「最近、頬のヒゲが急に濃くなった気がする…」と感じたことはありませんか?ヒゲといえば口まわりやあごが目立ちやすいですが、実は頬ヒゲも意外と印象を左右するパーツのひとつです。中には、自己処理を繰り返すうちに余計に濃くなったように見えるというケースも。
この記事では、頬ヒゲが濃くなる原因と、正しい自己処理の方法をご紹介します。頬ヒゲを脱毛する方法やメリット・デメリットについても触れるので、将来的にヒゲ脱毛を検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。
1.頬ヒゲが濃くなる原因とは?
ふと鏡を見て「なんだか頬のヒゲが濃くなった?」と感じたことがある人は多いかもしれません。頬ヒゲの濃さは個人差が大きいですが、その背景にはさまざまな要因が関わっています。ここでは、特に影響の大きいとされる3つの要因をご紹介します。
①遺伝の影響
ヒゲの濃さには、遺伝が大きく関係していると言われています。そのため、父親や祖父など、身近な家族にヒゲが濃い人がいる場合、自分も同じようにヒゲが濃くなりやすい傾向にあります。「なんとなく自分だけヒゲが濃くなった気がする…」という場合でも、実は遺伝による影響が隠れていることは珍しくないのです。
なお、頬ヒゲに限らず、体毛の量や太さ、生える範囲なども遺伝的な要素が強く関係しているとされています。
②男性ホルモンの影響
ヒゲの成長には、男性ホルモン(テストステロン)が深く関わっています。そのため、テストステロンの分泌量が増えると、毛の成長が促され、ヒゲをはじめとする体毛が濃くなることがあります。
また、ストレスや喫煙・飲酒、偏った食生活、不規則な生活習慣などは、男性ホルモンの分泌に影響を与えるとされており、これらの要因によってホルモンバランスが乱れると、結果的にヒゲが濃くなる原因になることもあります。
③ヒゲ剃りの影響
「なんだかヒゲが濃くなった」と感じる原因の一つに、ヒゲ剃りの頻度や方法が関係していることもあります。自己処理のあとにヒゲが濃く見えるのは、毛の断面が平らになることで太く見えてしまう視覚的な錯覚によるものであり、実際に毛の本数が増えたわけではありません。
しかし、毎日のように自己処理を繰り返していると、肌は継続的に刺激を受けることになります。その結果、ダメージを修復しようと血流が増加し、ヒゲの成長に必要な栄養や酸素が毛根に届きやすくなることで、ヒゲが濃くなる可能性があるようです。
さらに、頻繁な自己処理は肌荒れや毛穴の開きなども引き起こしやすく、ヒゲがより目立ってしまうこともあります。
2.頬ヒゲを自己処理するにはどんな方法がある?
頬ヒゲが気になったとき、まず思い浮かぶのが「とりあえず自分で処理しよう」という選択肢ではないでしょうか。実際、頬ヒゲの処理にはさまざまな方法があり、それぞれの方法にメリット・デメリットがあります。ここでは、代表的な5つの自己処理方法についてご紹介します。
①カミソリで剃る
最も手軽に頬ヒゲを処理できる方法のひとつが、カミソリを使って剃る方法です。カミソリはドラッグストアなどで簡単に手に入り、気になった時にサッと使えるため、日常的に使用している人も多いのではないでしょうか。
カミソリのメリットは、なんといっても手軽に深剃りできることです。産毛から太い毛まで幅広く対応でき、肌をツルツルに仕上げやすいため、自己処理アイテムとして多くの人に選ばれているのも納得できます。
一方で、肌に直接刃を当てるので、肌荒れやカミソリ負けのリスクがあるのがデメリットです。また、剃った後は毛の断面が平たくなるので目立ちやすくなったり、チクチクとした感触が気になったりすることもあります。
②電気シェーバーで剃る
電気シェーバーはカミソリと比べて肌への刺激が少ないため、敏感肌の人や肌荒れを避けたい人におすすめの方法です。肌を傷つけにくく、安全に繰り返し使えるのが大きなメリットといえます。
ただし、深剃りにはやや不向きで、剃ったあとにヒゲのざらつきが残りやすい点がデメリットです。また、顎や首まわりなどのカーブが多い部位では、剃り残しが起きやすい傾向にあります。
さらに、T字カミソリと比べると本体価格が高めなうえ、充電が必要なタイプも多く、タイミングによってはすぐ使えないという不便さもあります。
③毛抜きで抜く
