カードローンは何社まで借入できる?他社借り入れの注意点
もう少しお金を借りたい、しかし今借りているところは限度額いっぱい。しかも既に他社から借り入れをしているので、新たに他で申し込んで審査に通るだろうか?と不安になっていませんか?
1つ借りて返せなくなって、他からまた借りて、自転車操業になっている方もいると思うのですが、それは危険です。
無理な借り入れをしていると、追加の借入ができなくなることもありますので、返済が厳しくなることも。
そこで、カードローンは何社まで借り入れできるのか、複数の借入先がある場合の注意点などについて、お話しします。
あわせて、返済が楽になる可能性のあるおまとめローンについても解説しますので、新しい借入については少し待ってみてください。
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この記事の目次
カードローンの契約は何社までできる?
カードローンは、何社までしか借りてはいけない、という規制はありません。審査にさえ通れば、5社でも6社でも借り入れすることは可能です。
ただし、借り入れできる金額には上限がありますので注意してください。
借入件数についての規定はない
消費者金融なら貸金業法、銀行なら銀行法という法律があり、それぞれ法令に従って運営されています。
その法令の中で、借入件数についての規定は特にありません。ですので、理論上は5社でも10社でも借りられることになります。
ただし、借入ができる金額には上限があるため、現実問題として、2〜3社程度が限界でしょう。
カードローンなどの審査では、申込者の返済能力を収入・他社借入額などから慎重に判断します。これには申込者が多重債務に陥ったり、返済の負担が大きくなったりするのを防ぐ目的もあります。
そのため「何社まで」というボーダーではなく、申込者の返済能力で借りられる許容範囲を超えると、審査で落とされてローンなどを利用できなくなります。
総量規制という借入れ上限はある
総量規制とは、年収の3分の1までしか貸してはいけないという決まりです。過剰な貸付で返済出来なくなる人を出さないための法令であり、正規の貸金業者であれば必ず遵守しています。
たとえば、年収が300万円なら、100万円までしか借りることはできません。
いくらまで貸すことができるか調べるため、カードローンの申し込み時には年収や勤め先を聞かれるのです。
勤め先については、本当に安定した収入を得ているのかを確認する意味もありますが、年齢と照らし合わせ、申告された年収が妥当かどうかを見極める意味もあります。
各社のこれまで培ってきたノウハウで、その年齢でその勤め先なら年収はこのくらい、と妥当な数字が分かりますので、嘘を記入してもバレます。
ただし、カードローンの中には総量規制の対象外になるものも。詳しくはこちらの記事「総量規制対象外カードローン」で解説していますので、ぜひご覧ください。
もちろん総量規制の対象外となるローンであっても、本人の返済能力と照らし合せて「返済負担が大きすぎる」と判断されれば、審査では落とされます。
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審査に通るか不安!消費者金融の掛け持ちはバレるの?
新たに別のカードローンに申し込んで、審査に落ちたという話を聞くと、すでに他社の借入があることで不安になると思います。
複数借入しているというだけで落ちることはないものの、逆にいうと、それが有利に働くこともないので、審査を通過できるかどうかはなんともいえません。
条件を全てクリアしていれば複数借入は可能
複数借りてはいけないという法令はなく、総量規制にひっかからなければ、あとクリアするのは返済能力があるかどうか、という点だけです。
つまり、年収の3分の1におさまり、返済できると判断されれば、他社の借入があるという理由だけで審査に落ちることはありません。
実際、車のローン、住宅ローンを抱えながら、カードローンを利用している人もいますので、何社以上借入していたら審査に落ちる、ということはないでしょう。
複数借入していることはバレる
ただ、借入件数が多いという理由だけで落ちることはないものの、複数の借入先があると、審査で不利になる可能性はあります。
なぜなら、カードローンに申し込むと、ローン会社は必ず信用情報機関に個人情報を照会します。他のローンを利用しているか、返済状況はどうなっているかなどを確認するためです。
申込時に他社の借入を「ゼロ」で申告してもバレますので、正直に記入しましょう。
嘘をついたとなるとその時点で審査に落ちますので、借入件数、金額ともに正確に記入するのが一番です。
ですから、借入の仕方には注意したほうが良いかもしれません。
同時に何社もカードローンに申し込むのはリスクがある!
