シン・エナジーは、契約期間の定めがなく解約金無料な点で評判が良い新電力です。
電気代の節約を期待してシン・エナジーを検討する人も多いですが、口コミを調査すると「高くなった」「前より安くなった」と両極端な内容が見られます。
本記事ではシン・エナジーの口コミ評判もふまえて、以下の内容を紹介。
他社と料金を比較し、料金が高くなったと感じる理由や電気代が安くなる人の特徴を徹底解説します。
乗り換えて電気代が安くなる可能性のある人は、シン・エナジーに申し込みましょう。
シン・エナジーの口コミ評判は時期や地域により評価に差がある
シン・エナジーは市場価格に合わせて電気料金が増減するため、時期や地域により様々な口コミ評判がある新電力です。
電力の販売だけでなく再生可能エネルギー開発も行い、全国各地にシン・エナジーが出資や事業参加した発電所があります。
シン・エナジーの基本情報は以下の通りです。
シン・エナジーの基本情報


項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | シン・エナジー株式会社 |
公式サイト | https://www.symenergy.co.jp/ |
創業 | 1993年(平成5年) ※洸陽電機エンジニアリングとして |
主な事業 |
|
新電力サービス提供エリア | 全国 |
初期費用 | 無料 |
新規契約手数料 | 無料 |
解約手数料 | 無料 |
契約期間 | 定めなし |
シン・エナジーは以下の料金がすべて無料です。
- 初期費用
- 契約時の手数料
- 解約手数料
契約期間の定めもないため、利用開始後に料金面で不満があるときでも気軽に乗り換えられます。
利用者の口コミを確認すると、以下の内容が多く見られました。
- 地域の大手電力会社から乗り換えたら安くなった
- 各種調整費が高いと感じる
- 手続きやシステムの不備に対する不満
基本料金は大手電力会社より安い傾向にあるため、安く感じた人も多くいます。
しかし、燃料調整費や容量拠出金で料金が割り増しになり、結果的に高いと感じるケース。
各種手続きで不備があり、不満から低い評価をする人もいます。
利用者の条件によって口コミの評価が変わるので、家族構成や地域など自分に近い条件の口コミを参考にしましょう。
乗り換えて電気代が安くなったと感じる人は多い
シン・エナジーは、他社から乗り換えた人を中心に電気代や安くなったと感じている人が多く見られます。
評価がわかれるのは地域ごと使用量などで最安値の会社が変わってくるからだと思います。
北陸地方は今シン・エナジー、めちゃくちゃお安くなりますし、夜の方が安いというような地味にストレスなシバリがないのも私は嬉しい。
あと電話がすぐ繋がる…最高です。ありがとうしかない。引用元:Googleマップ
深夜電力に特化?しているのかもしれない。
夜に乾燥機や食洗機を使う人にはオススメです。
一番安いと思ってた電力会社より、月で千円以上安く上がっています。
年間だと1万円以上?コリャデカいなぁ。
引用元:Googleマップ
シン・エナジーの契約プランは5つあり、生活スタイルに合わせて夜間や昼間がお得になるプランが用意されています。
基本料金が地域の大手電力会社より安いと感じる人は、SNS上の口コミでも複数見られました。
口コミ内にある北陸電力の従量電灯Bとシン・エナジーのきほんプラン料金を比べると、電気量料金の単価が安いのは明らかです。
北陸電力管内の電気量料金単価(kWh)比較
電気量 | シン・エナジー | 北陸電力・従量電灯B |
---|---|---|
120kWh | 17.68円 | 30.86円 |
120kWh超過300kWhまで | 21.16円 | 34.75円 |
300kWh超過 | 23.12円 | 36.46円 |
シン・エナジーでは、夜間や昼間の料金単価が安いプランも用意しており、オール電化住宅にも対応。
在宅時間や電気の利用傾向に合わせたプランを選べば、より大きな節約効果が期待できます。
調整費用のプラス分で電気料金が高いと感じる時期がある
シン・エナジーに限らず、電気料金には燃料調整費や電源調達費といった費用がプラスされるため、時期によっては高くなったと感じやすいです。
電気料金が安くなるシュミレーションしたのにも関わらず、料金が4000円以上も高くなり、調べてもらえず、解約手続き中です。 実際にいろんな電気会社を試してるが、過去一で高すぎる。
引用元:Googleマップ
(中略)
高くなっていると仰っている方は単純に使用量が多いか、燃料高騰による燃料調整費部分がどの会社も上がっているので、致し方ないのかなと…
(後略)
引用元:Googleマップ
近年燃料価格が高騰し、新電力と大手電力会社のどちらを利用していても数年前より電気代は値上がりしています。
各調節費は時期により変動し、利用量に応じて基本料金にプラスされる仕組みです。
基本料金だけを見てシン・エナジーを選んだ人や、数年前の感覚で利用を続けている人は、高いと感じるケースが少なくありません。
とはいえ燃料調整費や電源調達費は、シン・エナジー以外も相場に合わせて上がっています。
「シン・エナジーにしてから高くなった」という口コミも、電気料金全体が上がるタイミングで乗り換えてしまった可能性も。
シン・エナジーに申し込むなら料金プランの内容を確認して、さらに他社も含めて全体的に値上がりしていないかチェックしてから申し込みましょう。
オペレーターやシステムの不備を指摘する声もある
シン・エナジーの口コミでは、システムや手続きの不備があって低い評価をしている人もいます。
電力会社を変えたくて何度か質問してますが、バイトなのか何にも知らない。答えが返って来ない。
引用元:Googleマップ
主に「プランの切り替えができていなかった」「システムの不具合で変更が上手くいっていなかった」といった内容の口コミが寄せられていました。
シン・エナジーは再生可能エネルギー開発を主に行う会社で、一般消費者向けに電力の小売りを始めたのは2016年からです。
