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塗膜が劣化して剥がれて剥がれ始めたトタン屋根の塗装

トタン屋根の種類や特徴を紹介|寿命とメンテナンス方法も徹底解説

2024.07.11
塗膜が劣化して剥がれて剥がれ始めたトタン屋根の塗装

屋根材として古くから住宅や工場、倉庫などに使用されているトタン屋根ですが、自宅のトタン屋根が古くなってきており、実際どのようなメンテナンスが必要なのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。本記事ではトタン屋根の種類やメリット・デメリット、メンテナンス方法を紹介します。

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トタン屋根の種類

金属屋根の一種であるトタン屋根にはさまざまな種類があります。ここではトタン屋根の種類について解説します。

瓦棒葺きトタン屋根

瓦棒葺き(かわらぼうぶき)トタン屋根は、金属屋根の縦葺き工法で頂上(棟)部分から軒先に向かって縦方向にトタン板を設置していき、心木と呼ばれる木材を45cm程度の間隔に設置します。このとき棟に対して屋根材が直角になります。

縦平葺き

縦平葺き(たてひらぶき)は瓦棒葺きトタン屋根と非常に似ていますが、屋根材の端が逆V字型に折り曲げられており、木製の桟(さん)を使わずに縦に板金を葺いてできた屋根です。近年ではトタン屋根ではなくガルバリウム銅板を使用し、縦平葺きを行なっていることが多いです。

波板トタン屋根

波板トタン屋根はトタンを波状に加工し、屋根材として使う方法です。波状にすることで強度を保ち、勾配がない屋根にも使用可能です。さまざまな形状やサイズがあり、ホームセンターでも購入することができます。

折板トタン屋根

折り曲げて台形状に加工されたトタンを屋根材を使う方法です。工場や倉庫、カーポート、自転車置き場、体育館などで使用されています。

トタン屋根の特徴

正式名称は亜鉛メッキ鋼板葺きで、ポルトガル語が語源です。日本では、戦後の高度経済成長期に多くの家で使用されていました。現在でも北海道や東北の豪雪エリアで、雪下ろしの手間が省けるなどの理由から広く使われています。

波板にすることにより薄くても強度を高めることができるため、他の屋根材に比べ軽量であることが特徴です。日本瓦と比べると1/100の重量です。また、瓦屋根に比べて安価で倉庫や工場などでも使用されています。

トタン屋根のメリット・デメリット

どの屋根材にもメリットとデメリットがありますがトタン屋根はどのような点が挙げられるのでしょうか。住宅の状況や周りの環境なども考慮しつつ、適切な屋根材を使用しましょう。

トタン屋根のメリット

トタン屋根のメリットは以下のとおりです。

正式名称は亜鉛メッキ鋼板葺きで、ポルトガル語が語源です。日本では、戦後の高度経済成長期に多くの家で使用されていました。現在でも北海道や東北の豪雪エリアで、雪下ろしの手間が省けるなどの理由から広く使われています。

波板にすることにより薄くても強度を高めることができるため、他の屋根材に比べ軽量であることが特徴です。日本瓦と比べると1/100の重量です。また、瓦屋根に比べて安価で倉庫や工場などでも使用されています。

トタン屋根のメリット・デメリット

どの屋根材にもメリットとデメリットがありますがトタン屋根はどのような点が挙げられるのでしょうか。住宅の状況や周りの環境なども考慮しつつ、適切な屋根材を使用しましょう。

トタン屋根のメリット

トタン屋根のメリットは以下のとおりです。

トタン屋根のメリット
  • 重量が軽い
  • 耐震性が高い
  • 施工費用が安い
  • 雨漏りしにくい

重量が軽い

トタン屋根は他の屋根材に比べ軽量であることが特徴です。屋根が重たいと雪が積もった際に建物が倒壊する危険性が高まります。トタン屋根は日本瓦と比べて約1/100の重量、スレート屋根の約1/4で、積雪に強いといった特徴があります。

