スマホ決済 LINE Pay(ラインペイ)を徹底解説!LINEで簡単に送金できて割り勘も便利

投稿日時:2020.12.23
メッセージアプリの中でも絶大な人気と利用率を誇るLINE(ライン)ですが、実はLINE Pay(ラインペイ)という独自のモバイル決済サービスを取り扱っていることはご存知でしょうか?
LINE Payを使えば、LINEを通じて友達同士で送金や割り勘が簡単にできてしまいます。
さらにLINE Payには街中のお店やオンラインショップなどで電子マネーのように決済に利用できるなど、他にも様々な機能が備わっています。
LINEならではの利点を生かした便利なモバイル決済サービス、LINE Payの仕組みや利用方法について、ここでは詳しく解説していきましょう。
LINE(ライン)でお金のやり取りができる!?LINE Pay(ラインペイ)とは!?
LINE Pay(ラインペイ)は、メッセージアプリLINEが独自に提供しているモバイル決済・送金サービスで、LINEアプリ内での友達同士のお金のやり取りや、加盟店での支払いなど様々な形で利用することができます。
基本は必要な金額を事前チャージするプリペイド式ですが、一部のサービスについては連携したクレジットカードやデビットカードで支払いをするポストペイ式でも対応可能となっています。
審査はなく、LINEアプリのユーザーの方ならだれでも簡単な登録手続きをするだけでスタートすることができ、年会費や発行手数料も一切かかりません。
無料メッセージアプリの先駆けともいえるLINEならではの、お手軽かつ斬新なサービスと言えるでしょう。
使える機能が変わる!LINE CashとLINE Moneyの違い
LINE Payのアカウントには下記2つの状態があり、それによって使える機能が異なります。
- LINE Cash
- LINE Money
まず最初にLINE Payに登録してお金をチャージした段階では、LINE Cashアカウントの状態になります。
LINE Pay加盟店での決済にはこのLINE Cashアカウントでも利用することはできるのですが、一方で、友達への送金など大半の機能に制限がかかってしまいます。
LINE Payの機能をまんべんなく活用するためには、アカウントをLINE Moneyに転換しなければなりません。そのためにはLINE Pay内で本人確認を行う必要があります。
LINE Payの本人確認は、以下の3つの方法で行うことができます。
- 銀行口座との連動
- スマホで簡単本人確認
- 郵送で本人確認
スマホや郵送での本人確認では、運転免許証やパスポート、在留カードなどの身分証明書類を撮影したうえで、指示に沿った形で提示することになります。
ただしこの2つの方法については、LINEアプリのバージョンによって対応状況が異なります。あらかじめ自分のLINEアプリのバージョンを確認し、必要に応じて更新することをおすすめします。
銀行口座との連動は、本人確認のためだけでなく、銀行口座からLINE Payへのチャージを行う口座振替受付サービスの利用にも必須となります。利用上の利便性を考えても、なるべく早く登録しておくことをおすすめします。
使い方いろいろ!LINE Pay(ラインペイ)でできる7つのこと
LINE Payは主に以下の7つの機能に利用することができます。
- LINEでの友達への送金/送金依頼/割り勘
- LINE Pay加盟店での決済
- Apple PayやGoogle Pay登録でiDで決済
- LINE Pay加盟店での請求書支払い
- 外貨両替
- LINE Pay残高の銀行口座からの出金
- 銀行振込
LINEならではの友達同士のお金のやり取りや、街中やオンラインの加盟店での電子マネー的役割など、多面的な機能を備えているので、幅広く活用することができるでしょう。
それぞれの機能について、以下にもう少し詳しく解説していきます。
なお、この送金サービスを利用するにあたっては双方がLINE Payに加入している必要があります。相手がLINE Payに加入していなかった場合、送金しても7日間が経過すると自動キャンセルされてしまうので、その点は注意してください。
電子マネーみたいにLINE Pay加盟店で決済にも使える
LINE Payには、加盟店での決済に使える電子マネー的な機能も備わっています。決済方法は、以下の3種類です。
決済方法 | 詳細 | 対象店舗 |
---|---|---|
コード決済 | LINE PayのQRコードを対象店舗レジにて読み取り、もしくは店舗側のQRコードをLINE Payで読み取りすることで決済 | オフライン店舗(実店舗)のLINE Pay加盟店 (ローソン、ゲオ、ロフト、ビッグエコーなど) |
