1 ナリス化粧品は1月11日、マスクの常時着用が一般的となって定着した現在の「女性のメイクの使用実態」に関する調査結果を発表した。調査は2022年11月22日~12月26日、全国の15歳~54歳の女性2,198名を対象にインターネットで行われた。

  • 現在使用しているメイクアイテム

    現在使用しているメイクアイテム

現在使用しているメイクアイテムを教えてもらったところ、最も日常的に使用されているアイテムは「アイブロウ」で48.4%。次いで、僅差で「ファンデーション」(47.7%)、「アイシャドウ」(46.7%)と続いたが、いずれも5割を切る結果に。「アイブロウ」の使用者は2019年調査で80.5%、2021年調査で76%、「ファンデーション」は、2019年調査で88.5%、2021年調査で78.7%だったため、ともに激減していることが分かる。

また、年齢別に見ると、「アイブロウ」はアラフォー世代が多く約6割。2位の「ファンデーション」は、世代による使用者の割合に大きな差があり、20代で4割以下となっているが、35歳を超えると約6割の女性が日常的に使用していることがわかった。

  • メイクに最も重要なアイテム

    メイクに最も重要なアイテム

次に、使用しているアイテムの中で、最も重要なアイテムを一つ選んでもらったところ、「日焼け止め」と「ファンデーション」(ともに20%)が同率1位に。3位は「アイブロウ」で13.3%。それ以外のアイテムはすべて10%未満だった。

また、メイクをすることが楽しいか否かを聞くと、42.5%の女性が「楽しい(とても+まあまあ)」と回答。これを、最も重要なアイテムとして選んでいるものと掛け合わせたところ、メイクすることがとても楽しい女性は、最も重要なアイテムとして「アイライナー」や「アイシャドウ」を選んでいるのに対し、メイクすることが楽しくない女性は、「日焼け止め」や「ファンデーション」を選択。さらに、メイクすることが楽しい女性は、「口紅」「チーク」など色物のポイントメーキャップ品や、「ハイライト」「ノーズシャドウ」など、より立体感を演出するメイクの技術の必要なアイテムを重要としている女性の比率が高いことがわかった。

  • ファンデーションの使用頻度

    ファンデーションの使用頻度

続いて、日常的にファンデーションを使用していると回答した女性に、ファンデーションの使用頻度を教えてもらったところ、39.6%が「毎日使用している」と回答。ファンデーションを使用するシチュエーションを聞くと、「おしゃれをして外出する時」(64.1%)が最多に。

また、使用する心理としてあてはまるものを聞くと、ファンデーションを使用しながらも、2割を超える女性が「あまり使用したくない」(17.9%)、「全く使用したくない」(2.4%)と思っており、ファンデーションの使用には積極的でないことがうかがえた。