身長168cm以上の高身長女性向けアパレルブランド「ATEYAKA」「MIHARU」を運営するATEYAKAは12月28日、「高身長女性の洋服に関する悩み・諦めたアイテムやテイスト」についての調査結果を発表した。調査は2023年10月27日~11月10日、168cm以上の高身長女性(16歳~66歳)670名を対象にWebアンケートで行われた。

  • 168cm以上の高身長女性に調査

高身長女性にとって着こなしが難しいと必ず声に上がる、ワンピースとサロペット。どうしてもサイズが合わないことが多いため、「バランスがおかしくなってしまう」と思っている人は97%で、ほぼ全員という結果に。

  • ワンピースやサロペットは丈が足りなくてバランスがおかしくなる

「ポッケの位置が毎回おかしくなる。」(177cm/40歳)、「ワンピはミニじゃなければ問題ないけど、サロペットは股上が引っかかるので着ることができない」(170cm/36歳)といった声が寄せられた。また、サロペットはそもそも股上の位置が違うために着ることもできないという人も多く、この2つのアイテムは高身長女性のワードローブにはなかなか仲間入りすることができない。

  • 手首や足首が出る服が多くて冬寒くなりがち

寒い冬にどうしても高身長女性に共通する悩みは、手首足首が隠れない問題。この時期、辛い思いをしている人はなんと約9割もの結果に。「大きめサイズを買って手首足首が出ないようにする!そのため、冬服はだいたいオーバーサイズを着ています。」(173cm/25歳)、「冬に限らず、年中ツンツルテンです。」(178cm/37歳)といった声も。

高身長女性なりに、大きいサイズなどでカバーしたり、冬は「アームカバーが必須」など、アイテムで防寒対策をしている人が多く見受けられた。これから年末年始の帰省などで、寒いところに行く際はコートやダウンジャケットなどが欠かせないが、サイズ的にメンズ用を愛用して対策しているという人も多数。

  • 本当は着たいと思う服を諦めたことがある?

「着たいという服を諦めたことがある?」という質問では、ほぼ全ての95%の人がYesと答えた。今までどのような服を諦めてきたのか、具体的に聞いたところ、ダントツで多かった回答が、「ワンピース」と、そして次に「パンツ」だった。「ミニスカート」も高身長女性には難易度がとても高いという。

冠婚葬祭やイベント時に着用するアイテムや制服なども、高身長女性にはすんなりと着ることができないことも。「ウエディングドレスは、ジャストウエストのデザインのものがハイウエストになってしまい、レンタル品は全滅だったのでオーダーした。」(170cm/33歳)、「冠婚葬祭のスーツのスカートやワンピース。場所が場所なだけに丈が短いと非常識に思われてしまうので困ります。」(173cm/35歳)といった声も。いきなり必要な場面が訪れる礼服は、合うサイズがすぐに準備できるとは限らないため、高身長女性は常に1着自分に合うサイズを用意していることがほとんどだという。

デザインやテイストでも、高身長女性には泣く泣く諦めたアイテムが多くあった。「可愛い系、ほっこりする素材やシルエットは諦めがちです。好きなのに似合わず着れないので悲しいです。」(175cm/36歳)、「本当はガーリーな服が着たいのですが、定番の花柄のパステルブラウスや、中途半端な丈のフレアスカートが壊滅的に似合わないため諦めています。」(172cm/31歳)という声もあったが、特にクールな印象の強い高身長女性は、ガーリーな可愛い印象を与えるデザインや柄を遠ざけてしまいがちだという。

全ての高身長女性の声を総称している意見として、「フリーサイズ」表記や「通販」では絶対に買わないという声が多数。「既製品全て!!」(186cm/26歳)と、売っている服全てを諦めてしまうという意見も見られた。