「ライトシェア デザイア」は、アメリカのルミナス社製のダイオードレーザー医療脱毛機器です。
ライトシェアシリーズは、1997年に販売開始以来、日本を含む世界中の医療機関で使用されており、ダイオードレーザーのスタンダードと人気です
この記事では、ライトシェア デザイアの脱毛効果などの特徴や、ライトシェア デュエットとの違いについて解説していきます。
また、ライトシェア デザイアを導入している医療脱毛クリニックも紹介しますので、参考にしてください。
ライトシェア デザイアとはどんな脱毛機器?
まずは、ライトシェア デザイアとはどのような脱毛機器なのか確認していきましょう。
会社名 | ルミナス社 |
製造国 | アメリカ |
脱毛方式 | 熱破壊式 |
波長の種類 | ダイオードレーザー(805nm) |
スポットサイズ | 最大7.7cm² |
痛み | 弱い |
冷却機能 | あり |
脱毛方式について
医療脱毛の脱毛方式には、「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類がありますが、ライトシェア デザイアは熱破壊式で照射を行います。
熱破壊式は、ショット式や単発式、HR式脱毛とも呼ばれ、長く行われている実績の多い脱毛方法です。
毛の根元にある毛母細胞を生み出す組織「毛包幹細胞」や、毛を成長させる司令塔「毛乳頭」がターゲット。毛の黒い色(メラニン色素)に吸収されるレーザー光を照射することで熱を発生させ、毛根にある毛を成長させる組織にダメージを与えて脱毛していきます。
強めのパワーで広範囲に照射するため、効果が高い反面、蓄熱式と比べてやや痛みを感じやすいという特徴があります。
ただし、ライトシェア デザイアは痛みが軽減される仕様になっていますので、後ほど紹介します。
スポットサイズについて
ライトシェア デザイアには、「大」「中」「小」の3つのハンドピースが用意されています。
・HSハンドピース(22mm×35mm)
・XCハンドピース(12mm×15mm)
・ETハンドピース(9mm×9mm)
HSハンドピースは大口径のため、一度に大きな面積に対して効果的に照射を行うことが可能。スピーディーに施術が終了します。
XCハンドピースとETハンドピースは、部位の広さや形状に合わせてハンドピースを選択することでより効果的な照射が可能です。
また、いずれのタイプも冷却システムが搭載されています。
ライトシェア デザイアの痛み
大口径のハンドピース(HSハンドピース)には、ハイスピードヴァキュームシステムが備えられており、皮膚を吸引しながらレーザーを照射します。
これにより小さい出力で脱毛が可能なため、低出力な分、痛みが抑えられています。さらに、吸引することで施術中に感じる痛みも軽減しています。
このように痛みをなるべく感じないような機能が備えられているため、ライトシェア デザイアを導入しているクリニックの中には、「ほとんど気にならないほど痛みが軽減されている」と紹介しているクリニックもあるほどです。
ただし、痛みの感じ方は脱毛する部位や個人差によって異なります。痛みに敏感な人は、事前に麻酔の利用などを相談しておくと安心です。
VIOや顔の産毛も抜ける? ライトシェア デザイアで期待できる脱毛効果
ライトシェア デザイアで施術をした場合の脱毛効果は、以下の通りです。
期待できる効果 | |
剛毛(VIO、ワキなど) | 高い |
産毛(顔、背中など) | 高い |
日焼け肌、色黒肌 | 程度によっては可能 |
熱破壊式はメラニン色素に反応する脱毛方法のため、メラニン色素を含む剛毛や産毛に対して高い効果が期待できます。
日焼け肌や色黒肌の場合は、肌のメラニンにも反応するリスクがあるため、クリニックによっては施術ができない可能性があります。ただし、肌の程度にもよりますので、実際に肌を見てもらって可能かどうか判断してもらいましょう。
効果を実感するまでに必要な回数
顔や背中などの産毛が生えている部位やVIOの場合、施術を何回受ければ効果を実感できるのか気になりますよね。
