得て収益化する際には、時間ダイヤを獲得した後の「管理」や「手続き」にも注意が必要。
せっかく稼いだダイヤが失効してしまったり、手続きがうまく進まず換金できなかったりと、思わぬ落とし穴もあります。
ここからは、時間ダイヤに関する注意点を解説します。
時間ダイヤの有効期限は獲得から180日間まで
ポコチャで得た時間ダイヤには、取得から180日間の有効期限があります。
この期限を過ぎてしまうと、まだ残っていたダイヤでも自動的に失効し、コインへの交換も現金化もできなくなります。
「いつかまとめて換金しよう」と思って放置していた結果、気づいた時には期限切れで0円…というケースも考えられます。
有効期限は、ダイヤを「取得」または「使用」した時点から180日間。
つまり定期的にダイヤを使っていれば、そのたびに有効期限が延びる仕組みです。
普段からこまめに確認し、「貯めっぱなし」にならないように意識するのが重要です。
獲得した時間ダイヤの交換には最低5,000ダイヤが必要
ポコチャで得た時間ダイヤの換金には、最低5,000ダイヤ以上の保有が必要です。
4,000ダイヤを持っていても、残り1,000ダイヤを稼ぐまでは換金申請できません。
また、申請できるのは月に1回までという制限もあります。
そのため、「来月の生活費にしたい」といった短期的な使い道を考えている場合は、計画的な配信とダイヤ管理が必要になります。
ダイヤの換金には数日から最大30日程度かかることもあり、申請のタイミングも慎重に選ぶ必要があります。
「今月中に振り込まれると思ったのに間に合わなかった」という失敗を避けるためにも、余裕を持って申請するようにしましょう。
時間ダイヤの交換前には本人確認が必要
ポコチャで換金を行う前には、本人確認が必須となっています。
具体的には、氏名・生年月日・現住所が確認できる公的書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を提出する必要があります。
さらに、登録した銀行口座の名義と本人情報が一致していなければ、換金申請は受理されません。
この確認手続きには通常1週間〜10日程度かかるため、初回申請時は特に早めの対応が求められます。
「今月の締切に間に合わせたかったのに、本人確認が間に合わなかった」というトラブルを防ぐためにも、事前準備は必須です。
登録内容に不備があると再提出になることもあるため、入力した情報と提出書類が一致しているか、慎重に確認しましょう。