顧客サービスに関するシステムは、大手電力会社と比べると経験が浅く不十分だと感じる可能性も。
現在はWebのマイページが充実し、料金の内訳や契約内容の確認がしやすいです。
問い合わせ用フリーダイヤルやチャット問い合わせも完備しているため、疑問点があるときは早めに問い合わせて解決しましょう。
シン・エナジーの電気料金は安い?5つの料金プランについて特徴を紹介
シン・エナジーの電気料金は安いのか、料金プラン詳細とエリア別料金比較で徹底分析しました。
シン・エナジーは、生活パターンに合わせて選べる5つの料金プランを用意しています。
- きほんプラン
- 【夜】生活フィットプラン
- 【昼】生活フィットプラン
- プランC
- 低圧動力ワイド
どの時間帯に多く電気を使用しているか確認し、自分に合うプランを選びましょう。
プラン名 | 特徴 | 向いている家庭 |
---|---|---|
きほんプラン | ・全日通して電気量料金が一定 ・大手電力会社の「従量電灯B」に相当するプラン ・電気使用量に応じて料金単価が3段階で上がる | ・電気使用量が少ない単身~2人暮らし ・在宅時間が少ない |
【夜】生活フィットプラン | ・平日23時~翌6時、休日22時~翌8時の電気量料金が安く設定されている ・出勤・登校前や夕食時間帯、休日日中は電気量料金が高めに設定されている | ・夜間にエコキュートでお湯を作ったり、食洗器や洗濯機を使ったりする ・休日は基本的に外出する |
【昼】生活フィットプラン | ・平日9時~16時、休日8時~22時の電気量料金が安く設定されている ・出勤・登校前や夕食時間帯、休日夜間は電気量料金が高めに設定されている | ・在宅勤務者や乳幼児がいて日中自宅にいる日が多い ・室内でペットを飼っている |
プランC (※一部地域ではプランB) | ・きほんプランよりも300kWh超過時の単価が安い ・大手電力会社の「従量電灯C」に相当するプラン | 契約容量の単位が6kVA以上の電気使用量が多い家庭向け |
低圧動力ワイド | 大手電力会社の「低圧電力」に相当するプラン | ・低圧電力の供給を受けている家庭向け ・消費電力が大きい業務用機械を利用している店舗兼用の家 |
オール電化住宅で夜間に集中して家電を使うなら、「【夜】生活フィットプラン」が向いています。
【夜】生活フィットプランの電気量料金イメージ
日中は基本的に家族やペットがいる家庭は、「【昼】生活フィットプラン」でお得になる可能性があります。
【昼】生活フィットプランの電気量料金イメージ
「時間に縛られて家電を使いたくない」「在宅時間が一定しない」といった家庭は、全日通して料金が一定の「きほんプラン」から試しましょう。
プランCは、契約容量が6kVA以上50kVA未満の家庭が対象です。
大手電力会社の「従量電灯C」に相当するプランで、大手電力会社に「従量電灯C」がない地域ではプランBとして提供されています。
二世帯住宅や店舗兼用で電力の使用量が多い家庭にぴったり。
低圧動力ワイドは、商店の大型冷蔵庫や業務用エアコンを使用している人向けのプランです。
個人で商店を営んでいる人や、自宅を事務所として働いている人に向いています。
プランが合わないと感じたら、Webのマイページからいつでもプラン変更が可能です。
シン・エナジーのマイページでは、毎月自動でプラン診断が行われた結果を確認できます。
検針日ごとでプラン変更もできるので、診断結果を見ながらより安く電気が使用できるプランに切り替え、電気代を節約しましょう。
シン・エナジーのきほんプラン料金をエリア別大手電力会社と比較
シン・エナジーの料金について、きほんプラン料金とエリア別大手電力会社の従量電灯Bの料金を比較しました。
シン・エナジーの料金はエリアにより異なるため、自分が住んでいる地域でいくらになるのか確認しましょう。
※料金はすべて2024年12月時点
北海道に住んでいる人は、以下の料金が目安となります。
項目 | シン・エナジー | 北海道電力 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 1,092円 | 1,207.8円 |
40A | 1,466円 | 1,610.4円 | |
50A | 1,840円 | 2,013円 | |
60A | 2,214円 | 2,415.6円 | |
電気量料金 | 120kWh | 25.18円 | 35.35円 |
120kWh超300kWhまで | 29.08円 | 41.64円 | |
300kWh超過 | 30.98円 | 45.36円 |
シン・エナジーと北海道電力の電気量料金の差は約10円~15円です。
1ヶ月に300kh使うと、シン・エナジーの方が電気量料金は約3,500円も安い結果に。
契約アンペアごとの基本料金も、約200円安い結果となりました。
生活フィットプランを選ぶと、電気使用量ではなく利用時間帯により単価が変動します。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 25.65円~34.03円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 24.46円~35.53円/kWh |
どちらのプランでも、最も高い料金の時間帯でも北海道電力より単価は安いです。
きほんプランを契約したのち、より生活スタイルに合うプランはどれなのか、マイページの診断を元に定期的に見直しましょう。
東北電力管内の料金は、以下の県に住んでいる家庭が対象です。
シン・エナジー「きほんプラン」と東北電力「従量電灯B」の料金を比較した結果は以下の通り。
シン・エナジー「きほんプラン」と東北電力「従量電灯B」
項目 | シン・エナジー | 東北電力 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 1,099.63円 | 1,108.8円 |
