コーセーはこのほど、外出やマスクを外す機会が増え、紫外線対策が重要となるこれからの季節に向けて、「日やけ止めの正しい塗り方とメイクの上からの塗り直し方」についての解説を公開した。

  • 日やけ止めの適量(目安)

5月8日には新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行される。すでに3月13日からマスクの着用が個人の判断に委ねられているが、「マスクを着用する人、着用しない人、着脱をする人のいずれにおいても、一年の中で紫外線量と気温が高まる5月以降、日やけ止めなどによる紫外線対策が重要になる」と同社。

日やけ止めは、適量をムラなく塗布することが重要になる。塗ったつもりなのに日やけしてしまう、という場合は、実は使用量が少なく、均一に塗布できていない可能性があるとのこと。

顔全体を塗布する場合、ジェルタイプは直径8mmくらい、シェイキングするミルクタイプは直径15㎜くらいが適量であるという。最初は適量を手のひらに取り、両頬・額・鼻・あごに広げるように置く。

  • 両頬・額・鼻・あごに広げるように置く

続いて、顔全体にムラなく伸ばしていく。指の腹全体を使って、肌に沿わせるように伸ばすと、塗りムラなく均一に手早く仕上げることができる。特に、髪の生え際や目・鼻のまわりなどは、塗り忘れが多いポイントであるとのこと。

  • 顔全体にムラなく伸ばす

同社では、顔だけでなく、追加で日やけ止めを手に取り、首や胸元のデコルテまで塗布することをすすめている。耳の後ろや襟足の塗り忘れにも注意だという。

腕(ノースリーブ)の場合、肩から手の甲まで一直線に日やけ止めを直塗りする。脚の場合も同じく一直線に直塗りするが、腕より面積が広いため、脚の表面・裏面それぞれに1本ずつ直線を引くイメージで直塗りするとよい。次いで、手のひらで大きく円を描くように、ムラなくなじませる。日やけ止めの量は、肌がしっとり濡れるくらいが目安という。

日やけ止めは、時間の経過、汗、こすれによる摩擦などで落ちやすいので、こまめな塗り直しが必要。約2~3時間を目安に、塗り直すこと。特に、マスクとの摩擦が起こりやすい鼻すじや頬は、丁寧に塗り直すとよいという。メイクをしていても、日やけ止めの塗り直しは必須だそう。

メイクの上に塗り直す場合、汗や皮脂が気になる時には、ティッシュやあぶらとり紙でおさえる。次いで、使用の半分量の日やけ止めを手にとり、両手のひら全体になじませる。

  • 使用の半分量の日やけ止めを手にとり、両手のひら全体になじませる

日やけ止めは、手のひら全体を使って顔をおおうように、おさえるようにつけていく。

  • 手のひら全体を使って顔をおおうように、おさえるようにつける

再度、半分の量の日やけ止めを手にとり、両手のひらになじませ、手の位置を横にしておさえるようにつける。手の方向を変えて塗布することで、指の隙間によって塗りムラが生じることを防ぐという。その上からパウダーファンデーションなどを軽いタッチで、薄く重ねれば、塗り直しが完了する。

  • 手の位置を横にしておさえるようにつける