ソプラノチタニウムの脱毛効果！　産毛も抜ける？　痛みや回数も

ソプラノチタニウムは、イスラエルのAlmaLasers社の医療脱毛機器です。蓄熱式の脱毛機器「ソプラノ」シリーズの上位モデル（4世代目）で、3種類のレーザーを同時に照射することで幅広い毛質や肌質に対応できるのが魅力です。

この記事では、ソプラノチタニウムの脱毛効果などの特徴や、メリット・デメリットについて解説していきます。

また、ソプラノチタニウムを導入している医療脱毛クリニックも紹介しますので、参考にしてください。

ソプラノチタニウムとはどんな脱毛機器？

まずは、ソプラノチタニウムとはどのような脱毛機器なのか確認していきましょう。

会社名	Alma lasers社
製造国	イスラエル
脱毛方式	蓄熱式
波長の種類	・アレキサンドライトレーザー（755nm）・ダイオードレーザー（810nm）・YAGレーザー（1064nm） 3つのレーザー波長を同時に照射
スポットサイズ	最大4cm²
痛み	弱い
冷却機能	あり

ソプラノチタニウムは、3種類の異なる波長を同時に照射することができます。スポットサイズが最大4cm²と大きいため、幅広い肌質や毛質に対して、スピーディーに施術できるのがポイントです。

脱毛方式について

医療脱毛の脱毛方式には、「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類がありますが、ソプラノチタニウムは蓄熱式の脱毛機器です。

熱破壊式は、ショット式や単発式、HR式脱毛とも呼ばれ、古くから行われている実績の多い脱毛方法です。毛の根元にある毛母細胞を生み出す組織「毛包幹細胞」や、毛を成長させる司令塔「毛乳頭」がターゲット。毛の黒い色（メラニン色素）に吸収されるレーザー光を照射することで熱を発生させ、毛根にある毛を成長させる組織にダメージを与えることで脱毛していきます。

強めのパワーで広範囲に照射するため、効果が高い反面、蓄熱式と比べてやや痛みを感じやすいという特徴があります。

一方、蓄熱式は、皮膚の表面に近い「バルジ領域」と呼ばれる組織をターゲットにしています。バルジ領域は毛根よりも低い温度で破壊することができるため、低出力のレーザーを繰り返し照射することで熱を蓄積させてダメージを与えて脱毛します。

そのため、熱破壊式よりも効果を感じるまでに時間はかかりますが、痛みや肌へのダメージは少なくて済みます。

痛みについて

蓄熱式は低出力のレーザーを連続して照射し、じわじわと熱ダメージを与えていきます。そのため、痛みが弱いのがポイント。

さらに、ソプラノチタニウムはレーザーの照射口と肌を冷却する冷却口を同じ箇所に搭載しているため、冷却までの時間が短縮されて、より痛みを感じにくい仕組みになっています。

ソプラノチタニウムの痛みは、「痛みが少なく、時々チクッとするくらい」という声などが聞かれます。

ただし、痛みの感じ方は部位や人それぞれの感じ方によって異なります。中には「部位によってはすごく痛かった」という声もあるため、痛みに敏感な人は事前に麻酔の利用などを相談しておきましょう。

産毛も抜ける？　ソプラノチタニウムで期待できる脱毛効果

ソプラノチタニウムで施術をした場合の脱毛効果は、以下の通りです。

	期待できる効果
剛毛（VIO、ワキなど）	高い
産毛（顔、背中など）	かなり高い
日焼け肌、色黒肌	脱毛可能

毛穴の深さは部位によって異なるため、部位によって適したレーザーも異なります。そのため、1種類のレーザーのみでの脱毛では、「剛毛には効果がない」「産毛が抜けにくい」などのデメリットが生じます。

しかし、ソプラノチタニウムは、3種類の異なる波長（光の長さ）のレーザーを同時に照射できるため、さまざまな深さの毛に対して効果を発揮します。

蓄熱式で脱毛する場合、バルジ領域にダメージを与えて脱毛するため、メラニン色素の少ない産毛に対しても高い効果を発揮するといわれています。

また蓄熱式は、日焼け肌や色黒肌、色素沈着している部位でも照射が可能です。

効果を実感するまでに必要な回数

顔や背中などの産毛が生えている部位や、VIOの場合、施術を何回くらい受ければ、効果を実感できるのか気になりますよね。

自己処理が不要になるまでに必要な施術回数は、以下の通りです。

部位	自己処理が不要になるまでの回数
顔や背中などの産毛	8回～
Vライン	5回～
I・Oライン	8回～

※必要な回数には個人差があります

メラニン色素の少ない産毛が多い顔や背中、毛周期の長いI・Oラインは8回ほど、Vラインは5回ほど脱毛を行うことで、定期的な自己処理が不要になるくらいの効果が得られることが多いです。