40A | 1,466.18円 | 1,478.4円 | |
50A | 1,831.70円 | 1,848円 | |
60A | 2,198.25円 | 2,217.6円 | |
電気量料金 | 120kWh | 18.64円 | 29.62円 |
120kWh超300kWhまで | 24.75円 | 36.37円 | |
300kWh超過 | 27.12円 | 40.32円 |
シン・エナジーを東北電力の料金と比べると、基本料金はほとんど変わらないものの電気量料金は11円~13円程度安いです。
1ヶ月300kWh使用すると、シン・エナジーの方が約3,410円節約できます。
夜間や昼間に集中して電気を使う家庭は、生活フィットプランの料金も確認しましょう。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 17.93円~31.70円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 19.15円~32.25円/kWh |
最も安い時間帯の電気量料金単価はいずれも20円以下で、使用量が300kWhを超えるときは東北電力の半額以下です。
家電を使う時間を深夜や日中に集中できる人は、生活フィットプランを選ぶと大きく節約できる可能性があります。
以下の都県に住んでいる人は、東京電力管内の料金を参考にしましょう。
電気料金を比較した結果は以下の通りです。
シン・エナジー「きほんプラン」と東京電力「従量電灯B」
項目 | シン・エナジー | 東京電力 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 796.06円 | 935.25円 |
40A | 1,061.41円 | 1,247円 | |
50A | 1,326.76円 | 1,558.75円 | |
60A | 1,592.12円 | 1.870.5円 | |
電気量料金 | 120kWh | 19.67円 | 29.8円 |
120kWh超300kWhまで | 24.78円 | 36.4円 | |
300kWh超過 | 27.71円 | 40.49円 |
シン・エナジーと東京電力を比べると、基本料金は約200円安いのが分かります。
電気量料金単価は10円~13円程度安く、利用量に関わらず電気代を抑えやすいです。
300kWh利用時、シン・エナジーを選ぶと最大約3,310円も節約可能。
電気を使う時間帯が偏る家庭は、生活フィットプランの料金とも比較して検討しましょう。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 18.88円~32.65円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 20.05円~32.65円/kWh |
【夜】生活フィットプランで夜23時から翌6時までに電気を使うと、電気量料金単価は18.88円と大きく抑えられます。
オール電化住宅の人は、夜間に食洗器や洗濯機、エコキュートの利用を集中させると節約しやすいです。
日中に在宅率が高い家庭は、9時から16時の電気代が20.05円と安い【昼】生活フィットプランで光熱費を抑えましょう。
以下の県に住んでいる人は北陸電力管内となります。
以下の料金を参考に、電力会社を選びましょう。
シン・エナジー「きほんプラン」と北陸電力「従量電灯B」
項目 | シン・エナジー | 北陸電力 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 885.72円 | 907.5円 |
40A | 1,180.96円 | 1,210円 | |
50A | 1,476.20円 | 1,512.5円 | |
60A | 1,771.44円 | 1,815円 | |
電気量料金 | 120kWh | 17.68円 | 30.86円 |
120kWh超300kWhまで | 21.16円 | 34.75円 | |
300kWh超過 | 23.12円 | 36.46円 |
シン・エナジーと北陸電力では、基本料金の差は数十円程度でほとんど変わりません。
電気量料金単価は約13円ほど安く、300kWh使用時は最大で約4,030円節約できます。
北陸電力は利用量120kWh以下の差額が他エリアよりも大きいため、電気をあまり使わない家庭でもシン・エナジーが安くなりやすいです。
在宅時間に偏りがある家庭は、生活フィットプランの料金も確認しましょう。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 17.41円~25.71円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 18.82円~25.51円/kWh |
両プランとも、電気量料金単価が最も高い時間帯に多く使っても北陸電力の単価より安いです。
夜間や昼間は19円以下と単価は最大で半額まで抑えられるため、シン・エナジーは少しでも光熱費を節約したい人に向いています。
以下の県に住んでいる人は、中部電力管内となります。
中部電力の料金プランと比較した結果は以下の通りです。
シン・エナジー「きほんプラン」と中部電力「従量電灯B」
項目 | シン・エナジー | 中部電力 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 857.95円 | 963.42円 |
40A | 1,145.59円 | 1,284.56円 | |
50A | 1,430.25円 | 1,605.7円 | |
60A | 1,715.91円 | 1,926.84円 | |
電気量料金 | 120kWh | 20.69円 | 21.2円 |
120kWh超300kWhまで | 24.16円 | 25.67円 | |
