全身脱毛を始めたいけど、どれくらいの期間がかかるのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
全身脱毛は、医療脱毛・美容(サロン)脱毛・家庭用脱毛機器など、選ぶ方法によってかかる期間が異なります。また、予約の取り方や施術間隔によっても脱毛完了までのスピードが変わるため、どの方法が自分に合っているのかをしっかり見極めることが大切です。
そこで本記事では、全身脱毛の完了までにかかる期間と回数の目安、スムーズに脱毛を終えるための5つのコツを詳しく解説します。最短で理想の肌を手に入れ、自信を持ってイベントや日常を楽しみましょう。
1.全身脱毛にかかる期間と回数は?
全身脱毛の期間は、施術方法によって大きく異なります。まずは、医療脱毛・美容(サロン)脱毛・家庭用脱毛機器に分けて、全身脱毛にかかる期間を見ていきましょう。
1-1.全身脱毛の期間・回数を脱毛方法別に徹底比較!
全身脱毛の期間は、脱毛方法にもよりますが約1年〜3年かかります。回数は最低でも5回以上行う必要があります。
脱毛方法 | 期間 | 通うペース | 回数 | 費用相場 |
メンズ医療脱毛 | 約1年~1年半 | 2~3ヶ月に1回 | 5~8回 | 約20万~40万円 |
美容脱毛(サロン) | 約1年半~2年 | 1~2ヶ月に1回 | 10~12回以上 | 約25万~35万円 |
家庭用脱毛機器 | 約2~3年 | 2~3週間に1回 | 20~30回 | 約2万~7万円(機器代) |
※個人の毛質や肌質、使用する機器や施術方法によって結果は異なります。あくまでも目安としてご参考ください。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
■医療脱毛
機械の照射出力が強いため、5回〜8回と比較的少ない回数で脱毛完了を目指せます。費用相場は高めですが、スピード感のある脱毛が期待できるのが特徴です。
■サロン脱毛
IPLなどの光を使用し、脱毛を行います。医療脱毛と比べて出力が弱いため、 10回〜12回の施術が必要になることが一般的です。痛みは少ないですが、 脱毛完了まで約1年半〜2年かかるため、計画的に通う必要があります。
■家庭用脱毛機器
家庭用脱毛機器は、自宅で手軽に使用できるのが大きなメリットです。ただし、脱毛が完了するまでの期間は、一般的にサロン脱毛よりも長くかかる傾向があります。とはいえ、短期間に根気よく照射を続けることで、照射回数で効果を補うことが可能です。出力が弱めでも、コツコツと続ければ、自己処理が楽になるまでの期間を早められるケースもあります。
1-2.どれを選べばいい?迷ったら「美容(サロン)脱毛」がおすすめ!
脱毛方法によって完了までの期間は大きく異なりますが、「できるだけ早く終わらせたいけど、痛みや費用も気になる」という方には、美容(サロン)脱毛がバランスの取れた選択肢です。
医療脱毛ほどスピード感はないものの、月1回のペースで通うことで1年半〜2年ほどで完了を目指せます。また、出力が高すぎないため肌に優しく、通いやすいプランやキャンペーンを用意しているサロンも多いのが特徴です。
自分の毛量や予算、肌質に合った方法を選ぶことで、効率的に全身脱毛を進められます。
2.なぜ全身脱毛は期間を空ける必要があるの?
実際、脱毛を完了させるには適切な期間を空けることは非常に重要です。ですが、本当に1カ月以上も開ける必要があるのか?と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。ここでは、なぜ全身脱毛は期間を開ける必要があるのかを詳しく解説していきます。
2-1. 脱毛効果を最大化!適切な間隔を守るべき理由
脱毛の多くは、毛の黒い色素(メラニン)に反応して光やレーザーを照射し、毛根にダメージを与えることで脱毛効果を発揮します。ただし、毛には「成長期」「退行期」「休止期」というサイクル(毛周期)があり、このうち脱毛効果が期待できるのは「成長期」の毛です。施術のタイミングが早すぎると、まだ成長期の毛が少なく、逆に遅すぎると、毛が成長期を過ぎてしまい、メラニンに反応しにくくなるため、十分な効果が出ません。
また、医療脱毛のように照射の出力が高い場合、肌にも熱ダメージが加わります。これにより、肌の回復に時間が必要となるため、適切な間隔を空けることが不可欠です。間隔を空けることは、脱毛効果を最大化するためだけでなく、肌の健康を守るための重要なケア期間でもあるのです。
2-2. 間隔を空けずに受けたらどうなる?リスクを解説
「少しでも早く終わらせたい」と間隔を詰めて脱毛を受けてしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。
■効果が薄れる