それなら同時期に複数申し込めばバレないのではないか?と思って、闇雲に申し込んでしまう人がいますが人がいますが、それだけはやめておきましょう。
ローンの申し込みをすれば、信用情報が必ず照会されるというお話をしました。この照会のタイミングは、各社によって違います。
たとえば同時に複数のカードローンに申し込んで、申し込んだ先がすぐに信用情報期間に照会すれば、複数申し込んでいることがわからないかもしれませんが、そうはうまくいきません。
このような状態を「申し込みブラック」と呼びます。ローンの申し込みが多すぎて、審査に通らない人のことです。
自分の信用情報が今どうなっているのか、信用情報機関に開示請求をすれば内容を知ることができます。
信用情報機関は3つあり、それぞれ登録されている情報が違うので、請求先はこちらの記事「信用情報」を参考にしてください。
複数借入をする際の難易度は?
すでに借入があるのに、新たに違うカードローンに申し込むのは、初めてカードローンを利用する人よりも、難易度が上がります。
別のカードローンを申し込むということは、すでに利用しているカードローンの融資限度額いっぱいまで借りており、増額がすでにできなくなっている場合が多いでしょう。
そのような状態で返済に遅れが出ていれば、「この人に貸しても返済できないだろう」と思われます。
また、借入残高がすでに年収の3分の1に近い金額になっていれば、その時点で審査を通過するのは難しいです。
複数借入するのは、「複数」が問題なのではなく、複数から借入しなくてはならない状況に陥っていることが問題です。
複数から借りるよりおまとめローンを利用しよう
そうはいっても、どうしてもお金が必要で、新たに借り入れたいと思う人もいると思います。
ただ、今も返済が滞っている状態で、新たに借入をするとさらに生活が苦しくなってしまいます。
その場合は、今ある借り入れを一つにまとめてできるだけ返済しやすくし、少しでも借金を減らすことを考えてください。
おまとめローンは総量規制の例外
おまとめローンとは、複数のローンを利用している人が、借入先を1本にまとめるための金融商品です。
たとえば、A社、B社、C社と3社からそれぞれ50万円ずつ借りている人が、C社で150万円の借入にしてA社とB社にはC社から借りたお金で返済する、という形です。
おまとめローン専用の金融商品もありますし、融資額の高いローンをおまとめローンとして使う場合もあります。
金利が下がる可能性
カードローンを利用するとき、初めての利用または100万円未満の借入ですと、上限金利が適用されることが多いです。
消費者金融カードローンなら18.0%前後、銀行カードローンなら14.0〜15.0%くらいです。
これがおまとめローンになると、総額でいくらになるかにもよりますが、金利が下がる可能性があります。
例えば先ほどの例のように、3社からそれぞれ50万円ずつ、金利18.0%で借りていたとしましょう。
おまとめローンによって借り入れ合計額は150万円となり、金利が16.0%に下がれば、2%も下がることになります。
総返済額も減る可能性
金利が下がれば、毎月の返済額も少なくなるでしょう。返済の総額も少なくなりますから、生活に余裕もできるのではないでしょうか?