300kWh超過 | 25.53円 | 28.62円 |
シン・エナジーと中部電力を比較すると、基本料金は100~200円程度安いです。
電気量料金単価の差は他エリアと比べて小さく、0.5円~3円程度の違いに留まります。
1ヶ月300kWh利用時、中部電力との料金差は約330円と気になるほどの差はありません。
他の契約方法ではお得感が大きくなるのか、生活フィットプランの料金とも比較しました。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 18.33円~31.60円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 19.34円~32.40円/kWh |
深夜や昼間、電気量料金の単価が低い時間帯に集中して電気を使えると、シン・エナジーの方が節約につながる可能性もあります。
しかし、電気量料金単価が最も高いライフタイム(6時~9時、16時~23時)の使用量が多いと電気代は安くなりません。
朝に料理や洗濯をし、寝る前にまとまって家事をする共働きの家庭や子育て家庭は、シン・エナジーでも高くつく傾向です。
主に電気を使う時間帯を把握してから、契約プランを決めましょう。
以下の府県に住んでいる人は、関西電力管内の料金を参考にしましょう。
関西電力管内はアンペアごとの基本料金がありません。
シン・エナジーの「きほんプラン」は、関西電力の「従量電灯A」に相当します。
シン・エナジー「きほんプラン」と関西電力「従量電灯A」
項目 | シン・エナジー | 関西電力 | |
---|---|---|---|
電気量料金 | 15kWhまで(最低料金) | 396.81円 | 522.58円 |
15kWh超120kWhまで | 19.81円 | 20.21円 | |
120kWh超300kWhまで | 23.83円 | 25.61円 | |
300kWh超過 | 27.30円 | 28.59円 |
シン・エナジーと関西電力を比較すると、電気量料金単価の差は0.4円~1.8円程度とほとんど差がありません。
300kWh使用すると、シン・エナジーの方が約490円安いです。
1円でも電気代を安くしたいと考えている人は、シン・エナジーの利用も検討しましょう。
夜間や昼間に集中して電気を使う人は、フィットプランとも比較が必要です。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 19.51円~27.81円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 21.07円~27.76円/kWh |
23時から翌朝6時に電気を集中して使う家庭なら、【夜】生活フィットプランで電気代が節約できます。
【昼】生活フィットプランは、電気使用量が少ない家庭だと十分なメリットが得られない可能性も。
関西電力管内は、深夜に電気を使う機会が多いオール電化住宅に住んでいる人がシン・エナジーに向いています。
中国電力管内の料金は、以下の県に住んでいる人が該当します。
シン・エナジーの「きほんプラン」は中国電力の「従量電灯A」に相当し、アンペアごとの基本料金はありません。
シン・エナジー「きほんプラン」と中国電力「従量電灯A」
項目 | シン・エナジー | 中国電力 | |
---|---|---|---|
電気量料金 | 15kWhまで(最低料金) | 420.81円 | 759.68円 |
15kWh超120kWhまで | 21.44円 | 32.75円 | |
120kWh超300kWhまで | 25.67円 | 39.43円 | |
300kWh超過 | 28.42円 | 41.55円 |
中国電力管内では、最低料金に300円以上の差があります。
電気量料金の単価も、シン・エナジーは11円~13円程度安いです。
300kWh利用時はシン・エナジーの方が約4,000円も安く、大きな節約効果が期待できます。
生活フィットプランの料金は、単価が最も高い時間帯でも中国電力より安く済みます。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 21.33円~29.63円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 22.47円~29.16円/kWh |
1ヶ月の利用量が300kWhを超える家庭なら、最大で20円近く単価を下げて利用可能。
集中して電気を使う時間帯を決めれば、今よりも大きく電気代を下げられるケースもあります。
中国電力管内で電気代を安くしたい人は、シン・エナジーを利用しましょう。
四国電力管内の料金は、四国4県在住の人に適用されます。
最初の11kWhまでが最低料金で、以降三段階で電気量料金が変動する仕組み。
シン・エナジーの「きほんプラン」は、四国電力の「従量電灯A」に相当します。
シン・エナジー「きほんプラン」と四国電力「従量電灯A」
項目 | シン・エナジー | 四国電力 | |
---|---|---|---|
電気量料金 | 15kWhまで(最低料金) | 448.96円 | 666.89円 |
15kWh超120kWhまで | 20.83円 | 30.65円 | |
120kWh超300kWhまで | 26.94円 | 37.27円 | |
300kWh超過 | 28.27円 | 40.78円 |
四国電力と比べると、電気量料金単価はシン・エナジーの方が10円~12円程度安いです。
最低料金も200円以上安いため、現在従量電灯Aで契約している人は電気代が下がる可能性もあります。
1ヶ月に300kWh利用するとき、シン・エナジーに乗り換えると電気代は最大で約3,150円節約可能です。