耐震性が高い

屋根が重い家は重心が高くなるため地震が起きた際に倒壊しやすくなります。トタン屋根は軽量であることから耐震性の観点でも優れた性質を持っています。

施工費用が安い

屋根材の費用相場はガルバリウム鋼板では5,000円~8,000円、瓦では8,000円~15,000円程度ですが、トタン屋根は4,500円前後のため施工費用を安く抑えることができます。また、他の屋根材に比べてトタン屋根は、施工が簡単で短時間で工事が済むことも安い理由のひとつです。

雨漏りしにくい

トタン屋根は継ぎ目が少ないため低勾配の屋根でも雨水の浸入が少なく、雨漏りがしにくいことも大きなメリットです。

トタン屋根のデメリット

トタン屋根のデメリットには以下のとおりです。

トタン屋根のデメリット
  • 錆びやすい
  • 塗膜の劣化で色褪せが生じる
  • 断熱性が低い
  • 強風・台風で飛ばされる

錆びやすい

鉄板でできているため錆びが発生しやすいです。主な原因は塗膜の劣化や剥がれによるもので、長期間放置するとトタンに穴があき雨漏りの原因にもなります。​​トタン屋根の塗料の耐用年数は一般的に7年〜10年とされており、この期間に塗装を行うことで錆びを防止することができます。

塗膜の劣化で色褪せが生じる

紫外線による経年劣化により塗膜が色褪せて見た目が悪くなります。見た目だけでなく放置するとサビの原因になるので注意が必要です。

防音性・断熱性が低い

トタン屋根は音を通しやすい素材で防音性が低く、雨が降ったり車が通過するとうるさく感じることがあります。対策方法として遮音性のある塗料を塗ることで雨音を軽減することが可能です。また、トタン屋根は金属製なので外部から熱が伝わりやすく断熱性が低いこともデメリットでしょう。

トタン屋根の建物では夏は室温が上がりやすく、冷房が効きにくいと感じることも多いです。逆に冬は暖房をつけても暖かい空気が屋根から抜けてしまうため、空調の効果が落ちる可能性があります。

強風・台風で飛ばされる

トタン屋根は薄く軽量でつなぎ目から剥がれやすく、強風・台風の影響で吹き飛ぶ可能性があります。特に古いトタン屋根には注意しましょう。

トタン屋根の寿命・耐用年数

トタン屋根の寿命・耐用年数は約25年~30年といわれています。トタン屋根では芯木や野地板など、木を使用している部分があるため、30年ほど経過すると木を使っている部分が腐食を起こしてしまう可能性があります。

腐食が進行してしまった場合、屋根塗装を行なっても機能を回復することは出来ないため、屋根のカバー工法もしくは葺き替えが必要になります。

トタン屋根のメンテナンス方法

トタン屋根は定期的なメンテナンスが必要です。経年劣化による古い塗料の剥がれや錆びの発生、塗装面の色褪せや粉っぽさなどの症状があれば修理を行うタイミングです。ここではメンテナンス方法について解説します。

ケレン

ケレンとは下地処理の一種で、錆びを落とし、古くなった塗膜を取り除く作業のことです。高圧洗浄のみで錆びや古い塗膜を全て洗い流すのは難しいため、ワイヤーブラシやサンドペーパーを用いて古い塗膜や錆びを除去していきます。また、塗料の密着力を高めるために塗膜の目荒らしを行います。

ケレンによる下地処理は仕上がりに大きく影響する重要な工程です。塗料の密着度が高いほど塗装は長持ちします。塗装が剥がれた部分や錆びを放置していると、塗装を施しても塗料が定着しなかったり、錆びが広がったりする可能性があります。

高圧洗浄機で洗い流す

汚れがついたままだと塗料が密着しません。ケレンで除去した古い塗膜や錆び、ホコリ、カビなどを洗い流します。釘が浮いている部分やひび割れなどは、塗装する前に修復して下地処理を施します。