なお、ツルツルの状態にしたい場合は、さらに1～2回追加照射が必要です。個人差がありますので、目安として参考にしてください。

医療脱毛の効果を実感するために必要な各部位の回数については、こちらの記事で詳しく解説しています。

＞＞5回では終わらない？医療脱毛の効果を実感するための必要な回数

硬毛化について

ソプラノチタニウムは、施術後に毛が濃く太くなる「硬毛化」が比較的起こりにくいといわれています。

硬毛化は、施術で毛を生やす細胞を破壊しきれず、反対にレーザーによって細胞が刺激を受けて活性化されることで起こります。特に、産毛のようなレーザーのエネルギーが伝わりにくい毛は硬毛化しやすい傾向にありますが、ソプラノチタニウムは産毛にも高い効果が期待できるため、硬毛化は起こりにくいと考えられます。

ソプラノアイスチタニウムのデメリット

ここまでソプラノチタニウムの魅力を紹介してきましたが、ソプラノチタニウムには以下のようなデメリットもあります。

・効果を実感するまでに時間がかかる
・白髪に対しては効果が期待できない

効果を実感するまでに時間がかかる

蓄熱式で脱毛した場合、熱破壊式と比べて効果が出るタイミングが遅いという特徴があります。

熱破壊式は、脱毛の施術から1～2週間すると、ポップアップ現象といって毛根が毛乳頭からはがれて毛穴から飛び出し、毛がポロッと抜ける（取れる）ことがあるため、効果を実感しやすくなっています。これは熱破壊式が、施術時に生えている毛にダメージを与えているからです。

一方、蓄熱式では、次に生えてくる毛を生えさせないように作用するため、ポップアップ現象はすぐには起こりません。

クリニックによっては「毛が抜けるのではなく、次に生えてくる毛が徐々に薄く細くなっていく」という所もあれば、「熱破壊式よりも遅れて抜ける」というクリニックもあるようですが、いずれにしても効果が出るのは3～4週間後になります。

効果の感じ方には個人差がありますが、蓄熱式の場合は「気がついたら毛が薄くなってきた」「いつの間にか毛が生えなくなっていた」と感じる人が多いようです。

そのため、なるべく早く効果を実感したい人にとっては、デメリットと感じるでしょう。

白髪に対しては効果が期待できない

蓄熱式による脱毛は、メラニン色素のない白髪にも効果があると思っている人も多いようですが、ソプラノチタニウムで白髪の脱毛はほぼ期待できません。

なぜなら、蓄熱式はバルジ領域をターゲットにしていますが、実際にはバルジ領域のみに照射しているわけではなく、メラニンに反応して熱を発生する仕組み自体は他の脱毛方式と同じです。そのため、メラニンが存在しない白髪には、ほとんど効果が見込めないと考えられています。

これは、ソプラノチタニウムだけのデメリットではなく、他のレーザー脱毛機器も同様です。

なお、白髪の脱毛については、こちらの記事で詳しく解説しています。脱毛を希望している部位に白髪のある人は参考にしてください。

＞＞白髪は脱毛できる？できない？施術可能な方法と注意点を紹介！

ソプラノチタニウムとソプラノアイス・プラチナムの違い

ソプラノシリーズには2021年12月現在、以下の4つの脱毛機器があります。

・ソプラノ（第1世代）
・ソプラノアイス（第2世代）
・ソプラノアイス・プラチナム（第3世代）
・ソプラノチタニウム（第4世代）

3種類のレーザーが同時に照射できるようになったのは、第3世代のソプラノアイス・プラチナムから。ソプラノチタニウムは、そのままその機能を引き継いでいます。

ソプラノアイス・プラチナムとの大きな違いは、施術スピードの早さです。

ソプラノチタニウムのスポットサイズは最大4cm²。ソプラノアイス・プラチナムと比べると2倍になり、施術時間が大幅に短縮されました。大きなハンドピースで肌を滑らせるように広範囲を照射していくため、打ち漏れのリスクが軽減されているのも魅力です。

また、ソプラノチタニウムは、肌を冷却する冷却口をレーザーの照射口と箇所に搭載されていることで冷却までの時間が短縮され、より痛みを感じにくくなっています。

脱毛する上で、施術スピードや痛みは気になるポイントなのでうれしいですね！

ソプラノチタニウムを導入している医療脱毛クリニック

ソプラチタニウムを導入している主なクリニックは、以下の通りです。

クリニック名	使用している脱毛機器
アリシアクリニック	ソプラノチタニウムスプレンダーX ライトシェアデュエット

※一部の院では導入されていない場合もあります

アリシアクリニックは全国に24店舗展開しているクリニックです。

ソプラノチタニウムでの脱毛の施術に興味のある人は、通える場所にクリニックがあるかどうか、公式HPから確認してみてください。

アリシアクリニックの公式HPへ