フィットプランを選んだときも電気代は抑えやすいため、電気の利用傾向に合わせて契約するプランを選びましょう。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 21.28円~31.08円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 22.84円~29.53円/kWh |
【昼】生活フィットプランは、電気利用量が少ない家庭でも四国電力より電気代を安くできる可能性があります。
日中エアコンをつけっぱなしにする日が多い家庭は、シン・エナジーの【昼】生活フィットプランで電気代を節約しましょう。
九州電力管内の料金は、九州7県に住んでいる人に適用されます。
きほんプランは九州電力の「従量電灯B」程度で、契約するアンペアごとに異なる基本料金が発生します。
シン・エナジー「きほんプラン」と九州電力「従量電灯B」
項目 | シン・エナジー | 九州電力 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 30A | 939.81円 | 948.72円 |
40A | 1,229.32円 | 1,264.96円 | |
50A | 1,506.95円 | 1,581.2円 | |
60A | 1,719.24円 | 1,897.44円 | |
電気量料金 | 120kWh | 18.08円 | 18.37円 |
120kWh超300kWhまで | 22.21円 | 23.97円 | |
300kWh超過 | 24.25円 | 26.97円 |
九州電力と料金を比較すると、基本料金や120kWhまでの利用量は料金がほとんど変わりません。
利用量が120kWhを超えると、1kWhあたり1~2円ほど安くなります。
1ヶ月に300kWh利用するとき、シン・エナジーなら最大約350円節約できます。
九州電力管内は、きほんプランよりも生活フィットプランがお得に利用できるエリアです。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 16.18円~29.45円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 16.75円~29.65円/kWh |
いずれのプランでも、電気量料金単価が最も安い時間帯は16円台と費用を抑えられます。
安い時間帯に集中して利用すると、300kWh超過分の単価は九州電力よりも最大で約10円節約可能。
九州電力管内は、目に見えて何千円も大きく減額できない可能性が高いです。
毎月の電気代を細かくチェックしており、数百円程度でも節約したい人や、電気代の増減を敏感に気付ける人に向いています。
ほんの少しでも節約し、家計を改善したい人はシン・エナジーを利用しましょう。
沖縄でのシン・エナジーの料金は、基本料金がなく利用量に応じて3段階で電気量料金の単価が変動。
「きほんプラン」は、沖縄電力の「従量電灯」に相当します。
シン・エナジー「きほんプラン」と沖縄電力「従量電灯」
項目 | シン・エナジー | 沖縄電力 | |
---|---|---|---|
電気量料金 | 10kWhまで(最低料金) | 428.67円 | 643.05円 |
10kWh超120kWhまで | 24.81円 | 40.2円 | |
120kWh超300kWhまで | 29.39円 | 45.74円 | |
300kWh超過 | 30.41円 | 47.72円 |
沖縄電力と比べると、シン・エナジーの電気量料金単価は15円~17円も安く、他エリアよりも大きく節約できる可能性があります。
300kWh利用したときは、シン・エナジーの方が最大約4,800円も安いです。
よりお得に利用したい人は、生活フィットプランの利用も検討しましょう。
プラン名 | 電気量料金 |
---|---|
【夜】生活フィットプラン | 24.18円~30.85円/kWh |
【昼】生活フィットプラン | 24.48円~28.35円/kWh |
300kWh超過分に関しては最大で1kWhあたり23円も安くでき、電気使用量が多い家庭ほど節約効果が大きいです。
【昼】生活フィットプランは単価が高い時間帯でも28円台のため、1日中エアコンを稼働させる日が多い夏場に向いています。
沖縄で電気代を安くしたいなら、シン・エナジーに切り替えましょう。
シン・エナジーの電気料金内訳は?電気料金が高くなったと感じる理由を解説
シン・エナジーの料金が高くなったと感じる理由は、追加の費用が発生するためです。
シン・エナジーは、地域の大手電力会社よりも基本料金や電気量料金が安い傾向。
しかし、電気料金には基本料金以外に各種調整費や容量拠出金が追加されます。
シン・エナジーの電気料金の内訳は以下の通りです。
シン・エナジーの電気料金内訳
- 基本料金
- 電気量料金
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 電源調達調整費(沖縄は燃料費調整額)
- 容量拠出金(沖縄以外)
上記内訳のうち、基本料金以外は「単価×使用電力量」で求められた金額の請求が加算されます。
容量拠出金は2024年度から請求が始まった項目です。
以前から契約している人は、増えた項目分だけ料金が高くなり不満を感じる人も少なからずいます。
電気使用量が増える夏場や冬場は、特に請求金額が高いと感じやすいです。
追加費用も含めてシン・エナジーの電気料金をイメージし、料金が安くなる可能性はあるかチェックしましょう。
シン・エナジーは新電力ならではの調整費で電気料金が大きく変わる
各種調整費は電力会社ごとに単価が異なるケースも多く、シン・エナジーをはじめとした新電力が高いと感じる原因となっています。
既存の大手電力会社の電気料金は、契約者を保護するために値上げ幅が規制されています(規制料金)。