毛抜きで1本ずつヒゲを抜く方法は、根本から毛を取り除けるため、処理後はしばらくツルツルの状態が続きます。そのため、夕方の青ヒゲが気になる方の中には、剃らずに抜いて処理しているという人も多いかもしれません。
ただし、抜く際には強い痛みを伴うほか、時間もかかるため、広範囲の処理には不向きです。また、毛穴に強い刺激が加わることで、埋没毛や炎症といった肌トラブルが起きるリスクもあります。肌への負担を考えると、頻繁に行うのは避けたほうがよいでしょう。
④ワックスで処理する
ワックスを使って処理する方法は毛を一度にまとめて抜き取ることができるため、即効性があり、処理後はツルツルとした肌触りが得られます。そのため、見た目を重視する人にとっては大きなメリットといえるでしょう。
一方で、ワックスをはがす際には強い痛みを伴いやすく、肌への刺激も大きいため、敏感肌の方にはあまり向いていません。また、ムダ毛をしっかり絡めとるには、ある程度の毛の長さが必要となるため、処理前には毛を伸ばしておく必要があります。
⑤家庭用脱毛機器でセルフケアをする
近年では、自宅で気軽にセルフケアができる家庭用脱毛機器を使用している人も増えています。主流はフラッシュ式(光脱毛)ですが、中にはレーザー式のタイプもあります。
家庭用脱毛機器のメリットとしては、継続的に使うことで毛が細くなったり、生えにくくなったりするといった効果が期待できる点です。また、自宅で自分のタイミングでケアできるため、サロンやクリニックに通う時間が取れない方にも便利でしょう。
一方で、効果を実感するまでにはある程度の時間がかかること、機器の初期費用がやや高めであることがデメリットといえます。さらに、使用方法を誤ると肌トラブルの原因になることもあるため、取扱説明書をしっかり読んで正しく使うことが大切です。
3.正しい自己処理の方法を知っておこう
頬ヒゲは面積が広く、目立ちやすい部位なので、他のヒゲ部分に比べて自己処理の頻度も多くなりがちです。しかし、間違った方法で処理を繰り返すと、肌荒れや毛穴トラブルの原因にもなりかねません。肌への負担を抑えるためにも、正しい自己処理の方法とポイントを押さえておきましょう。
1.処理前にしっかりと肌を温める
ヒゲを剃る前には入浴したり蒸しタオルで肌を温めておきましょう。こうすることで毛穴が開き、ヒゲが柔らかくなるため、カミソリやシェーバーの刃が肌に引っ掛かりにくくなるほか、摩擦による肌へのダメージを軽減することができます。
2.シェービング剤を使用する
ヒゲ剃り時の摩擦を軽減するために、シェービングフォームやクリームなどの保護剤を使用するのがおすすめです。刃のすべりが良くなり、肌への負担を抑えることができます。
3.力を入れずに優しく刃を滑らせる
ヒゲが気になるあまり力を入れて剃ってしまうと、角質を削りすぎて乾燥やヒリつきの原因になります。なるべく刃を肌に押し付けず、軽い力でなでるように剃ることを意識しましょう。
4.剃る方向は「毛の流れ」に沿って
深剃りを狙って毛の流れに逆らって剃ると、埋没毛や肌荒れのリスクが高くなります。できるだけ肌への負担をかけずに処理するためには、毛の流れに沿って優しく剃るようにしましょう。
ただし、「毛の流れに沿った剃り方ではチクチク感が残る、綺麗に剃れない」という方もいるかもしれません。その場合は、逆剃りは仕上げとして1回にとどめるようにしてください。肌への負担を最小限に抑えるためには、逆剃りを繰り返さないことが大切です。
5.処理後はすぐに保湿を
自己処理後の肌はデリケートな状態になっています。化粧水や乳液、クリームなどでしっかり保湿をして、乾燥や炎症を防ぎましょう。
ポイント①清潔な道具で処理しよう
汚れた刃を使用すると、雑菌が毛穴に入り込んで炎症や赤みの原因になります。使い捨てカミソリは数回使用したら交換し、電気シェーバーは定期的に掃除・メンテナンスを行いましょう。
カミソリはお風呂場に置きっぱなしにしていると、雑菌が繁殖したり、刃がさびる原因になるため、使用後は水気を取り、洗面所など風通しの良い場所で保管するのがおすすめです。
ポイント②頻度を減らすのも効果的
毎日のように剃っていると、それだけ肌へのダメージも蓄積されていきます。処理するのは仕事がある日だけにする、あまり気にならない日には剃らずに肌を休ませるといった具合に、処理の頻度を減らすのも肌を守るポイントです。