退行期や休止期に照射を行っても、十分な効果が得られないためムダ打ちしているのと同じです。その分、施術回数が増え、結果的に脱毛完了までの期間が長引いてしまうことになります。
■肌トラブルのリスクが高まる
脱毛は、そもそも肌への負担が大きい施術です。十分な間隔を空けずに施術を続けると、皮膚が赤くなったり、炎症・乾燥といったトラブルの原因にもなります。
2-3. 間隔を空けすぎると脱毛効果が低下?注意点を解説
全身脱毛では、毛周期に合わせた定期的な施術が重要です。もし何らかの理由で間隔が空きすてしまった場合、脱毛効果が下がるだけでなく、完了までの期間が延びる可能性があります。
■脱毛効果が下がる理由
脱毛がまだ完了していない段階で間隔が空くと、新しい毛が生えてくるタイミングにズレが生じます。本来であれば、前回の施術で効果がなかった「休止期」の毛が、次回の施術までに「成長期」に移行し、効果が出やすくなるタイミングです。
しかし、間隔が空きすぎると、その毛が成長期を過ぎて退行期に入ってしまうことも。退行期の毛には光やレーザーがあまり反応しないため、照射しても効果が出にくく、効率の良い脱毛ができなくなってしまうのです。
間隔を空けすぎても、逆に早すぎても、脱毛が効率的に進まないことを理解して、最適なスケジュールで脱毛を進めましょう。
3.全身脱毛を最短で進める!スケジュールの立て方と通う回数の目安
3-1. 最適なスタートタイミングを選ぶ
全身脱毛を始める最適な時期は秋冬です。この時期に始めることで、肌の状態を整えながら、安定した脱毛効果を得られやすく、余裕をもって脱毛完了を迎えることができます。
季節別にメリット・デメリットをまとめているので、参考にしてみてください!
時期 | 春夏 | 秋冬 |
メリット | ・暖かい季節で薄着になるため、脱毛後の肌が目立ちやすく、早めに結果を感じられることがあります。 | ・日焼けの心配がないため、照射出力を最大限に活かして、安定した脱毛効果が得られます。 ・予約も比較的取りやすく、 空いている時期にゆったり通うことが可能です。 |
デメリット | ・皮脂分泌が増えるため、肌が荒れやすく、脱毛施術がしにくくなることがあります。
・日焼けによって肌がダメージを受けやすく、照射の出力を弱めざるを得ないため、効果が低くなる可能性があります。 ・夏は脱毛の繁忙期にあたるため、予約が取りにくくなることがあります。 さらに、夏に脱毛を始めても、その効果がすぐに感じられるわけではないため、間に合わないことが多いです。 |
・冬は肌が乾燥しやすいため、しっかりと保湿ケアを行わないと肌トラブルが起きる可能性があります。 |
※個人の毛質や肌質、使用する機器や施術方法によって結果は異なります。あくまでも目安としてご参考ください。
3-2.効率よく通うためのスケジューリング術
全身脱毛を行う場合、体毛の濃さや太さに個人差があるものの、2ヶ月というサイクルであれば、毛周期が部位ごとに異なっても、効率よく進められます。以下の表に、部位ごとの毛周期をまとめたので、参考にしてみてください。
脱毛部位 | 毛周期 |
ワキ | 約2ヶ月 |
Vライン | 約1.5~2ヶ月 |
I・Oライン | 約1.5~2ヶ月 |
腕・脚 | 約1.5~2ヶ月 |
背中 | 約2ヶ月 |
顔 | 約1ヶ月 |
※個人の毛質や肌質、使用する機器や施術方法によって結果は異なります。あくまでも目安としてご参考ください。
3-3. 脱毛効果を実感するための理想的な回数
全身脱毛で効果を実感しやすいのは、医療脱毛だと2回〜4回、エステ脱毛だと10回以上の施術です。この回数まで進めば、脱毛が完了していなくても目立つ毛が少なくなり、自己処理がぐっと楽になります。
脱毛レベル | 医療脱毛 | 美容脱毛 |
脱毛効果の実感 | 約2~4回 | 約10回以上 |
自己処理が楽になる | 約5~7回 | 約20回以上 |
ツルツル肌になる | 約8~10回 | 約30回以上 |
※個人の毛質や肌質、使用する機器や施術方法によって結果は異なります。あくまでも目安としてご参考ください。
4.最短で終わらせる!全身脱毛をスピードアップする5つのコツ
全身脱毛をできるだけ早く終わらせたいなら、スムーズに進めるためのポイントを押さえておきましょう。
4-1. 毛周期に合わせる
全身脱毛の期間を短縮するために重要なのは、毛周期に合わせた施術ペースを守ることです。このタイミングに合わせて施術を受けることで、脱毛効果が上がり、最短で完了を目指せます。
4-2. 医療脱毛を選ぶ
全身脱毛を最短で終わらせたいなら、医療脱毛を選ぶのも1つの手です。医療脱毛は、医師の監修のもと、強力な照射でムダ毛を除去します。これにより、サロン脱毛よりも少ない回数で脱毛が進み、短期間で結果を得ることができます。