下塗り

錆びの発生を防ぐため、錆び止め効果のある下塗り材を塗布します。下塗りで使用する素材には上塗りする塗料との密着性を高める効果が期待できます。

中塗り・上塗り

下塗りの上から、中塗り・上塗り(場合によっては上塗りのみ)の2回に分けて、ローラーやハケで塗り重ねていきます。細かい部分はハケを使用します。塗料により費用や耐久性は変わります。

中塗り・上塗りの後は乾燥させて完成です。トタン屋根の劣化で一部に穴が開いている場合は、部分的に交換することを検討しましょう。

トタン屋根のメンテナンスを依頼する際の注意点

トタン屋根は他の屋根材に比べて外見から劣化がわかりやすく、訪問販売業者に目を付けられやすいです。トタン屋根に限った話ではありませんが、外壁や屋根の修理やメンテナンスを契約する場合は複数の業者から相見積もりを取ることでトラブルを防ぐことができます。

以下では、よくあるトラブルや注意点について説明します。

職人の手抜き工事

塗装を行ってから年数が経っていないにも関わらず塗膜の剥がれが目立ち始めた場合、職人の手抜き工事の可能性があります。下地処理のケレン作業で古い塗膜や錆びの除去を怠り、塗料の密着性が悪くなっていることが少なくありません。また、相場に比べて極端に安かったり、過剰な値引きをする業者には注意が必要です。必要な工程を省いて工事を行われてしまう可能性があります。

塗装の仕上がりは職人の腕に大きく影響します。悪質な塗装業者に依頼してしまった場合トラブルが起きやすくなり、再度メンテナンスを行うと結果的に費用が割高になってしまいます。業者の実績やアフターフォローの体制、提示された見積もりの内訳をしっかりと確認し、信頼できる業者に依頼することが大切です。

見積もり金額と請求金額が違う

後から追加工事などが発生し、想定外の追加料金を請求されトラブルに発展するケースがあります。優良業者であれば事前の点検・調査をしっかりと行い、追加工事が発生するケースはほとんどありません。

「工事してみないとわからない」など、見積もりを提示してくれない業者には注意が必要です。足場がないと確認できない場所や解体しないと分からない部分で修理箇所が増える可能性もありますが、その場合は事前に説明がありその場合の費用の見積もりも提示されます。工事を始める前に追加工事の可能性についてもしっかりと確認しておきましょう。

悪徳業者の手口

「今すぐ工事をしないと梁や柱までダメになる」などと不安を煽って、高額な契約をかわそうとする業者にも注意が必要です。トタン屋根に限らず、外壁・屋根工事全般でよくあるトラブルです。屋根の劣化を大げさに伝えられたり、契約を急かしてくるような業者は警戒すべきかもしれません。

複数の業者に点検を依頼し見積もりを取ることで費用の相場だけでなく、現在の住宅の状況についても把握することができます。本当に必要な工事は何なのか、また、それらの費用はいくらかかるのか。見積もりの内容に不明点があれば遠慮せずに質問し、不安を解消しましょう。

トタン屋根の特徴を知って適切なメンテナンスを

今回はトタン屋根の種類や特徴、メンテナンス方法などを解説しました。トタン屋根は他の屋根材に比べて軽量で耐震性に優れています。施工費用を安く抑えることができ、短時間で工事が済むのも大きなメリットです。しかし、錆びやすく、防音性・断熱性が低いなどのデメリットもあります。

現在ではトタン屋根のメリットを伸ばし、デメリットを改善したガルバリウム鋼板の屋根も普及し始めています。メンテナンスをするときは依頼する業者とも相談をして適切なメンテナンスを行いましょう。

外壁塗装業者Naviでは屋根塗装や屋根の葺き替えやカバー工法が可能な業者を独自調査して市区町村ごとに紹介しています。自宅のメンテナンスを考えている方は業者選びにご活用ください。

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