オンライン決済 | オンラインショップにて決済手段としてLINE Payを選択可能 | オンラインのLINE Pay加盟店 (ZOZOTOWN、SHOPLIST、haco!、LINE STOREなど) |
Visa LINE Payプリペイドカード | Visa LINE Payプリペイドカードを発行し決済に利用 | LINE Pay加盟店+iD加盟店 |
LINE Payはチャージしてからでないと利用できませんが、Visa LINE Payクレジットカードを登録すればチャージ不要でLINE Payを利用頂けます。
LINE Payを利用する方に一押し!Visa LINE Payクレジットカード
LINE Payを利用する方なら絶対に作っておいた方がいいのが、Visa LINE Payクレジットカードです。
このカードをLINE Payに登録すれば、2021年4月30日まで3%もの高還元で利用頂けます。
しかも、事前のチャージ不要でLINE Payで決済が可能となります。貯まったLINEポイントは1ポイント1円としてLINE Payで利用できるので、使い勝手は抜群です。
年に1度でも利用すれば年会費も無料ですから実質無料ですし、LINE Payを利用する方には必携のクレジットカードと言えるでしょう。
当ページからのお申し込みは、LINE Pay株式会社が主催する各種キャンペーンの条件に該当しない場合がございます。
LINEで発行できるVisa LINE Payプリペイドカード
LINEで発行できるVisa LINE PayプリペイドカードはVISAブランドのプリペイドカードですので、LINE Pay加盟店のほかにVISA加盟店でも利用することができ、とても便利です。
発行手数料・年会費無料でLINE Payアプリ内から申し込むことができます。
さらにLINE Payには利用に応じて、LINE Pay残高として使えるLINE Payポイントが貯まる仕組みが備わっており、いずれの支払い方法でもポイントを獲得することができます。
還元率は利用状況に応じたステージ制となっていて、ランクに応じて1%~3%の還元が受けられます。
電子マネーみたいにLINE Pay加盟店で決済にも使える
ただしこのLINEポイント付与の対象となるのは、LINE Moneyアカウントのみなので、その点は注意してください。
LINEサービス(LINE STOREやLINEスタンプなどLINE関連サービス)では、LINE Payを介してクレジットカード決済を行うことも可能となっています。
このサービスに関しては、LINE Pay未登録の状態でも利用可能となっているので、LINE Payを普段使うつもりはないけれど、LINEスタンプやきせかえを購入する機会ならあるという方は覚えておくとよいでしょう。
Apple PayやGoogle Payに登録すればiD加盟店でも使える
2020年12月22日より、LINE PayカードがApple Pay(アップルペイ)に対応しました。
Apple Pay(アップルペイ)やAndroidの電子決済サービスGoogle Pay(グーグルペイ)に登録すれば、iDの加盟店で決済が可能です。
始め方も簡単。Google Payとおサイフケータイのアプリをインストールした後、Google Payに登録する際LINE Pay(ラインペイ)カードを登録するだけです。
iDの加盟店で決済した場合も、0.5~2%(ステージに準じる)のLINE Payボーナスを獲得できます。iD加盟店は約81万箇所もありますから、利用の幅がさらに広がって便利になりますね。
飲食代や旅行代の割り勘・集金も楽々!送金機能がとにかく便利
LINE Payの最も特徴的かつ便利な機能と言えるのが、LINEの友達同士で送金ができるサービスです。
以下のようにLINE Payで対象の友達を選択し、金額を入力して決行するだけで簡単に送金が完了してしまいます。もちろんLINEですから、メッセージの同時送信も可能です。
また、割り勘金額を自動計算してくれる割り勘機能や、お金を払ってほしい人に金額を知らせる送金依頼機能もあるので、グループでの食事代や旅行代金などの集金も直接会わずともあっという間に済ませることができてしまいます。
なかなか会えなくてお金を払い損ねてしまったり、払った・払わないの記憶違いでもめたりと言った、集金にありがちな困りごとも起こりにくく、非常に便利な機能ですよね。
公共料金も一部対象!請求書支払いがLINE Payでできる
一部の加盟店では直接の決済ではなく請求書の支払いにLINE Payを利用できる加盟店もあります。この場合は、LINE Payのコードリーダー機能で対象の請求書のバーコードをスキャンして決済することになります。
主な対象サービスとしては、以下のようなものがあります。
分類 | サービス名称 |
---|---|
自治体 | ・大阪財政局 ・渋谷区 ・野田市 ・京都市上下水道局 ・神奈川県税務指導課 など |