4-3. 美容(サロン)脱毛なら「SSC脱毛」を選ぶ
美容(サロン)脱毛を選ぶ場合は、SSC脱毛(スムース・スキン・コントロール脱毛)を検討してみましょう。SSC脱毛は、専用の「ビーンズジェル」に含まれる美容成分を光で活性化させ、毛の成長を抑える仕組みです。毛根を直接破壊するわけではなく、肌にやさしいアプローチのため、2週間に1回のペースで施術を受けられるのが特徴です。
また、レーザー脱毛やIPL脱毛に比べて肌への負担が少なく、回復を待つ必要がないため、短い間隔で通えます。さらに、SSC脱毛は毛周期に左右されにくく、スムーズに脱毛を進められるため、全身脱毛の完了までの期間を短縮できる可能性もあります。
4-4. 肌の状態を整え、脱毛に適したコンディションを保つ
全身脱毛を効率よく完了させるためには、肌の健康状態を整えることが重要です。乾燥や炎症、日焼けなど肌トラブルがある状態では、照射の出力が弱くなり、十分な脱毛効果が得られないことがあります。特に夏場は紫外線対策を徹底し、脱毛前後のスキンケアを丁寧に行い、肌の調子を整えることが必要です。保湿をしっかり行い、肌のコンディションを整えることで、安定した脱毛効果が得られ、結果として全身脱毛の期間を短縮できる可能性が高まります。
5-5. 毛抜きを使わない
脱毛施術を受ける前にムダ毛を処理する際、毛抜きは使用しないようにしましょう。毛抜きでムダ毛を抜くと、毛乳頭を引きちぎることになり、毛周期が乱れてしまいます。これにより、脱毛効果が得にくくなり、期間が長くかかってしまう可能性があります。ムダ毛の処理は、必ずシェーバーを使用して行うことがポイントです。
5.全身脱毛を途中でやめるリスクはある?
全身脱毛を途中でやめることは可能ですが、その場合、脱毛の進行状況や完了までの期間に影響が出ます。
■全身脱毛の期間
全身脱毛は、毛周期に合わせて施術を繰り返し行うことで効果を高めます。もし途中でやめると、予定より脱毛完了までの期間が長引く可能性があります。これは、毛の生え変わるタイミングに合わせて照射しなければならないため、施術を途中で中断すると、新しい毛が成長期に達するタイミングを逃してしまうことがあるからです。その結果、脱毛が均等に進まず、完了までに予定以上の時間がかかることになります。
■全身脱毛の効果と持続性
脱毛が途中で終わっても、施術を受けた部分には一定の脱毛効果が残ります。ただし、全身脱毛を完了させないと、効果が中途半端になりやすく、長期的なムダ毛の抑制は難しいです。その結果、脱毛完了までの期間が延びてしまったり、毛がまだらに生えて見た目にムラが出たりすることもあります。
■返金について
脱毛サロンでは、途中で契約をキャンセルした場合に返金対応を行っているところがほとんどです。ただし、サロンによって返金規定は異なりますので、契約前にしっかり確認しておくことが重要です。多くの場合、未消化分の料金は返金されますが、契約時にローンやクレジットカード分割払いを利用している場合、ローン会社やカード会社の手数料がかかる場合もあります。
6.イベントに向けて最短で終わらせる全身脱毛計画
成人式や結婚式、旅行などの大切なイベントを控えているけど、脱毛を始めるタイミングが分からない…。そんな方のために、医療脱毛と美容(サロン)脱毛の大まかなスケジュールをご紹介していきます。
■成人式
スーツ姿で肌が見える首元・指・手の甲・顔まわりなど、意外と見られるパーツが多い成人式。
前年の1月〜3月に脱毛をスタートすれば、写真映えもばっちりの清潔感ある見た目を目指せます。
■結婚式
結婚式を控えているなら、最低でも5〜7回の施術を受けておくことをおすすめします。特に、目立つ部位(顔や、うなじ、腕、指)は念入りに施術を受け、家庭用脱毛機器を併用して効率よく進めるのも一つの方法です。
■夏のビーチやプール
夏に向けて、ビーチやプールに行く計画がある場合は、3月〜5月に始めるのが理想的です。胸・腹・脇・脚・VIOなど、露出が多い部位は重点的に行っておくと良いでしょう。特にVIOは「ニオイ・ムレ対策」で人気です。
■旅行・温泉・サウナ
旅行や温泉、サウナでは体毛を他人に見られる場面が多いので、気になる人は1〜2ヶ月前から準備を始めるのがおすすめ。特に背中・肩・首・お尻・VIOなど、普段自分では処理しにくい部位はプロにお願いしましょう。
7.まとめ
全身脱毛の完了には、医療脱毛で約1年〜1年半、サロン脱毛で1年半〜2年ほどの期間がかかるのが一般的です。個人差がありますが、通う間隔や予約の取り方も大きなポイントとなってきます。また、最短で全身脱毛を終わらせるには、効率的に通える方法を選び、計画的に施術を受けることが重要です。ぜひ本記事を参考に、自分に合った方法を見極めて、ツルツルの肌を手に入れてください。
コメント