規制料金(※)は、最大限の経営効率化を織り込んだ上で、電気事業を運営するに当たって必要であると見込まれる原価に利潤を加えて得た額を算定し、規制部門の原価と料金の収入が一致するように大手電力が設定し、その約款(「特定小売供給約款」)について、有識者による厳正な審査の上で、経済産業大臣による認可を受けているものです。
引用元:経済産業省 資源エネルギー庁
規制料金により、突然電気代が一気に値上げされるのを防いでいるため、値上がりがあったとしてもゆるやか。
規制料金を値上げするには経済産業大臣の認可が必要となるため、燃料費が上がったからといってすぐに電気代が高くなるわけではありません。
一方で新電力は料金を自由に設定でき、燃料費をはじめとした様々な要因で値上げ幅が大きくなりやすいです。
新電力の追加料金は、燃料代の反映や再生可能エネルギー普及政策といった事情から設定されました。
- 電源調達調整費(沖縄は燃料費)
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 容量拠出金
これまで余計な追加料金がほぼなかったため、既存の大手電力会社よりも大幅に安く済むことがメリットでした。
しかし最近になってから追加料金の徴収が始まり、結果として大手電力会社とほぼ変わらない、もしくはむしろ高くなる可能性も出てきています。
シン・エナジーも例外ではなく追加料金が増えたので、電気料金の総額が高くなりつつあります。
電源調達調整費は市場価格と連動して増減する
電源調達調整費は、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動して増減する費用です。
電気利用量1kWhあたりの料金が設定され、利用量が増えると電気代も比例して高くなります。
市場価格は燃料価格や為替の影響で変動し、シン・エナジーが定める基準価格を上回ると電気代が高くなります。
電源調達調整費は名称が定まっておらず、他の新電力では別の呼び方をしているケースが多いです。
大手電力会社と費用を比較するときは、燃料費調整額を参考にしましょう。
2025年1月の電源調達調整費(暫定)と、大手電力会社9社の燃料費調整額は以下の通りです。
管轄の電力会社名 | シン・エナジー 電源調達調整費(/kWh) |
大手電力会社 燃料費調整額(/kWh) ※従量電灯の場合 |
---|---|---|
北海道電力 | 0円 | -6.12円 |
東北電力 | 3.81円 | -7.43円 |
東京電力 | 3.21円 | -6.51円 |
中部電力 | 4.00円 | -6.85円 |
関西電力 | 2.24円 | 15kWhまで:2.475円 15kWh超:0.165円 |
中国電力 | 2.12円 | 15kWhまで合計:130.31円 15kWh超:-8.67円 |
四国電力 | 0円 | -6.10円 |
九州電力 | 2.65円 | 1.85円 |
参照元:シン・エナジー、北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力
大手電力会社では、基準価格よりも下回って電気代が安くなるケースもあります。
電源調達調整費はエリアと時期により大きく異なるため、シン・エナジーと大手電力会社どちらが安いとは決められません。
電気代を安くしたい人は、基本の電気量料金との差額や使用量も考慮して電力会社を選びましょう。
再生可能エネルギー発電促進賦課金はどの電力会社を選んでも負担が必要
再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は、どの電力会社を選んでも全国一律で請求される費用です。
再生可能エネルギーで発電した電気の買取費用として利用し、最終的にエネルギー自給率を上げる目的があります。
単価は「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に基づき、経済産業大臣が毎年価格を設定。
2024年度は、電気使用量に応じて3.49円/kWh※が電気代として上乗せされています。
2023年度が1.40円/kWhだったため、昨年度より2円も値上がりし、電気代高騰の一因となりました。
毎月300kWh使う家庭なら、2024年度は電気代のうち約1,000円が再エネ賦課金です。
※参照元:経済産業省
容量拠出金は電力会社ごとに単価が異なる
容量拠出金は2024年4月から始まった制度で、すべての電力会社に請求される費用です。
将来に向けて、電気料金の安定化や供給力の確保を目的としています。
電気料金の一部として消費者にも請求しているのは、主にシン・エナジーを含む新電力会社です。
大手電力会社は容量拠出金を価格に反映させていません。
シン・エナジーでは、以下の料金設定で電気料金に組み込まれています。
年度 | 容量拠出金 |
---|---|
2024年度 (2024年4月~2025年3月) |
1.65円/kWh |
2025年度 (2025年4月~2026年3月) |
0.64円/kWh |
1ヶ月に300kWh消費する家庭では、2024年度は495円の容量拠出金が上乗せされます。
2025年度は前年度よりも1円近く安くなり、1ヶ月300kWh消費すると2024年度よりも年間3,600円安いです。
大手電力会社にはない料金なので、容量拠出金を含めても大手電力会社より安く済む見込みなら、シン・エナジーへの乗り換えが向いています。
電力会社でシン・エナジーを選ぶメリットは3つ
電力会社の乗り換えでシン・エナジーを選ぶメリットは3つあります。
- 分かりやすい5つのプラン
- 初期費用や解約金が無料
- JALマイルが貯まる
シン・エナジーでは、シンプルで分かりやすい5つの料金プランを用意。
- きほんプラン
- 【夜】生活フィットプラン
- 【昼】生活フィットプラン
- プランC
- 低圧動力ワイド
料金の計算に複雑な仕組みはなく、生活パターンに合わせて自分に合ったプランが選べます。
こまめに電気料金を見直したい人にとっては、初期費用と解約金が無料なのは大きなメリット。
