SDGs(持続可能な開発目標)やサステナビリティ(持続可能性)という言葉が一般的に知られるようになり、スキンケアについても人や環境に優しいものを選ぶ人が増えています。

スキンケア用品の成分について質問したアンケートでも、全体の75%の人が「植物由来の製品を選びたい」と回答する結果になりました。

  • グラフ1

そんななか、オゾンを活用した素材や機器を製造販売し、サステナブルな社会の実現を目指す株式会社タムラテコが、化粧品ブランド「HAVEKU(ハヴク)」を新たに立ち上げました。自然由来の成分を使用し、肌や環境への負担、さらにはジェンダーの壁を“省く”ことをテーマにしたコスメブランドです。

そんな「HAVEKU」の魅力を探るべく、ブランド立ち上げの経緯から製品ラインナップやこだわりの成分まで、お話を詳しくお聞きしました。

余計なものを“省く”ことから誕生した「HAVEKU」。そこに込められた想いとは

今回お話を伺ったのは、オーテックバイオ事業部の西山さん。「HAVEKU」の企画開発から製造、販売までを一手に引き受ける責任者で、以前まで化粧品業界で勤務していた経歴の持ち主です。

  • 西山さんプロフィール

西山さんは、バルクと呼ばれる化粧品の中身はもちろん、パッケージにも詳しい化粧品のプロフェッショナル。

前職は化粧品メーカーで、化粧品の企画開発や生産管理のほか、ボトルや外箱の製造、さらには広報業務全般にも携わっていました。


その後、タムラテコに移り、「オゾンを活用して、生活の安全快適と、地球環境に貢献したい。化粧品といった身近なところからも、人々の生活を豊かにしていきたい」という同社の想いをともに実現するべく、責任者として「HAVEKU」のブランド立ち上げから関わっているといいます。

「HAVEKU」は、余計なものを”省き”、必要なものを豊かに取り入れたブランドです。

ブランド構想時点から、通常の化粧品にみられる過剰なパッケージ装飾、フリー成分、肌や歯への負荷などの余計なものを省き、お肌や歯に必要なものだけを取り入れたいという強い想いがありました。


  • 西山さんインタビューカット1

例えば「HAVEKU」のデリケートケアソープのパッケージは、通常のプラスチックを使わず、紙パウチを採用。また、フェイストナーやトゥースジェルのボトルには植物性プラスチックを使うなど、プラスチックの使用量の削減に最大限取り組んでいます。

売上の一部は、植林活動の非営利団体One Tree Plantedに寄付される仕組みになっており、「HAVEKU」を使うだけで、環境活動に参加することができるんです。

そして、研磨剤や肌に負担のかかる成分を使わないことで、歯や歯茎、肌への負荷を削減。そのかわり、良いものはしっかりと取り入れたという商品からは、西山さんのHAVEKUへのこだわりが感じられます。

こういった「過剰な装飾、人の体と環境への負担を省く」というコンセプトは、ユーザーの意識とも合致しているようです。

事実、「化粧品(歯磨き粉等を含む)で減らしたい・省きたいものは何ですか?」というアンケートに対しては、「過剰なデザインや包装」「肌への負担」「歯と歯茎の負担」「環境への負担」に回答が集まる結果となりました。

  • グラフ2

また、「HAVEKU」はジェンダーレスなコスメブランド。表皮や真皮といった肌の構造やターンオーバーの仕組みは、性別を問わずすべての人が同じ。つまり、ケアの仕方も基本は同じだからです。エッセンシャルオイルを調合した優しく爽やかな香りと、シンプルなパッケージデザインで、誰もが使いやすい化粧品となっています。

  • HAVEKUの化粧品3種

この「ジェンダーレスコスメ」に、特に関心を寄せているのがZ世代です。「減らしたい・省きたいもの」として「男女別のしばり」と回答する人がほかの世代に比べて多くなる結果となっており、また、フリーアンサーでもZ世代からはジェンダーレスにまつわる意見が複数集まりました。

【化粧品(歯磨き粉等含む)で減らしたい・省きたいものや理由】
・男女別って今の世間とすごくズレているから。(男性/16歳)
・あまり美容にお金はかけたくないが、ユニセックスの商品を使いたい。(男性/21歳)
・男女関係なく使えることがいいと思うから。(女性/22歳)

他にも、「動物性原料の使用」を省きたいという回答がZ世代を中心に多く、ジェンダーレスコスメやヴィーガンコスメへの関心の高さが想像されます。「HAVEKU」は、Z世代注目のコスメブランドといえるかもしれません。

業界のセオリーをあえて無視した「HAVEKU」のラインナップ

余計なものをできる限りそぎ落としたコスメブランド「HAVEKU」。そのため、ラインナップも非常にシンプル。基本は、トゥースジェル(歯磨きジェル)、デリケートケアソープ(枠練り石鹸)、フェイストナー(化粧水)の3点です。

化粧品メーカーのセオリーから考えると、このラインナップは、バラバラだし、ありえないものなんです。

ですが、この3つは 毎日の生活で多くの人が使うもの。さまざまなものを最低限まで“省く”なかでたどり着いたのが、この3つでした。


化粧品といえば、化粧水、乳液、クリーム、美容液などラインで展開されることが一般的で、それがビジネスのセオリーであり、これまでの仕組みでもあるといいます。しかし、あえてセオリーを無視して「HAVEKU」の想いに忠実に作られたのが、この3つなのです。

