ミライセルフは7月13日、AI(人工知能)を搭載した採用サポートツール「mitsucari(ミツカリ)」が、ヒトメディアの中途採用ツールとして導入されたと発表した。

ヒトメディアは、中途採用者が入社後にミスマッチを感じて早期退職することを防ぐために、2016年2月よりカルチャーフィット(適性)を重視した採用を実施してきた。しかし、カルチャーフィットの可視化は困難なこともあり、納得の行く成果を上げられていなかったという。

導入後は、全ての応募者に対してmitsucariのテストを実施し、その結果を合否の判定ではなく、応募者と企業の相互理解を深めるための材料として活用。具体的には、テスト後の面接で応募者に結果を見せながら、応募者とヒトメディアの価値観が合致している個所と異なっている個所を共有している。現在までで20名以上の応募者にテストを実施し、採用者も誕生した。

mitsucariでは、AIによって企業ごとの価値観・傾向を機械学習し、社員の価値観と企業や部署の文化の相関関係を分析して社員の適性を判定する。個人のテスト結果は、人柄や価値観が14項目7段階で、感受性と指向性が5段階でデータ化され、グラフとして閲覧可能。テストにはスマートフォン、PCなどからインターネット経由で回答することができ、所要時間は15分程度だという。