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4.サロンやクリニックで脱毛するという選択肢も
カミソリや電気シェーバーなどによる自己処理は手軽にできる反面、繰り返すうちに肌トラブルが起きやすくなったり、青ヒゲが目立ってしまったりすることもあります。そういった悩みを根本から改善したいと考えている方には、サロンやクリニックで脱毛するという選択肢もおすすめです。
頬ヒゲを脱毛する方法は大きく分けて2つ
脱毛方法として一般的な方法には、「光脱毛(フラッシュ脱毛)」と「医療レーザー脱毛」の2種類があります。
光脱毛はエステサロンなどで行われる方法で、痛みが少なく、肌への負担が比較的軽いのが特徴です。ただし、照射パワーが制限されているため、効果を実感するまでに時間がかかる傾向にあります。
医療レーザー脱毛は医療機関で行われる施術で、発毛組織を破壊することができるため、長期的な脱毛効果を得ることが可能です。しかし、少ない回数でしっかりと効果を実感できる反面、痛みや肌への刺激が強めで、料金もやや高額となっています。
頬ヒゲを脱毛するメリット
頬ヒゲを脱毛する最大のメリットは、何といっても自己処理の手間から解放されることです。毎朝のヒゲ剃りが不要になるだけでなく、肌への負担も大幅に減るため、毛穴の開きや肌荒れが改善されるケースもあります。
また、頬のヒゲが薄くなることで顔全体の印象がすっきりとし、肌のトーンアップを実感する人も多いです。毛がなくなることでファンデーションやスキンケアのなじみもよくなるため、メンズメイクをする方にとっても嬉しいポイントでしょう。
頬ヒゲを脱毛するデメリット
一方で、脱毛にはそれなりの費用がかかることに加え、施術も複数回受ける必要があるという点はデメリットといえます。特に男性のヒゲは毛根が深くしっかりしているため、希望する仕上がりにもよりますが、ツルツルの状態を目指す場合は、光脱毛なら20回以上、医療レーザー脱毛でも10回以上の施術が必要になることがあります。
また、毛根が深いことや皮膚が薄い部分への照射になることから、施術時には強い痛みを感じることも少なくありません。肌が敏感な方にとっては刺激が強く感じられることもあります。
さらに、将来的にヒゲを生やしたくなった際に、元の状態に戻すことが難しくなる点にも注意が必要です。ツルツルを目指すのか、それとも毛量を調整する程度にとどめるのか、あらかじめ仕上がりのイメージを明確にしておくことが大切です。
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5.自己処理に限界を感じたら脱毛を検討してみよう
頬ヒゲは顔の広い範囲に生えるため、少し濃くなるだけでも目立ちやすく、印象に大きく影響する部分です。日々の自己処理で対応することはできますが、処理の頻度が多くなると肌への負担が蓄積し、肌荒れや赤みなどのトラブルを招く原因になることもあります。また、誤った自己処理を続けることでヒゲが濃くなってしまう可能性も0ではありません。
さらに、ヒゲは太くてしっかりとした毛が生えているので、剃る際に痛みを感じやすく、処理そのものがストレスになることもあります。朝の忙しい時間帯に毎回丁寧に処理するのは手間もかかるため、負担に感じている方も多いでしょう。
そのため、頬ヒゲに悩んでいるという場合には、脱毛を検討してみるのも1つの方法です。脱毛は1回の施術で毛がなくなるわけではありませんが、繰り返し施術を受けることでだんだんと毛量が減ったり、生えてくるスピードが遅くなるといった効果を実感することができます。処理頻度が減れば肌への負担も軽くなり、自己処理のストレスも大幅に軽減されるでしょう。
ただし、1度脱毛してしまうと、以前とまったく同じ状態に戻すのは難しいです。そのため、将来的にどの程度までヒゲをなくしたいのか、自分のライフスタイルや理想の姿をしっかりと考えておく必要があります。まずは正しい処理方法を見直し、必要に応じて脱毛も視野に入れながら、自分に合った方法で無理なく続けられるケアを目指しましょう。
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