また、複数から借入があると、その件数分の返済日があり、管理も大変だったと思います。
しかし、借入先を1本化することによって、返済日も一つになり、うっかり引き落とし日を忘れていた、というようなミスも防げます。
おまとめローンで多重債務者から卒業
おまとめローンの審査に通ると、他の借入先に返済をしてもらえます(自分で返済する場合もあります)。
ただし、おまとめローンであっても借入先が多すぎると審査に落ちてしまうこともあります。
また、借入金額によっては、必ずしも金利が下がるとは限りません。
1本化することで返済は楽になり、信用情報もスッキリはしますが、返済額が減らない可能性もあるということを考慮し、申込先をよく検討することが大切です。
おまとめローン審査の記事で詳細をご覧ください。
おまとめローン向けの消費者金融カードローン
消費者金融でもおまとめローン専用の商品があります。
また、専用商品ではないものの融資額が高く、総量規制の範囲内におさまれば、おまとめローンとして利用できるものもあります。
プロミスのおまとめローン
プロミスのおまとめローンは、WEBではなく、
- 自動契約機
- 店頭窓口(お客様サービスプラザ)
- 電話(プロミスコール)
から申し込みます。
審査後は、その場で必要書類を発行してもらえるので、迅速に借入ができるでしょう。
融資の上限額は300万円となっており、おまとめローンという融資の性質上、新たな借入はできません。
もしWEB完結がいい、返済のみではなく新たな借り入れもできるようにしておきたいという場合には、「フリーキャッシング」の方がおすすめです。
プロミスを初めて利用する人なら、上限金利が17.8%と他の消費者金融カードローンの18.0%よりも低めだからです。
プロミスで借りたお金で他社の借り入れ分を返済すれば、0.2%でも確実に金利を抑えられます。
また、30日間の無利息期間がありますので、その期間に少しでも返済すれば、元本のみの返済にできます。
最短即日で借りられるプロミスのフリーキャッシングについては、こちらの記事プロミス審査で詳しく説明していますので、ぜひご検討ください。
【プロミスのおまとめローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上65歳以下 |
申込要件 | 本人に安定した収入があること (主婦、学生、パート、アルバイトでも可) |
実質年率 | 6.3%〜17.8% |
融資限度額 | 300万円まで |
その他特徴 | ・消費者金融、クレジットカードの借入のみ ・銀行カードローン、ショッピングは対象外 |
※webから申込完了後、コールセンター(0120-24-0365)へ電話して「おまとめローン希望」と伝えてください。専用審査へ移ってもらえます。
お急ぎならプロミス!土日でも夜間でも24時間OK。web契約なら最短3分、誰にもバレずにキャッシングできます。もちろんパート・アルバイト、主婦、学生もOK!
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※メールアドレス登録、Web明細利用が必要。
あと
アイフルのおまとめMAX
アイフルには、おまとめローン専用の「おまとめMAX」があります。アイフルを利用中、もしくは利用したことがある人用の商品です。
アイフルが初めての方は「かりかえMAX」になるので、今回はアイフル経験者の方向けに説明します。
融資額が最高800万円というのもアイフルの特徴です。借入先が増えて返済の管理が面倒になっている人は、アイフルで1つにしたほうがすっきりするでしょう。
申込から借入までWEBで完結します。カードの発行もありませんので、郵送物もなし!家族にバレるのが嫌な人にもおすすめです。
【アイフルのおまとめMAX】
条件等 | 内容 |
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申込年齢 | 20歳以上69歳まで |
申込要件 | 定期的な収入と返済能力がある人でアイフルの基準を満たす人 |
実質年率 | 3.0%〜17.5% |
融資限度額 | 1万円〜800万円 |
その他特徴 | ・銀行ローン、クレジットカードのリボ払いも対象 ・WEB完結でカードレス |
※webから申込完了後、コールセンター(0120-201-810)へ電話して「おまとめMAXを希望」と伝えてください。専用審査へ移ってもらえます。
WEB申込なら最短18分融資も可能!原則 在籍確認なしで郵送物もなし、誰にもバレずに借りたい人におすすめです。※はじめての方なら最大30日間利息0円。24時間受付中です。
※20~69歳の方が対象です
※提携ATMにて、お取り引きの都度、手数料が発生します。
※アイフル株式会社ATMは手数料がかかりません。
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最短融資25分のレイク
レイクの商品として、おまとめローンはありません。
新生パーソナルローンが提供する「おまとめローン」がありますが、こちらはまた違う会社の審査となりますので、なるべく早く借り入れしたいなら、通常のカードローンの方が良いでしょう。
レイクでは、申込から借入までWEB完結。カードがなくても借入ができます。
お急ぎの人には最短25分融資も可能。早い時間帯に申し込み、21時まで(日曜日は18時)に契約手続きが完了すれば当日中に振り込みしてもらえますよ。