インフラ | ・東京電力エナジーパートナー ・九州電力株式会社 ・関西電力株式会社 ・四国ガス など |
保険会社 | ・東京海上日動火災保険株式会社 ・SBI生命保険株式会社 ・ニッポンインシュア株式会社 など |
オンラインショップ | ・ZOZOTOWN ・メガネスーパー公式通販 ・株式会社健康家族 ・ピーロート・ジャパン株式会社 ・株式会社JTB商事 ・ディノスオンラインショップ など |
見ていただくとわかるとおり、幅広いジャンルのオンラインショップが対応しているほか、居住エリアによっては光熱費や税金などの公共料金の支払いにも利用できます。
振り込みに行く手間も省けますし、LINE MoneyアカウントであればLINE ポイントも貯まる、お得かつ便利なサービスです。
また、LINE Payはセキュリティもしっかりとしていて、カード情報や銀行口座情報は全て暗号化されています。
万一の際も不正利用補償制度がありますが、補償期間は不正利用から30日間となりますのでご注意くださいね。
外貨を予約!自宅や空港で受け取り!外貨両替サービス
LINE PayではLINE Moneyアカウントの方を対象に外貨両替サービスも行っています。あらかじめLINE Payから外貨を予約し、所定の空港または自宅や勤務先、郵便局(成田空港第1・第2ターミナル、関西国際空港)にて受け取るというもので、支払いはLINE Payの残高で行うことになります。
忙しい方でも確実に必要な時までに外貨両替を済ませておくことができる、非常に頼もしいサービスですよね。取り扱い通貨も米ドルやユーロ、中国人民元、香港ドルなど主要なものを一通り抑えており、海外旅行や出張時には必ず役立つでしょう。
さらにお隣の国、韓国の現地通貨ウォンに関しては、LINE Payであらかじめ予約しておいた金額を現地の新韓銀行ATMで直接引き出すことができる韓国ATM両替サービスが用意されており、より便利に利用することができます。
ただしこちらのサービスを利用するにあたってはLINE Payへのマイナンバー登録が必要となるので、注意してくださいね。
一度チャージしたお金も銀行口座から現金出金が可能
LINE Payでは、一度チャージしたお金を銀行口座から現金として出金することが可能です。
出金には、あらかじめ登録しておいた出金用銀行口座もしくは、セブン銀行ATMを利用することができます。出金用銀行口座には、登録者本人名義であれば、本人確認の際に登録した連携銀行口座以外も登録可能です。
多めにチャージしたけれど、やっぱり現金としてお金を持っておきたいというときなどには役立つサービスとなるでしょう。
また、LINE Payを解約しなければならなくなった場合にも、チャージ分を事前に出金して残高のない状態にすることができるので安心です。
ただしLINEポイントやLINE Payボーナスを現金として出金することはできないので、その点は注意してください。
LINE Payで手軽に銀行振り込みが可能に
LINE Payでは2019年12月より新サービスとして、銀行口座への振り込み機能をスタートしました。
同じLINE Payユーザーの方はもちろんのこと、LINE Payアカウントを持っていない人や振込口座がわからない人にも、LINE Payを介して銀行振り込みを行うことが可能になっています。
対応のアプリはLINEアプリもしくはLINE Payアプリとなっていますが、iPhone版のLINEアプリのみ近日対応開始予定で現状サービスを利用できないので注意してください。
振り込み作業ができるのはLINE Moneyユーザーのみで、振込額の上限は1日当たり10万円です。1回の振り込みにつき176円(税込)の手数料が必要になります。
基本的な使い方としては、相手の口座番号がわかれば直接その番号を入力して振り込みを行います。
口座番号がわからない場合にも、相手の電話番号やメールアドレスがわかればSMSあるいはEメールを介して送金リンクを送って振り込みを依頼することが可能です。相手の方は送られてきたリンクにアクセスして口座番号を入力するだけで振り込み作業が完了します。
多少の手数料はかかるものの、いつでもどこでも誰に対しても銀行振り込みの作業ができるというのは非常に魅力的なサービスですよね。銀行ごとのルールに縛られにくい分、インターネットバンクよりも便利かもしれません。
友人・知人同士での銀行振込はもちろん、口座番号さえわかれば生活費関連や、お子様の習い事など多彩な支払いに活用することができるので、ぜひチェックしてみてください。
プリペイドでも便利!LINE Pay(ラインペイ)は7つの方法でチャージ可能
冒頭でもお伝えしたとおり、LINE Payはプリペイドタイプの決済サービスなので、必ず事前にチャージが必要になります。このチャージというひと手間が必要になることをプリペイドタイプのデメリットと感じる方も多いですよね。