クレジットカードで支払いができ、JALマイルが貯められる点もポイ活をしている人には魅力的です。
「難しいプランだと比較できない」「使ってみて合わなければさらに乗り換えたい」といった人は、シン・エナジーを利用しましょう。
初期費用も解約金も無料だから簡単に乗り換えられる
シン・エナジーは契約時の初期費用や解約金が無料で、特別な工事も必要ありません。
契約期間の縛りもないため、電気料金が割高になったらいつでも他社に乗り換えられます。
引っ越しで解約したいときは、Webのマイページから以下の流れで簡単に利用停止手続きが可能です。
解約手続きの流れ
- マイページにログイン
- メニューの「ご使用場所情報」を選択
- 「ご利用停止」を選択
- 「電気のご利用停止」を選択、必要項目を入力して完了
他社に乗り換えるときは、原則シン・エナジーでの手続きは必要ありません。
「電話がつながらなくて解約できない」「解約ページまでたどり着けない」といったトラブルは起きないため、安心して利用しましょう。
クレジットカードのポイントに加えてJALマイルも貯まる
シン・エナジーはクレジットカード払いができるだけでなく、JALマイルも貯められる電力会社です。
付与率は電気料金200円につき1マイルで、意識して買い物しなくても貯められます。
例えば、オール電化住宅で毎月の電気代平均が15,000円の家庭では、必要経費だけで年間900マイルを獲得可能。
クレジットカードの独自ポイントも貯まるため、ポイントが二重取りできる点でもお得です。
JALマイルを貯めている人は、忘れずJALマイレージを登録しましょう。
シン・エナジーで契約する前に知っておきたいデメリット
シン・エナジーの利用を考えている人は、以下のデメリットも事前に確認しましょう。
- 20A以下の契約が選べない
- 為替の影響で電気代が大きく増減しやすい
- ガスとのセット契約はできない
シン・エナジーの契約は30Aからのみで、現在20A以下で契約している人は自動的に30A以上の契約となります
為替の変動が影響して電気代が高騰しやすいのも、新電力ならではのデメリットです。
シン・エナジーは電力の販売しか行っておらず、ガスとセットで契約したい人向けのプランはありません。
「20A以下のプランで契約したい」「安定した価格で電気を利用したい」といった人は、大手電力会社を利用しましょう。
シン・エナジーは30A以上から契約可能
現在20A以下で契約している人が、シン・エナジーに乗り換える場合30A未満のプランが用意されていないため、自動的に30A以上の契約となります。
アンペア数は一度に使える最大の電流です。
1人暮らしや家にいない時間が長く、複数の家電を同時に使う可能性が低い人は、アンペア数を下げて契約すると電気料金を抑えられます。
シン・エナジーは30A以上の契約しかなく、利用量が少ない世帯には契約条件が合わない場合があります。
東京電力の従量電灯Bとシン・エナジーのきほんプランについて、アンペア数ごとの基本料金を比較しました。
アンペア数 | 基本料金 | |
---|---|---|
シン・エナジー | 東京電力 | |
10A | – | 311.75円 |
15A | – | 467.63円 |
20A | – | 623.5円 |
30A | 796.06円 | 935.25円 |
30Aで比較するとシン・エナジーが安いものの、20A以下から乗り換えると契約容量が自動的に30Aとなるため、最大400円以上も高くなるケースもあります。
電力使用量が少なく、現在20A以下で契約している方は、家庭の使用状況に応じて他の電力会社のプランもあわせて比較検討しましょう。
各調整費の影響で電気料金が想定よりも高くなるケースもある
シン・エナジーでは、燃料調整費や電源調達調整費による追加分で電気料金が高くなるケースがあります。
東京電力管内では、2025年1月分について3.21円/kWhの電源調達調整費が追加発生します。
1ヶ月に300kWh消費する家庭なら、基本のプラン料金に加えて1ヶ月1,000円ほどプラスになる計算です。
一方で東京電力の燃料費調整額は-6.51円/kWhで、シン・エナジーとは反対に調整で減額されます。
1ヶ月300kWh使用時、調整費により電気料金がいくら変わるのか比較しました。
項目 | シン・エナジー きほんプラン | 東京電力 従量電灯B | |
---|---|---|---|
電気量料金 | 120kWh | 19.67円 | 29.8円 |
120kWh超300kWhまで | 24.78円 | 36.4円 | |
調整費 | 3.21円/kWh | -6.51円/kWh | |
300kWh使用時の料金 ※基本料金やその他費用を除く | 3.21円/kWh | -6.51円/kWh | |
調整前 | 6,820円 | 10,128円 | |
調整後 | 7,783円 | 8,175円 |
料金プランに表示された金額のみで計算すると、シン・エナジーと東京電力の料金差は4,000円を超えます。
しかし、調整費を加味して計算すると差額はわずか400円程度まで縮まりました。
新電力の電源調達調整費は高く設定されやすいため、電気代を安くしたい人は現在の価格を確認してから申し込みましょう。
ガスは扱っておらずセット割引プランもない
シン・エナジーでは電気のみしか扱っておらず、ガスとセットで契約はできません。
ガスは別で契約先を探すか、両方取り扱っている電力会社を選ぶ必要があります。
電気とガスをセットで契約できる電力会社の例は以下の通りです。
電気とガスをセットで契約できる電力会社の例
- HTBエナジー
- ミツウロコでんき
- CDエナジーダイレクト
- 楽天でんき
ガスとのセットプランのある電力会社でも、地域によっては大きな割引にならないケースもあります。
必ずしもセットだからお得とは限らないため、入会特典だけでなく通常利用時の料金も確認しましょう。
シン・エナジーとガスを組み合わせるならどこがいい?
