肌のべたつきや紫外線対策など、夏は特にスキンケアが重要。ただ、自分がやっている肌のお手入れ法はあっているのかよくわからない人もいるはずです。そこで今回は、スキンケアに関する素朴なギモンや悩みを、シオノギヘルスケアの担当者にぶつけてみました。

  • 【意外に知らない!?】スキンケアのウソ・ホント!

■スキンケアのウソ・ホント

――スキンケア化粧品はライン使いしないといけないと聞いたのですが……

スキンケアアイテムは、ブランドによってはライン使いを推奨されているケースがありますが、必ずライン使いをしなくてはいけないという訳ではありません。

アイテムごとにスキンケアを選ぶ際の注意点としては、例えば、弱酸性のスキンケアアイテムにアルカリ性のスキンケアアイテムを重ねると中和されてしまい、効果が半減してしまう可能性があるなど相性の悪い成分がある場合も。

次のライン使いのメリットを加味して、目的に合わせて選ぶのが良いでしょう。

【ライン使いするメリット】
1. 成分の組み合わせを考えなくて良い
2. どんな肌になりたいか、ブランドのイメージから選べる

――紫外線が強い夏は、SPFの数値が高いアイテムを選んだ方がいいと聞いたのですが、ホントですか?

これは、ウソ(部分的にホント)です。

「SPF」とは「Sun Protection Factor」の略で、UV−B(紫外線B波)に対しての防御効果を示すものです。SPFの横の1~50+の数値は、日焼け止めを塗っていない状態と比較して、UV−Bをどれだけ防ぐことができることかを示しています。

数値が大きいほど、防御力は高く、長時間日焼けを防止できる一方、肌への負担も大きくなります。特に敏感肌の人は、むやみに高い値を選ぶと肌トラブルのもとにもなってしまうため、お肌の状態や防ぎたい紫外線の量に合わせたSPF値を選ぶのがポイントです。

――朝洗顔は"しない方がいい"と聞いたのですが、ホントでしょうか?

基本的には朝も洗顔をした方が良いです。

起床後の顔の皮膚は、就寝中に分泌された汗や皮脂がついています。また、夜のスキンケアで使用した乳液やクリームの油分を洗い流すためにも、洗顔をした方が良いでしょう。

ただ、乾燥肌・敏感肌の人は注意が必要です。必要以上に洗顔をしたり、タオルでゴシゴシこすると肌が弱ってしまうため、ご自身の肌質やその時々の肌の状態に合わせて、ぬるま湯だけなのか、洗顔料で洗うのかを使い分けるようにしましょう。

――肌をたたきながら化粧水を浸透させるのが良いのでしょうか?

肌をパンパンとたたきながら化粧水を塗るのは肌にとって悪影響です。

肌への過度な刺激は、顔のたるみや肌トラブルのもととなります。また、肌は刺激に耐えるために固い肌になってしまう可能性もあります。化粧水をつけるときは、手のひらやコットンになじませて、やさしく顔全体を包むように塗るのがポイントです。

――頻繁にあぶらとり紙を使うのは、肌に良くないのでしょうか?

過剰な皮脂や油を取り除いてくれるあぶらとり紙ですが、必要以上に使用したり、肌をゴシゴシこするような使い方をしたりすると、肌に負担がかかってしまい肌荒れの原因となってしまいます。あぶらとり紙を使うときは、皮脂が気になる箇所にポイント使用し、やさしく肌に押し当てるようにして使いましょう。


いかがでしたでしょうか。本記事を参考に、肌のお手入れにトライしてみてください。