自己処理が不要になるまでに必要な施術回数は、以下の通りです。
部位 | 自己処理が不要になるまでの回数 |
顔や背中などの産毛 | 8回~ |
Vライン | 5回~ |
I・Oライン | 8回~ |
※必要な回数には個人差があります
メラニン色素の少ない産毛が多い顔や背中、毛周期の長いI・Oラインは8回ほど、Vラインは5回ほど脱毛を行うことで、定期的な自己処理が不要になるくらいの効果が得られることが多いです。
なお、ツルツルの状態にしたい場合は、さらに1~2回の追加照射が必要です。個人差がありますので、目安として参考にしてください。
医療脱毛の効果を実感するために必要な各部位の回数については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>5回では終わらない?医療脱毛の効果を実感するための必要な回数
白髪に対しては効果が期待できない
熱破壊式による脱毛は、毛の黒い色(メラニン色素)に反応して熱を発生させることで毛根にある毛を成長させる組織にダメージを与えて脱毛していくため、メラニンが存在しない白髪にはほとんど効果が見込めないと考えられています。
ただし、これはライトシェア デザイアのような熱破壊式のみの問題ではなく、蓄熱式による脱毛の場合も同様です。
蓄熱式は、皮膚に近い「バルジ領域」と呼ばれる組織をターゲットにしているため、メラニン色素は必要ないと思われがちです。しかし実際にはバルジ領域のみに照射しているわけではなく、メラニンに反応して熱を発生する仕組み自体は熱破壊式と同じです。
そのため、メラニンが存在しない白髪には、ほとんど効果が出ないと考えられています。
なお、白髪の脱毛については、こちらの記事で詳しく解説しています。脱毛を希望している部位に白髪のある人は、参考にしてください。
>>白髪は脱毛できる?できない?施術可能な方法と注意点を紹介!
ライトシェア デザイアとライトシェア デュエットの違い
ライトシェア デザイアは、ライトシェア デュエットの後継機器です。
この2つの大きな違いは、ライトシェア デュエットは大小2種類のハンドピースに対し、ライトシェア デザイアには大中小の3つのハンドピースが用意されていることです。
どちらもダイオードレーザー搭載の熱破壊式の脱毛機器で、期待できる脱毛効果に大きな差はありませんが、3種類のハンドピースを部位によって使い分けられるライトシェア デザイアの方が、より効果的に照射ができるようになっています。
ライトシェア デザイアを導入している医療脱毛クリニック
続いて、ライトシェア デザイアを導入している主なクリニックは、以下の通りです。
クリニック名 | 使用している脱毛機器 |
城本クリニック | ライトシェア デザイア
ライトシェア ジェントルレーズ |
イデア美容皮膚科クリニック
|
ライトシェア デザイア
ソプラノチタニウム プライムレーズ |
※一部の院では導入されていない場合もあります
※脱毛機器は指定できない場合もあります
城本クリニックは全国に25院、イデア美容皮膚科クリニックは東京・千葉に3院展開しています。
まとめ
ライトシェア デュエットの後継機器「ライトシェア デザイア」は、ハンドピースの種類が増えたことで、より効果的に施術が行えるようになりました。
前述の通り、城本クリニックは全国展開していますので、ライトシェア デザイアでの脱毛施術に興味がある人は、通える場所にクリニックがあるかどうか公式HPから確認してみてくださいね。
城本クリニックについては、こちらのページで詳しく紹介しています。
また、こちらの記事では人気の医療脱毛クリニックを厳選して紹介しています。ライトシェア デザイアの導入クリニックはありませんが、使用している脱毛機器や脱毛料金、クリニックの特徴などについても掲載していますので、クリニック選びの参考にしてください。
>>医療脱毛クリニックおすすめ17選! 全身・部位別料金が安いのは?
(Akina)