その点、LINE Payにはタイプの異なる7つのチャージ方法が用意されており、プリペイドタイプながら比較的不便なくチャージをして利用することができます。
具体的なチャージ方法、以下に一覧でご紹介しましょう。
方法 | 詳細 | 対象店舗 |
---|---|---|
銀行口座からチャージ (口座振替受付サービス) |
登録銀行口座からチャージ ※LINE Moneyアカウントのみ対応 |
全62行(ゆうちょ銀行、みずほ銀行、楽天銀行、愛知銀行など) |
セブン銀行ATMチャージ | セブン銀行ATMにてスマホ(QRコード)またはLINE Payカードを読み取り、チャージ金額を入金してチャージ | セブン銀行ATM |
QRコード・バーコードチャージ | 対象店舗にてQRコード・バーコードをレジで読み取り、チャージ金額を支払うことでチャージ | ・AINZ&TULPE ・LIPS and HIPS ・アインズ |
LINE Payカードレジチャージ | 対象店舗レジにてLINE Payカードを提示し、チャージ金額を支払うことでチャージ | ・ローソン(ナチュラルローソン・ローソンストア100含む) ・AINZ&TULPE |
コンビニでチャージ | 対象店舗の端末にてチャージ申込券を出力し、レジにて支払うことでチャージ | ファミリーマート(Famiポート) |
オートチャージ | 設定した残高を下回った場合に、自動的に登録銀行口座からチャージ | 登録口座からチャージ |
東急線券売機でチャージ | 最小:1,000円 最大:1回49,000円 |
最小:1,000円 最大:49,000円 |
銀行口座からのチャージであれば、いつでもどこでも自分の都合の良いタイミングでチャージすることができるので、非常にスムーズですよね。それ以外にも、街中のコンビニやそのほかのお店で直接チャージをすることも可能です。
自分に合ったチャージ方法を選べるので、プリペイドタイプならではの不便さをさほど感じることなく利用することができるでしょう。
アカウント、チャージ方法によって異なる金額制限に要注意
LINE Payでは、チャージ方法によって微妙に異なる金額制限を設けています。
チャージ方法だけでなく、アカウントがLINE CashかLINE Moneyかによっても少なからず差が出てくるので、注意が必要です。
チャージ方法ごとの金額制限を一覧で見てみましょう。
チャージ方法 | LINE Cashアカウント | LINE Moneyアカウント |
---|---|---|
銀行口座からのチャージ (口座振替受付サービス) |
チャージ不可 | 最小:100円 最大:1日100,000円 |
セブン銀行ATMチャージ | 最小:1,000円 最大:1回100,000円 |
最小:1,000円 最大:1回500,000円 |
QRコード・バーコードチャージ | 最小:1円 最大:1回49,000円 |
最小:1円 最大:1回49,000円 |
LINE Payカードレジチャージ | 最小:1,000円 ※店舗により異なる 最大:1回49,000円 |
最小:1,000円 ※店舗により異なる 最大:1回49,000円 |
コンビニでチャージ | 最小:1,000円 最大:1回100,000円 |
最小:1,000円 最大:1回299,000円 |
東急線券売機でチャージ | 最小:1,000円 最大:1回49,000円 |
最小:1,000円 最大:49,000円 |
なお、LINE Payのチャージ残高自体も、LINE Cashアカウントでは10万円、LINE Moneyアカウントでは100万円と大きく差があります。
プリペイドタイプの電子マネーで1回で最大100万円もの高額決済が可能なサービスというのはかなり限られてくるので、このLINE Moneyアカウントチャージ残高上限の高さはメリットと言えるでしょう。
それを考慮に入れても、やはりLINE Payを利用するのであれば、なるべくLINE Moneyアカウントを取得することをおすすめします。
送金も支払いもこれ1つ!マルチに使えるLINE Pay(ラインペイ)
LINE Payは、LINE内での友達同士のお金のやりとりだけでなく、街中のお店やオンラインでの決済にも使えるマルチな決済サービスです。プリペイドタイプではありますが、チャージの方法も多数用意されており、ストレスなく普段使いすることができるでしょう。
電子マネーの中でも比較的新しいサービスですが、最近のキャッシュレス決済を後押しする流れに乗って、加盟店の数を急速に増やしています。
さらにLINEユーザーの方であれば今すぐにでも使い始めることができる手軽さも魅力です。興味のある方はぜひ早速サービス登録して、その活用度の高さを実感してみてください。