スイスの時計ブランド「オメガ」は、宇宙と関わりが深いことでも知られる。1962年、NASAの宇宙飛行士ウォルター・シラーが個人所有のオメガ スピードマスター(第2世代のスピードマスター、リファレンス:CK 2998)を着用して宇宙へ行ったことが始まりだ。
CK 2998は「宇宙に行った初めてのオメガ – The First OMEGA in Space」というニックネームを得る。1965年にはNASAの過酷なテストをパスし、有人宇宙飛行と船外活動における使用認定を取得。現在のスピードマスター プロフェッショナルも受け継いでいる。
そんなCK 2998が、現代のテクノロジーとデザインでアップデートされた。1959年に誕生した第2世代スピードマスターのスタイルを踏襲し、ポリッシュ&ブラッシュ仕上げの39.7mmステンレススチールケースを採用。ブラックアルミのベゼルリングには、スピードマスターに欠かせないタキメーターと、初期スピードマスターと同じ「ドッとオーバー90」を刻んだ。
ブレスレットとストラップの違いによって、3モデルをラインナップ。ステンレススチールブレスレットモデル(310.30.40.50.06.001)は121万円で、10月4日に直営ブティックにて発売のち順次、正規取扱店で販売する。
ほか、ブラックレザーストラップモデル(310.32.40.50.06.001)とブラウンレザーストラップモデル(310.32.40.50.06.002)があり、どちらも116万6,000円、近日発売予定となっている。
グレーブルーのダイヤルは、1960年代に作られたCK 2998のトーンを再現したもの。時分針(アルファ針)とインデックスにはヴィンテージカラーのスーパールミノバ(蓄光塗料)、中央のクロノグラフ秒針(バトン針)はホワイトニスで仕上げている。
伝統あるモデルということで、ダイヤルとリューズにはかつてのオメガロゴをあしらった。ケースバックにはシーホースのメダリオンとともに、“SPEEDMASTER”“THE FIRST OMEGA IN SPACE”“OCTOBER 3,1962”という文字を刻印し、歴史を讃えている。
手巻きの機械式ムーブメントは最新のオメガ コーアクシャル マスタークロノメーター「Cal.3861」を搭載。スイス連邦計量・認定局(METAS)の認定を受けたマスタークロノメーターだ。
- ケース素材:ステンレススチール
- ケースサイズ:直径39.7×厚さ13.4mm
- 風防:ヘサライト風サファイアクリスタル(内面無反射コーティング)
- 防水性能:50m
- パワーリザーブ:50時間