― 3つのラインナップ ―

◆トゥースジェル(歯磨きジェル)

  • トゥースジェル

歯ブラシがしっかりと歯にあたり、歯磨きしやすいジェルタイプの歯磨き剤。歯に負担のある研磨剤は無配合。オゾン化オリーブ油と10種類の和漢エキスによって歯の表面がコーティングされ、指で歯にふれるとキュキュッとつややかな磨きあがりに。

◆デリケートケアソープ(枠練り石鹸)

  • デリケートケアソープ

洗浄成分と美容成分を半々の割合でブレンドし、職人が丁寧に作り上げた枠練り石鹸。オゾン化オリーブ油と11種類の和漢エキスのほか、炭微粒子を配合。ニオイや黒ずみが気になるデリケートゾーンにもおすすめで、クリアな素肌へと導きます。

◆フェイストナー(化粧水)

  • フェイストナー

オゾン化オリーブ油と11種類の和漢エキスなど、保湿力・浸透力・エイジングケア成分を最良のバランスで配合。香りは、調香師が厳選した12種類のエッセンシャルオイルをブレンドした上品な柑橘系です。

「HAVEKU」に記載されている「自然由来指数」とは、ISO(国際標準化機構)の規格ISO 16128に準拠した基準で、化粧品のなかにどれくらい自然由来原料が含まれているかを示す数値です。

自然由来指数は、ISO(国際標準化機構)により厳密に規定された基準ですので、ごまかしは一切ありません。

ほかのメーカーのブランドを調べてみても、「HAVEKU」のような自然由来指数92%以上といった高い数値は、なかなかないのではないでしょうか。


  • 西山さんインタビューカット2

そして、「HAVEKU」で最も特徴的な自然由来成分といえば「オゾン化オリーブ油」だと、西山さんは語ります。

オゾン化オリーブ油は、動物由来のものが使われていないことを認める「ヴィーガン認証※1」や、遺伝子組み換え生物(GMO)不使用の製品に与えられる「GMO認証※2」を取得している、まさに自然由来の成分。

オゾン化オリーブ油には北海道大学の薬学と歯学研究院も注目しており、現在、タムラテコと共同で研究が進められているそうです。

※1 動物由来の成分および副産物を含まず、製造工程でも動物由来の成分や副産物を産まず、動物実験も行われていないことを、第三者機関にて証明された場合に取得できる認証。

※2 EU指令EC No.2001/18(第2条)に示す遺伝子組み換え生物(GMO)を使用していないことを第三者機関にて証明された場合に取得できる認証。

本当にいいものを届けるには……。化粧品業界を知り尽くすプロの覚悟

より良いものを届けたいという想いがつまった「HAVEKU」。立ち上げの裏には、化粧品業界で働いてきたからこその悩みや葛藤がありました。

業界で働くなかで、私が最も不要だと感じていたのが、華美なボトルや、箔押しやエンボス加工がされた外箱などの過剰な装飾です。

これは、化粧品を高く見せるために行われていることで、化粧品の中身と連動している訳ではありません。


  • 西山さんインタビューカット3

また、世の中にあふれるオーガニックやボタニカルといった表記についても問題があるといいます。

実は、オーガニック化粧品には明確な定義はなく、民間の認証団体にお金を払えば、比較的簡単にオーガニック認証を得られます。

また、ボタニカルについても、植物由来の成分が1滴でも入っていたら、ボタニカルと表記できてしまうんです。


化粧品業界に身を置き、化粧品をよく知る西山さんだからこそ感じる葛藤をすべてクリアにしたのが「HAVEKU」。化粧品の中身にとことんこだわり、パッケージはシンプルに。余計なものを省いたことで、品質は高く、価格は抑えた化粧品が誕生しました。

“省く”をキーワードに、すべての人の暮らしに寄り添っていく

より良い化粧品の提供を通して、人々と地球環境への貢献を目指す。そんな「HAVEKU」の挑戦は始まったばかりです。

5年後、10年後には、今使っているバイオマスプラスチックよりもさらに環境に優しい素材ができているかもしれません。

でも、現段階では「HAVEKU」が私たちにできる最良の化粧品。これだけは自信を持って言えます。


ただ、世の中を見渡すと、まだまだ省けるものが多くあるといいます。例えば、社会課題となっているプラスチックごみ。プラスチックボトルに入っていることの多いシャンプーも、「HAVEKU」の想いにのっとって開発するとしたら、もっとごみを削減できるはず。

このように、人や環境への優しさという判断基準で考えたときに、価値があると思えることがあれば、どんどん取り組んでいきたいと西山さんは話してくれました。

  • HAVEKUの化粧品を手に持つ笑顔の西山さん

「HAVEKU」で、日常生活に一歩先の豊かさを。

“省く”ことで豊かさを提供する「HAVEKU」には、開発者の優しさと熱い想いが込められています。ぜひ実際に手に取って、その良さを実感してみてはいかがでしょうか。 

  • HAVEKU3種

HAVEKUの詳細はこちら

[PR]提供:タムラテコ