また、最大180日間の選べる無利息期間サービスがあります。
【レイクのカードローン】
条件等 | 内容 |
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申込年齢 | 20歳以上70歳以下 |
申込要件 | 安定した収入があること。パート、アルバイトも可 |
実質年率 | 4.5%〜18.0% |
融資限度額 | 500万円まで |
その他特徴 | ・最短融資25分 ・選べる無利息期間あり ・スマホ手続きで郵送物なし |
借入までがスピーディなのがメリットのレイクについて、こちらの記事レイク審査でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
SMBCモビットは通常ローンを利用
SMBCモビットには、おまとめ専用のローンはありませんが、通常のカードローンをおまとめローンとして利用することが可能です。
SMBCモビットのメリットは、
- WEBで全て完結する(カードレスも可能)
- 電話をすると審査を急いでくれる
- WEB完結なら電話連絡なしにできる
などで、消費者金融カードローンの中でも、かなり柔軟に対応してくれる会社です。
特に、借入を人に知られたくない人におすすめしたいカードローンです。
WEB完結でカードレスにできますので、郵送物がありません。自宅に何も送られたくないという人にはありがたいですよね。契約が済めば最短3分で振り込みしてくれます。
また、急いでいる人はネットから申し込んですぐにコールセンターに電話をかけると、すぐに審査を開始してくれますよ。
SMBCモビットのメリットについては、こちらの記事モビット審査でも詳しく解説しています。
【モビットカードローン】
条件等 | 内容 |
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申込年齢 | 20歳以上74歳以下 ※収入が年金のみの方はお申込いただけません |
申込要件 | 定期収入のある人 |
融資限度額 | 800万円まで |
実質年率 | 3.0%〜18.0% |
その他特徴 | ・WEB完結、郵送物なし ・WEB完結なら電話連絡なし ・急ぎの対応も可能 |
SMBCモビットは最短即日融資可能※でお急ぎでも安心!スピーディ!利用開始まで簡単3ステップです。
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※SMBCモビットは収入証明を提出していただく場合があります。
あと
アコムの借換え専用ローン
自動契約機「むじんくん」でおなじみのアコムにも、借換え専用ローンがあります。他社の借入を1本化できますので、返済が楽になるでしょう。
ただし、通常のカードローンと比べるとそれほど審査がスムーズにはいきません。
申し込みはフリーコールのみで、指示された書類を用意して、自動契約機むじんくんまで手続きに行きます。ただ、その場で審査結果は分かりますので、審査を通過すれば借入までは早いでしょう。
そこで、できるだけ簡単に、もっとスピーディに借入がしたいという方は、通常のカードローンの方がおすすめです。
借換え専用ローンの融資限度額は300万円なのですが、通常のカードローンは800万円です。
また、通常のカードローンなら30日間金利ゼロ円サービスがついていますし(初めての利用に限る)、WEBでも自動契約機むじんくんでも申し込みは可能です。
【アコムの借換え専用ローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳~72歳 |
申込要件 | 安定した収入があること |
実質年率 | 7.7%〜18.0% |
融資限度額 | 300万円 |
その他特徴 | ・貸金業者からの借入のみ ・銀行、リボ払いは対象外 ・アコムが他社に返済してくれる |
アコムのメリットについては、こちらの記事アコム審査でも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
アコムは最大30日間金利0円!原則、在籍確認なし(※)で、最短20分融資可なのでお急ぎの人にも大人気!ネットやATMから24時間借入できます。
※ 原則、電話での確認はせずに書面や申告内容での確認を実施
提携CD・ATMの詳細についてはアコムのホームページでご確認下さい。
あと
カードローンはなるべく一つにまとめる!
カードローンを何社まで利用できるか、法的にその制限はありません。審査に通れば10社でも利用可能ということです。
しかし、貸金業者を利用するときには総量規制という制限があり、年収の3分の1までしか借入することができません。現実的に、借りられるのは2〜3社でしょう。
そもそも、複数借入をしていると、審査に不利になることがあります。
他社の借入があるという理由だけで審査に落ちるわけではありませんが、一度にたくさん申し込みをしている人は、それだけお金に困っているのではないか、十分な返済能力がないのでは?と思われる可能性があるからです。
初めて借入をする人と比べると、複数借入のある人の方が審査のハードルは上がってしまいます。
それならば、新しく申し込むよりも、おまとめローンを使って借入を1本化し、少しでも返済を楽にした方が良いでしょう。おまとめ専用のローンでなくても、フリーローンを使って1本化することも可能です。
たくさん借入先があるとそれだけ管理も大変になりますので、なるべく1本化してスッキリした方が、今後の返済も楽になるでしょう。