ポーラ化成工業はこのほど、フェイスラインの“もたつき”が人物の印象にどう影響するかについて、検証を実施。その結果、「フェイスラインの“もたつき”が印象を左右することを発見した」ことを発表した。

  • 評価用画像

    評価用画像

検証ではまず、顔の3Dデータを用い、斜め下から見てはじめてわかる程度にフェイスラインのボリュームを変化させ、”もたつきなし”と”もたつきあり”の3Dデータを作製。20〜50代男女400名(性年代祈祷割付)に対し、WEBで、それぞれの正面顔同士(AとA’)、斜め顔同士(BとB’)をペアで提示(画像は左右ランダムに入れ替えて提示)した。

評価者は、【1】「気持ちが上向き」【2】「いきいき」【3】「前向き」【4】「ポジティブ」【5】「意志が強い」【6】「知的な」【7】「自信がある」【8】「感じのよい」【9】「あたたかい」【10】「親切な」の各評価項目において、「左の方が感じる~右の方が感じる」の中から当てはまるものを選択し回答。その回答を評点化し、統計解析に用いた。

  • わずかな“もたつき”が印象をどう左右するか

    わずかな“もたつき”が印象をどう左右するか

試験の結果、斜め顔同士においては、“もたつきなし”画像の方を、より「気持ちが上向き」「いきいき」「前向き」「ポジティブ」「意志が強い」「知的な」「自信がある」「感じのよい」と感じることが明らかに。また、”もたつきあり”画像の方を、より「あたたかい」と感じるなど、これにより、フェイスラインのわずかな違いが印象に影響することが示唆された。なお、”もたつき”の感じ方に違いのなかった正面顔同士においては、印象にも違いはなかった。