2024年現在、シン・エナジーと提携しているガス会社はないため、組み合わせるなら料金の安さやポイントを重視しましょう。
料金が安いガス会社は、地域により異なります。
ガスの利用金額に応じてポイントを貯めたい人は、以下のガス会社を検討しましょう。
ガス会社 | 貯まるポイント |
---|---|
ENEOS都市ガス | Vポイント |
楽天ガス | 楽天ポイント |
いずれも、クレジットカードの独自ポイントとは別で200円(税別)につき1ポイント付与されます。
どちらもJALマイルに交換可能なため、シン・エナジー利用分と合わせてマイルも貯めやすいです。
シン・エナジーの申込手続きの流れを確認
シン・エナジーに申し込むときは、以下の流れで手続きができます。
- Webの申込フォームから申し込む
- 供給開始日をメールまたはWebのマイページで通知
- スマートメーターではない家庭はメーター取替作業を実施
- 電気供給開始
申し込むときは、以下の書類を手元に用意してから手続きを始めましょう。
- 最新の検針票
- クレジットカード(希望者のみ)
- JALマイレージカード(希望者のみ)
検針票が見当たらない人は、現在の契約先のWebマイページ等で契約内容を確認しましょう。
シン・エナジーへの申し込みには、供給地点特定番号(22ケタ)やお客様番号が必要です。
シン・エナジーのクレジットカード支払いは、以下5種類の国際ブランドに対応しています。
- VISA
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
クレジットカードのほか、銀行口座からの口座振替での支払いも可能です。
JALマイルを貯めたい人は、JALマイレージカードも用意しましょう。
自宅に設置しているメーターがデジタル表示ではなくアナログ(円盤で検針するタイプ)のときは、電気供給前に交換が必要です。
メーターの交換は地域の電力会社が無料で行い、作業時に立ち会う必要もありません。
申し込みから供給開始日の通知までにかかる時間は2週間程度です。
実際に供給が開始されるまでは、検針日のタイミングにより申込日から1ヶ月~2ヶ月程度かかります。
申し込んだらすぐに利用できるわけではないため、「夏に備えて切り替えたい」「冬が来る前に変更したい」といった人は早めに手続きを済ませましょう。
工事や旧契約先の解約手続きは不要で自動的に契約が切り替わる
旧契約先の解約手続きは、シン・エナジーの利用場所によって異なります。
利用場所 | 解約手続き |
---|---|
現在住んでいる住居で契約のみ変える | 不要 |
引っ越し先で利用する | 必要 |
住居はそのままで電力会社を乗り換えるときは、特別な工事や旧契約先の解約手続きが必要ありません。
供給開始日になると自動的に契約がシン・エナジーに切り替わるので、利用申込のみ済ませておけばOKです。
シン・エナジーでは、申し込みから2週間~2ヶ月ほどで切り替えが行われます。
「この日から新電力にしたい」という日が決まっているなら、遡って1~2ヶ月前までに申し込みを済ませましょう。
契約を切り替えても電気の品質は変わらず、送電トラブル発生時は今までと変わらず地域の送配電事業者がサポートします。
引っ越しをきっかけにシン・エナジーの利用を始める人は、旧契約先で解約手続きが必要です。
シン・エナジーへの申し込みを済ませてから、旧契約先の問い合わせフォームや電話から解約の連絡を行いましょう。
シン・エナジーの供給開始日は、申込日を含めて6日後~60日後の間で都合のいい日を指定できます。
供給開始日は申し込みのときに合わせて指定するため、入居日が決まってから申し込みするのがおすすめです。
シン・エナジーの評判に関するよくある質問
シン・エナジーの評判に関する、よくある質問をまとめました。
シン・エナジーには「新電力事業から撤退する」「電気料金が高くなった」との気になる噂もあります。
新電力の利用によりトラブルが起きないか心配な人もいるので、気になる点があれば申し込み前に解消しましょう。
- シン・エナジーは新電力から撤退する?
-
シン・エナジーは2022年3月頃から1年にわたり、燃料価格の世界的な高騰を理由に新規申込受付を停止していました。
現在は新規申込を再開しており、新電力事業から撤退する予定もありません。
一部離島を除いて全国から申込可能です。
- シン・エナジーの電気料金が高くなったのはなぜ?
-
電気料金が高くなったのは、以下の要因が考えられます。
- 燃料価格の高騰や為替の影響で電源調達調整費が上がった
- 容量拠出金の導入(2024年4月~)
いずれの要因も、シン・エナジーに限らず大半の電力会社が影響を受けています。
電源調達調整費は電力会社によって差があり、既存の大手電力会社の方が値上げ幅は小さい傾向です。
電気代が高いと感じたら、まずはマイページで利用傾向を確認して契約プランを見直しましょう。
見直し後も納得できなければ、解約料無料で他社に乗り換えできます。